プロダクトオーナーの挑戦: KPIを定める

okaneです。
今週は、プロダクトオーナー(PO)としての学びや気づきを共有します。
新たに学んだことを自分自身にしっかりと定着させるために、インプットをアウトプットすることが目的です。
そして、同じ舞台に立ち、同じようにプロダクトオーナーとして挑戦している方々に対して、少しでも参考になる情報や視点を提供できればと思います。

今週学んだことは、KPIの重要性です。
「Key Performance Indicator」の略称であり、ゴールを達成するための数値目標です。
KPIを達成するためのサブKPI、サブKPIを達成するためのサブサブKPIを定めるなど、どんどん細分化していくことでやるべきことが明確になります。
(サブサブKPIという言い方をするかは分かりませんが笑)
例えば、メモが行えるプロダクトを提供していると仮定し、メモを取りたいと感じてからメモを取れるまでの時間が短いこと(すぐにメモを取れること)が価値であるとします。
次に、すぐにメモを取れることが価値であるため、テンプレートの使用数(テンプレートに関するボタンのクリック数)をKPIに定めるとします。
テンプレートのボタンをクリックするためには、テンプレートが用意されている画面にまずは遷移することが必要になるため、テンプレート画面への遷移数をサブKPIに設定します。
テンプレート画面へ遷移するためには、まずはプロダクトにログインする必要があるため、ログイン数がサブサブKPIとなります。
上記の様に、ゴールを達成するために逆算した数値目標としてKPIが存在します。

では、なぜKPIが重要か?

KPIが重要だと感じた理由は、KPIがプロダクト改善の基準になるためです。
改善を行うためには、課題が必要です。
課題がなければ、改善を行う必要はなく現状維持でいいためです。

では、課題とは何でしょうか?

課題とは、理想と現状のギャップです。
理想との違いを埋めるために改善を行うのであり、理想がない若しくは理想と現状が一致しているのであれば、現状維持のままで何も問題はありません。
つまり、理想がなければ課題は生まれることはなく、理想と現状のギャップを埋めるために改善を行うことになります。
プロダクトに置き換えると、理想がゴールであったり、ゴールを数値目標に落とし込んだKPIになります。

KPIを定めることで、理想と現状のギャップを把握することができ、改善を行うことができるようになります。
KPI(理想)がなければ、そもそもギャップ(課題)が何かも分からないので改善を行うことはできません。
まずは、KPIを定めるところから始めます。

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