プロダクトオーナーの挑戦: コストと効果

okaneです。
今週は、プロダクトオーナー(PO)としての学びや気づきを共有します。
新たに学んだことを自分自身にしっかりと定着させるために、インプットをアウトプットすることが目的です。
そして、同じ舞台に立ち、同じようにプロダクトオーナーとして挑戦している方々に対して、少しでも参考になる情報や視点を提供できればと思います。

プロダクトの開発内容を決める際の基準は、やっぱりコストと効果だなと感じました。
もちろんスピードやリスクなど他の観点も加味しますが、軸になるのはコストと効果の2つだと思いました。
コストは大きなところで開発工数と技術負債になるかであり、効果は売上や各KPIへのインパクトです。

効果を考える際には、できる限り数字を算出することが重要です。
例えば、「1か月の売上が50万円上がる見込みです」「新規ユーザーが1か月で100人増えます」と言われると、「それならコストをかけてでもやろうか。」と思います。
一方、「「○○のKPIを上げるとユーザーが増えます」「☐☐でユーザーは困っているから解消することで解約率が下がります」と言われても、「で、どれくらいのインパクトなの?効果が分かりづらいからやりたくないなぁ」と思います。

上記は具体と抽象の差で、具体的であればあるほど判断がしやすいです。
開発工数はエンジニアに聞くなど、ざっくり見積もることができるためコストは割と数字で考えやすいのですが、効果については仮説の域になるため数字で出しにくい。
そのため、コストだけで判断されがちになるという構造が無意識に出来上がっている気がしています。
ただ、コストだけで考えてもいいプロダクトを作ることはできないので、売上やKPIのどこにどれだけのインパクトがあるのかを計算式で表現する。
できるだけ見積もり、数字で表す。ということが重要だと感じました。

具体的に考えることも、具体的な内容から抽象的に考え直すこともどちらも難しいです。
ただ、具体と抽象を行き来しなければいい判断はできません。
具体と抽象を繰り返しながらコストと効果を比べて最適な判断ができるよう努力していきたいです。

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