見出し画像

創作BL「青い月に啼く」5(前)

人間と魔の混血種が住む民族区域が舞台
混血種が自治のため結成した「凶徒(マフィア)」のとあるファミリーの話

混血種
人里に住む者は殆ど人間と同じ生態だが、身体能力や見た目に強く血統が現れる者もいる
青い月が昇る夜、本来の魔の姿に戻るとされている

登場人物
スターシステムを採用し「鹿書房」こと伍月鹿作品のキャラクターが別人として登場します




 そっと落とされた針が、黒い円盤の上で微かに震え始める。
 モーターが回るような音のあとに、心地いいノイズ。
 フェードインした音楽は、単純なスピーカーに慣れた耳には、不思議な奥行きで響き始めた。

 与えられたホテルの部屋には、レンやゼンが持ち込んだ私物で溢れている。
 スーツケースの大半は、私達のボスのものだった。大小さまざまなケースの中にはラムネの靴や帽子、ドレスや髪飾りなんかが詰め込まれていて、ちょっとした店でも開けそうである。
 レンが並べた酒やレコードは、彼のものだ。
 ゼンは本を大量に持ち込んで、この部屋で籠城している間も退屈する気がしない。
 食べ散らかしたルームサービスの残骸。
 昨夜、賭けに使われたトランプの一部。
 そんなものの隙間に置かれたレコードプレイヤーだけが、この部屋の備品だった。
 肝心の円盤は、置かれていなかった。ディスプレイ用かと思っていたが、然るべき手順を踏めばまだ動くものだったらしい。

「レコードなんて、どこで手に入れたの?」

 ゼンが面白がるように聞く。
 大きな紙ジャケットをスピーカーの上に放ったレンは、吸いかけだった煙草を口元に戻す。

「癒し屋だよ。あそこの客と寝たら、くれた」

 傍に腰かけたゼンの頬には、まだ治りきっていない傷跡があった。
 碌に治療をしないまま晒している傷だ。数日前はグロテスクだった色もだいぶ落ち着いて、人間らしい見た目には戻っていた。
 今日のゼンは、いつも目を覆うように垂らしている髪を後ろに流している。
 頬を見せつけているように見えるのは、実際、彼にそのつもりがあるからだろう。

 ふらふらと窓際に移動したレンは、誰の飲みかけかわからないグラスを拾いあげ、「客」の話を少しした。
 どんな男だったか。どんな風にレンを扱い、どんな言葉に喜んだか。
 事実を淡々と語るようなレンの話は、世間話のようにいつも軽い。

「君のセックスはまるで慈善事業だね」
「ちょっとばかし、いいものを見せてやってるだけだ。お返しをしたくなる程度にね」
「なんて曲?」
「読めない」

 煙を吐き出したレンは、いつもの調子で肩を竦める。
 ゼンはわかりきった返事にも付き合いよく眉を下げ、自分でレコードジャケットを確かめた。
 ピアノの合間に、弦楽器が混ざる。知識がない私には、音だけで楽器の種類は判別できない。
 だが、この曲には覚えがあった。

「『Blue moon』」
「ゼル、知っている曲?」
「昔、チトラと聞いた」

 この土地にぴったりな曲だ。
 そう言ってほほ笑んだ彼によく似合う曲だと思ったから、覚えていた。

 穏やかなテンポに合わせて、レンが身体を揺らす。
 彼も今日は、いつもほったらかしにしている細い髪に櫛を入れている。
 細身に合わせたスーツは、シナノが選んだと聞いている。

 彼はステップを踏むように移動して、テーブルに転がしていたバッチを拾った。

「ゼル、」

 手招きされ、彼の元へ向かう。
 節くれだった手が伸びてきて、私の肩を押した。そのままソファーに縫い付けられたと思うと、レンの骨ばった身体が覆いかぶさってきた。

 吸いかけの煙草を唇に差し込まれた。
 大人しく咥えれば、レンは上機嫌な様子でほほ笑んだ。
 彼はまるで前座をするような手つきで私の体に触れると、襟元に外したままだったバッチをつけた。

