見出し画像

新作BL公開しました

こんにちは
架空書店「鹿書房」店主、伍月鹿です

今日は昨年の秋から通っていた整体の最終日でした
治療が完了したというよりもこちらから継続を中止した形にはなりますが、無事やめられて今は少しほっとしています
通い始めた当初は意識してなかった姿勢の悪さや、定期的に出かけたり写真を撮ったりすることで意識するようになった髪型など(笑)、細かな変化のきっかけとなった経験でした

立ち仕事をしているので自分の体力には自信がありましたが、30を過ぎてやっぱり衰えてはいた模様
整体に通い、筋トレを勧められて、自分でもメンテナンスを意識するようになったら、旅行やライブのあとでもひどい筋肉痛に襲われることが減り、階段や坂道も以前のようにすいすい登れるようになりました
皆さん、自分の足の指、動いてますか(笑)
わたしは全然動かなくなってて、ストレッチやマッサージをするようになったら劇的に歩くのが楽になりました。衰えって怖い
誰に担当いただいても「肩こりエグ……」と言われたので、そのあたりは自分でも頑張りを継続しないとなりません


新作BL短編公開しました

「プラチナトロフィー0.1%」
西藤にとって、人生はアクションアドベンチャーゲームのようなものらしい。
学校の昼休み、いつもの秘密の場所で西藤と落ち合った矢田は、こんなときでも同じ簡易栄養食品で昼食を済ませる彼に呆れて思わずいつもの調子を取り戻す。二人の決して実現することのできないトロコンの話。

攻め 矢田:真面目ヤンキー
受け 西藤:無気力ゲーマー

pixiv、クロスフォリオ、どちらも内容は同じです

この先、ネタバレを含みます


生徒×教師の救いのないお話です
トロコン=トロフィーコンプリート(プラチナトロフィー)が決してできない人生を若者に背負わせる、という倫理観があやしいストーリーですが、ならではなBLをあまり書いたことがなかったので自分では楽しかったです
本編ではすべてが終わった後のことを描いているので前後の記述はありません

なんとなく考えているのは、矢田は自分との交際がバレて立場が危うくなった西藤を庇って、西藤を糾弾した教師を殴りました
そのもみ合いの末、矢田も怪我をし、教師が生徒に(順番が逆とはいえ)暴力を振るったことが問題になったどさくさに紛れて逃走
同じように逃げてきた西藤と秘密の場所(屋上に続く階段)で落ち合います
とはいえ、未成年に手を出した西藤が立場は圧倒的に悪いので「これからどうするのか」と問いますが、西藤はいつものようにはぐらかす……という時系列になっております
矢田は西藤が自分にとって最善の大人のように語りますが、西藤は未成年に手を出したという一線を越えた以上、どこか大人として見本になりきれない弱さを持つ人間です
だから彼は逃げることを選んだのでしょう

わたしは書きながら「こいつ最低だな」と思ってました
でも、歳の差カップルは大好きです。読む分には平気というやつです

小説や物語ってそもそも、よくないことが描かれているといいますか、不倫浮気貞操観念悪事裏社会などの、自分では決して踏み入れることのできない世界を体験する一面がありますよね
わたしはそういう一面を楽しむものとして読書に親しんできた方なので、実は注意書きをつけるかどうかも毎回少し悩んでいます
いわゆる女性向け界隈の王道地雷ネタも余すことなくイケる口
とはいえ、かなり地雷をお持ちで作品を厳選している方の姿も見聞きするので、一次創作でどこまで受け入れてもらえるものなのかは未だに手探りです

しかし、自分の物語で、しかも観覧数よりも自分が楽しくてしている創作なのに、どっかまだ倫理観がどうのと考えてしまうのは、まだわたしにも破り切れていない殻があるのでしょう
鹿書房のBLはアングラだという開き直りを意識していきたいところです

そう思うと光のBLである「キラプロ!」や「棚岡銀匙」は貴重なシリーズとなっていきそうですね。どこに出しても恥ずかしくないラブコメです


わたしの性癖を開示したついでに昔読んだ小説の話
タイトルも作家様も覚えていない20年以上前の文庫本の小説で
主人公の恋人が何年も前に失踪したか自殺したか、いま傍にいないことを主人公は思い悩んでいます
主人公は恋人の双子の弟と定期的に連絡を取り合ううちに、肉体関係を持つようになります
ある日、ごみ箱に捨てられたスキンを手に取り、中身を……というシーンがものすごく印象的でした。いまでもたまに真似して似たようなシーンを書くことがあります
記憶をなくした恋人がその後すぐ戻ってきた気がするのですが、なにせ大昔に一度読んだきりの話なので、似たような話が記憶の中で混ざっているかもしれません

もしタイトルご存じの方がいらしたら教えてください



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?