読書感想文: SCRUM BOOK CAMP TH BOOK:スクラムチームで始めるアジャイル開発

okaneです。
今週は、プロダクトオーナー(PO)としての学びや気づきを共有します。
新たに学んだことを自分自身にしっかりと定着させるために、インプットをアウトプットすることが目的です。
そして、同じ舞台に立ち、同じようにプロダクトオーナーとして挑戦している方々に対して、少しでも参考になる情報や視点を提供できればと思います。

今週は、「SCRUM BOOK CAMP TH BOOK:スクラムチームで始めるアジャイル開発」を読んで得たことを記載します。
理由は、弊社ではScrumという開発手法を用いて開発を進めているのですが、私が毎週定期的に行っている会議の重要性を理解できなくなったからです。
Scrum開発では定期的に会議をする必要があるのですが、私が「なぜこの会議を行っているのだろうか?」と疑問に思ったので「SCRUM BOOK CAMP TH BOOK:スクラムチームで始めるアジャイル開発」を読み、改めてScrumの手法ではなぜ定期的な会議がについて学ぶことにしました。
今回記載する内容は、「SCRUM BOOK CAMP TH BOOK:スクラムチームで始めるアジャイル開発」を参照若しくは引用した内容となります。

Scrum開発とは?

まずは、Scrum開発についてです。
Scrum開発とはアジャイル開発の1つです。
アジャイル開発とは、計画通りに進まないことを前提にした開発手法です。
例えば、最初にどんなものをつくるのかをきちんと考えて作り始めたとしても、いざ進めてみると途中でほしいものが変わったり、色々な要望が出てきたりします。
作ることに時間がかかりすぎて、つくったものに意味がなくなってしまったりと開発すべきものは状況に応じて変化していきます。
そこで、一度にまとめて作るのではなく少しずつ作っていき、できあがったものが求めているものと合っているのかを頻繁に確認しながら開発を進めていくこととした手法がアジャイル開発です。
また、Scrum開発はアジャイル開発の一つであり、下記の特徴があります。

・要求を常に順番に並び替えて、ぞの順にプロダクトをつくることで成果を最大化します。
・Scrumでは実現される価値やリスクや必要性を基準にします。
 固定の短い時間に区切って、作業を進めます。この期間のことをタイムボ
 ックスと呼びます。
・現在の状況や問題点を常に明らかにします。これを透明性と呼びます。
・定期的に進捗状況や作っているプロダクトが正しいのか、仕事の進め方に問題がないかどうかを確認します。これを検査と呼びます。
・やり方に問題があったり、もっとうまくできる方法があったりすれば、やり方そのものを変えます。これを適応と呼びます。

西村直人,永瀬美穂,吉羽龍太郎(著)
SCRUM BOOK CAMP TH BOOK:スクラムチームで始めるアジャイル開発、株式会社翻泳社、P22

Scrum開発では、プロダクトへの要求を言葉や図に差し示し(以下、要求)、要求を並べ変えたリストを作成します。
このリストをプロダクトバックログと言います。
プロダクトバックログは、要求の重要度や優先度に応じて順番が決まります。
状況に応じて重要度が変動したり、新しい要求が追加されたりするため、プロダクトバックログは常に変化をしていきます。

また、Scrum開発では、最長1箇月までの固定の期間に区切って、計画、設計、開発、テストなどのプロダクトのリリース判断に必要な全てのことを行います。
この固定の期間のことをスプリントと呼び、スプリントを繰り返しながら開発を進めます。

このようにScrum開発は、開発内容の計画や振り返りを常に行いながら柔軟性を持って進めていく手法です。

定期的に会議が必要な理由とは?

弊社は、スプリントを1週間に設定しており、1週間の中で計画、設計、開発、テストを行っています。
そのため、会議も毎週実施をしています。
そして、Scrum開発は、短い単位に作業を区切って、現在の状況や問題点を明らかにしたり、開発を進めているプロダクトの内容が正しいのかを定期的に振り替える必要があります。

毎種、開発関係者が集まり、会議をしているのですが、その目的は、現在のScrumの問題点を見つけて改善につなげたり、プロダクトの方向性が合っているのかをすり合わせることなのだと「SCRUM BOOK CAMP TH BOOK:スクラムチームで始めるアジャイル開発」を読んで感じました。
私が会議の必要性に疑問を持ったのは、その目的が見失われ、会議が形骸化しているからだと思います。
会議の重要性を再認識できたので、次の会議からは目的を意識しながら意味のある内容にしていけるよう、考えます。
問題点を明らかにし、改善していくために、プロダクトの理想と現状を定義し、ギャップを見つけるようと思います。



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