「綺麗だな。今日の宴でも、ゼルがまた注目の的だろう」

 口説くような言葉を口にしたレンは、その乾いた手で私を撫でた。
 もう酒に酔っているようなとろけた瞳に、普段より肌を見せない装いの彼は、本当に蜃気楼のように魅惑的だ。
 灰が唇に届く前に、レンが吸い殻を回収する。
 いつの間にか傍にいたゼンが灰皿で灰を受け、私たち順番に、短い口づけを落とす。

「レンもゼルもかっこいいよ。そろそろ行こうか。うちの女王様が待っている」
「そんな時間か」
「ゼル、髪は結んだほうがいい。今日は立食だから」

 ゼンの指示に頷いて、二人を先に向かわせる。
 レコードの止め方を聞いていなかったが、針を持ち上げれば音が止まることは予想がついた。
 くるくると回り続ける円盤は止まらなかったが、そのうち清掃に入ったホテルのものがどうにかするだろう。

 髪を適当な高さで結ぶ。
 いつの間にか、レンの煙草の香りが髪に移っていたらしい。バニラの香りを吸い込んで、最後に鏡を覗く。
 いつも通りの平凡な顔と、似合っているのかわからない礼服の自分がそこには写っている。
 右目の角度を調整すれば、どこからどう見ても地味で、なんの感情も抱かれない男が出来上がりだ。

 唇の上から、隠した牙に触れる。
 今宵もこの剣が揮われることがないことを、そっと祈る。

 最後に部屋を振り返ると、役目を終えたダイヤモンドが微かに光っているのが見えた。

 ◇◇

「貴方も大概、物好きですね」

 凶徒の宴。
 つまり混血種の黒徒だけが参加できる密かなこの会合は、青い月が登り切る夜に行われる。

 青い月の夜は、魑魅魍魎、八百万の神が蔓延るといわれるこの地が、最も危険に満ちる。
 特に夜の街と呼ばれる一帯では、自らを守る術を持たない者は、踏み入れることすら許されない。
 迷い込んだら最後、その者は一生消えることのない傷を負い、その後も青い月がやってくるたびに、恐怖に打ち震えることとなるだろう。
 かつての僕がそうだったように、普段は秘められた彼らの正体に怯え、いっそ関わらない方がマシだったと思うだろう。

 しかし、一度結ばれた縁は簡単に断ち切れない。
 僕は踏み入れてしまった。だからもう戻れない。諦めは僕から余計な恐怖を奪い、もとい麻痺させ、豪華絢爛な空間でも酒の味を感じさせてくれた。

 自らその境界線を跨いだ男にとって、そのグラスの中身は水も同然だろう。
 覚えのある感覚に同情しながら告げると、横にいた男の方が過剰に反応した。

「俺は違う。一刻も早く帰りたい」
「ミノル先生は来なくてもいいと言いましたよね」
「またお前を一人にしてチトラさんに叱られるのは俺なんだ。今夜は絶対離れるなよ」

 先日、街を仕切るファミリーの領地で殺人が起きた。彼らはその関係者である。

 事件は、チトラの手によって適切に処理された。国際政府に余計な介入をさせずに済み、この奇妙な二人組もまだ自由に行動ができている。
 それは、ここにいる全員にとって都合がいい。
 自治区は、国際政府から抓み者にされた者で成り立っている。
 政府の好きにさせるのをよしとせず、自分たちの生活を護るのが彼らがこの街を牛耳る目的だ。何も暴力や恐怖で住民を縛り付けたいわけではない。――外とは違って。

 国際政府の樹立50周年を祝う祭典が、間近に迫ってきていた。
 田舎の極東に順番が回って来るのはまだ先のことになるが、今頃政府は街を清掃するのに忙しいに違いない。

 人間である僕は、この街で多くの権利を持たない。
 だが、それは外の世界でも同じことだ。国際政府は何らかの欠陥を持つ人間を、人間と認めない。
 迫害され、自治区に逃げ込んだ僕は、とあるファミリーとの伝手を得た。彼ら希望通りに金を稼ぐことで、彼らから身の安全を保障されるようになった。
 そういった「例外」は時折あるようだ。
 似た境遇の人間が自治区を出入りした過去があるからこそ、混血種の血を薄めることができる。

