プロダクトオーナーの挑戦: やっぱり分解

okaneです。
今週は、プロダクトオーナー(PO)としての学びや気づきを共有します。
新たに学んだことを自分自身にしっかりと定着させるために、インプットをアウトプットすることが目的です。
そして、同じ舞台に立ち、同じようにプロダクトオーナーとして挑戦している方々に対して、少しでも参考になる情報や視点を提供できればと思います。
今週学んだことは、改めて物事を分解して考えることの重要性です。

分かるの語源は分ける


分かるの語源は「分ける」と言われています。
つまり、何かを理解するということは、その対象を細かく分けて考えることが重要であるということです。
複雑な問題や概念を理解しようとするとき、それを小さな部分に分解することで、全体像がより鮮明になります。
各部分を個別に検討し、それらの関係性を把握することで、本質的な理解が得られるのです。
「分かる」ことの本質は「分ける」ことにあります。
物事を理解するためには、全体を見るだけでなく、それを構成する部分にも注目し、分析的に考えることが重要です。

プロダクトオーナーにも分解が重要


プロダクトオーナーには、複雑な問題を細分化し、深く理解する能力が不可欠です。
この「分解の技術」は、優れたUIやUXを生み出す過程で特に重要な役割を果たします。

なぜ分解が重要なのか

  1. コンセンサス形成の促進 プロダクトオーナーの主要な役割の一つは、UIやUXに関する社内のコンセンサスを形成することです。大きな概念をより小さな、管理しやすい部分に分解することで、チームメンバーはそれぞれの要素について明確に議論し、合意を得やすくなります。

  2. 深い洞察の獲得 問題を細分化することで、各要素をより深く掘り下げることができます。これにより、表面的な理解では見逃しがちな重要な詳細や潜在的な課題を発見できる可能性が高まります。

  3. 柔軟性の確保 最適なUIやUXは、状況や対象ユーザーによって大きく変わります。分解アプローチを取ることで、異なる条件下での最適解を柔軟に探ることができます。

分解の実践

以下のように、状況を細かく分解して考えることが重要です:

  • 「Aという状況下では...」

  • 「Bさんのようなユーザーにとっては...」

  • 「Cという目的を達成するためには...」

このように細分化することで、一般化された「最適解」ではなく、特定の文脈に応じた最適なソリューションを見出すことができます。

結論


より優れた製品を生み出し、ユーザーにより大きな価値を提供するためにも「分解の技術」は重要な基礎となります。
日々の業務の中で、「なぜ?」「誰のために?」「どのような状況で?」といった質問を自分自身に投げかけ、問題を多角的に分解する習慣をつけようと思います。



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