 例外の役割は、中と外を繋ぐこと。
 混血種や凶徒の者と人間を引き合わせ、穏便に物事を進められるように手伝うのだ。
 
 この男も、そんな僕の役目を知って、声をかけてきた者の一人だった。

 男が着るスーツは、今朝、ホテルの者に用意させたものだった。
 学生だという彼は、宴に相応しい装いなど持ち合わせていなかった。急遽間に合わせた服装はリクルートスーツのようになったが、少なくとも悪目立ちはしていない。
 地味なネクタイに、派手な仮面が釣り合わない。
 正体がバレればめんどうなことになるため、会場内では絶対に外さないように念を押している。
 脇をしっかりと固めるミノルを鬱陶しそうにしながらも、先ほどから男の膝が笑っているのには気づいていた。
 僕に懇願し、無礼を承知で宴に忍び込んだ男にしては、真っ当な恐怖感は持ち合わせているのだと密かに感心する。

「お願いだから、他所の人に話しかけることはないようにしてくださいね。話すのは、胸にブルーガーネットをつけている方々だけで」
「……わかっている」
「じゃあ、僕は役目を果たしました。あとはご勝手にどうぞ」
「え、トウマくん。どこに」
「僕はボスに話を通す義理がある」

 ミノルの縋るような声を無視して、僕も部下が用意した仮面をつける。

 今夜の宴は、通常の宴同様、仮面舞踏会の形をとっている。
 互いの正体は詮索しない。
 立場やファミリーの垣根を超えた交流も赦されているが、最低限のマナーは必須。
 とはいえ、暗黙の了解をわかっていれば、僕のようなはぐれ者がうろうろしていても咎められない。
 会場は、僕が管理するホテルである。
 新オーナーの手によって装飾されたホールは見慣れない装いをしていたが、非常口や従業員の配置を把握している僕にとって、普段よりも動き易い環境であった。

 今日は、息子の同行が許された。
 僕の合図に傍に戻ってきた彼も、借り物の宝石をつけている。

「ねえ父さん。噂には聞いていたけど、すごい宴だね。映画みたいだ」
「大輝。あまりきょろきょろとするんじゃないよ」
「わかってます。でも、なんだかすごく……現実じゃないみたいで」

 酔ったように同じ言葉を繰り返す息子は、光景を全て目に焼きつけるようにはしゃいでいる。
 パーティー会場の下で血の色のように輝く宝石は、正直、下品だ。
 僕は嫌な経験を思い出さないようにしながら、息子が車椅子を押すのに任せる。

 規模と派手さだけみれば、息子の評価も外れではない。

 人間のパーティーのように生のオーケストラをいれて、巨大なケーキを用意して、とまではいかないが、各ファミリーが金を出し合っているという宴は贅沢を凝らされている。
 全て本物の生花。
 キャンドルで照らされたテーブル。
 磨き上げられた食器に、世界中の食材が使われた料理。
 今日は、黒服も専門のスタッフばかりだ。
 僕らに適切な親切を見せ、対峙している仮面の正体がオーナー本人だと気づいてもこちらに悟らせない礼儀を見せる。

 会場を横切ったところで、テーブルの向こうに見知った姿を発見した。
 息子に合図して彼に近づく。
 耳と尾は出していたが、今日は以前身についていた黒服姿ではない。カジュアルな印象のスーツでも場に溶け込んでいるように見えるのは、彼の若さとスタイルの良さが理由だろう。
 彼も、すぐに私に気づいたらしい。
 口角をあげると、普段は隠されている犬歯が唇の隙間から覗いた。

「こんばんは。ボスは見ましたか?」

 シナノは、いつもの電子メモを取り出した。
 すばやく書かれた二つのアルファベットに、彼が聞きたいことを理解する。

「ソマギではなく、チトラを」
「、」
「知らないみたいですね」

 この「無口」な青年の言いたいことも、かなりわかるようになっていた。
 彼はグラスとペンを持った手で、会場の一角を指し示した。
 そこにファミリーの人間が集まっているのだとわかって、礼を言う。

 塵ひとつ落ちていないカーペットを、車椅子が滑るように進む。
 ふと、初めて参加した宴で私を押したのは、無口な男だったと思い出す。

「そういえば、」
「はい?」
「いや……、なんでもない」

 思えば、それ以来、彼を見かけていない。
 印象的な瞳の男だったことは覚えている。
 だが、何度か出入りした本部の屋敷でも顔を合わせることはなく、名もはっきりとわからない。
 私達のことは、知り過ぎない方がいい。
 そうソマギにも諭されている。私ができるのは精々金稼ぎと彼らのご機嫌取りくらいだ。
 また諦めを心の中に追加して、青い宝石を胸につけた集団に近づく。

「こんばんは、素敵な青い月夜ですね」

 甘美な檻に留まり続ける限り、ここにあるのは安寧だ。

 ◇◇

「で、どうするんだよ」

 会場まで案内してくれたホテルの支配人は、あっさりと僕らから離れていった。
 小柄に見えるのは、車椅子の所為だろうか。
 地味に見えて案外精悍な顔立ちをしている男だった。前もって集めた評判からするとなかなかやり手の人間のようだが、彼も国際政府からは生産性を疑われ、ブラックリストに載っているという。

 生産性。
 国際政府が重視するくだらない能力は、それを活用しない人生を無価値のものと決めつける。

 先ほどからそわそわとしている男は、初めからリストにすら載らない人種だ。
 彼のような気軽さに、憧れていた時期もあった。
 何もないというのは持ちすぎる世の中に置いて一番無敵だ。
 僕は男の似合っていない仮面から目を逸らして、車椅子が消えていった方角を見た。

「探しているひとがいるんです」
「それは聞いた。それで自治区に入りたかったんだろう。全く、最初から正直に言えば俺だって手伝ったっつうのによ」
「自分で見つけないと、意味がないんです」

 実をいうと、探している男の特徴は僕自身にもわからないのだ。
 ただ一つわかっているものも、このおかしな仮面に隠されてしまっているだろう。
 だが、彼と対面すればわかる。
 そう確信していた。
 前回は下手うったが、今回は大丈夫だ。会場を見回せば、思い思いに着飾った魑魅魍魎たちが、青い月に平等に照らされていた。

「なんでもいいけど、騒ぎだけは起こすなよ。お前は俺にとっても大事な学生の一人なんだからさ」

 ちびちびと酒を飲みながら言う男は、想定よりもおせっかいらしい。
 僕は渡されたグラスを煽った。飲みなれない酒が喉を焼くが、そのくらいの刺激がいまは丁度いい。

 目の前を管狐が通り過ぎる。
 会場の隅から微かに投げられた殺気に、また膝が震える。

 仮初の美しい光景にふわりと、異種族の香りが舞う。

 ◇◇

「……あれか」

 若い奴らが面白半分で広めたポケベル文化は、案外役に立つ。
 一部の機器はローカル通信しかできないが、シマの範囲はそう広いわけではない。
 誰かが改造を施して、同じ建物の中にいる限りは電波を拾うようにしているらしい。下手な無線より軽くて便利だと、今朝、若い奴に自慢されたばかりだ。
 一台、確保しておいて正解だったようだ。
 俺は役に立ったと同時に用済みになったそれを放り投げ、咄嗟にトウシが受け止めるのを見届ける。

「ヘリックス。これ、借り物でしょう。壊したら泣かれますよ」
「知らねえ。昔の機械の方が踏んでも壊れねえっていうだろ」
「それはそうですけどね。最近の携帯電話は数年ですぐに駄目になる」

 画面に共有されたのは、男の特徴と仮面の色だ。
 次に届いたのは、決められていた合図だろう。
 トウシが小さなボタンに格闘する。その間にグラスの酒を飲み干すと、嫌な痛みが喉に走った。
 ここのところ、慌ただしくしていた所為だろう。
 今夜は倒れるわけにはいかない。煙草をくわえると、トウシが反射のように指先から炎を出した。

 硝煙の向こうで、トウマの車椅子が遠ざかる。
 残された二人の男が、不安げに会場を見回しているのが、ここからもはっきりと見えた。

「あれが例の、チトラが追い出した人間ですか」
「みたいだね。のこのこと戻って来るなんて、いい度胸だ」

 モノミが囁き、チーリンがくすくすと笑う。
 
「ミノルには同情するよ。彼は何も知らなかったんだろう」
「彼はシマの人間とはいえ、殆ど部外者ですからね。外で仕事をしている人間を飼っているなんて、先代が聞いたら怒りそうですが」
「時代は変わるものだよ、モノミ。先代は先代、チトラはチトラだ」

 切りそろえた金髪を揺らしてほほ笑むチーリンは、今夜は、一層影が濃い。
 ペリュトンは、人間を殺すと、自身の本来の影を取り戻すことができるらしい。上品で、ともすれば可愛らしい顔立ちをしている男だが、その残忍さは月が昇る度にはっきりとする。
 対峙するモノミも本来は家畜や人間を食い殺し、小さな町くらいなら簡単にせん滅できるペルーダの子孫だ。
 まとめた緑色の髪を帽子で隠しているのは、この時期に沁みだす毒液を護るためだ。

 歩く兵器のような部下二人が囁き合うのを見ながら、俺は短くなった煙草を捨てる。

「トウシ。ゼンに合図」
「はい。……ベルじゃなくてもいいですか」

 小さな機械をしまったトウシは、慣れた端末で合図を送る。彼の指にはコンパクトな画面が小さすぎたようだ。
 メッセージが既読になるよりも前に、彼らの上司が顔を見せた。
 いつものように周囲を威圧する色香を振りまいている女郎蜘蛛は、俺たちを目踏みするような瞳を仮面越しに見せた。

「ヘリックス、タイが曲がっています。ところで、ジャックを見てませんか?」
「いや。あいつはいつも会場に来ないだろ」
「そうなんですが、控え室にもいないみたいで……。見つけたら声をかけておいてください」

 言いたいことだけ言って立ち去るラムネに、大勢の男が振り返る。
 中には明らかに敵対ファミリーの男も含まれていて、こんなときだけは愉快な思いにもなった。
 
 遠ざかる彼女に、エスコート役のルーガルーが近づく。
 狼男に立ち向かう度胸のある者がいないらしい。恨めしそうな視線を向ける男たちを笑いながら、三人に指示を出す。

「入口をはれ。この先、誰も外に出すな」

 短い指示でも的確に動くことのできる部下が、俺は気に入っている。
 頼もしい背中を見送りながら、本格的に悪寒がしてきた身体を、俺はそっと震わせた。


登場人物
ラムネ班 主に輸入、輸送などの運びや調達を担当
娼館街との繋がりも深い。ソルジャーの三人であるゼル、ゼン、レンはあまり屋敷や街に顔を出さず、ラムネの命令で外に出ることも多い
三人で行動することが多く、互いの性癖や拗らせ方などを把握してる仲

ヘリックス班 ボスのボディーガードとファミリー内部の監視を行う
ソルジャーはチーリン、トウシ、モノミ
それぞれが国際政府から追われる身で、ヘリックスが面倒みることで自治区の立ち入りを許可された過去を持つため、構成員からは恐れられている

ソマギ班 ホテルの経営、カジノの運営、外交任務を引き受け、自治区の資金源である観光業を支えている
ソルジャーはアサリ、ジャック、シナノ。アソシエーテにトウマがいる
アサリ以外の部下を必要としないソマギの下に、所属を持たないが優秀なソルジャーだったジャックとシナノがついているに過ぎないため、基本的に二人は単独行動をしている

アオイ班 アントの経営とシマの治安維持が役目
先代から続くファミリーの連絡口として、凶徒と住民を繋いでいる最も表社会に近い立場のため、人間に干渉できるショウ、ジャン、ナオトがソルジャーとして所属している。三人とアオイはアントに住居を持つが、ジャンはあまり帰って来ない

癒し屋 自治区内にあるとある商店街のとある店

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?