プロダクトオーナーの挑戦: 社内ワークを通した学び

okaneです。
今週は、プロダクトオーナー(PO)としての学びや気づきを共有します。
新たに学んだことを自分自身にしっかりと定着させるために、インプットをアウトプットすることが目的です。
そして、同じ舞台に立ち、同じようにプロダクトオーナーとして挑戦している方々に対して、少しでも参考になる情報や視点を提供できればと思います。


社内ワークの担当

今週は、社員一同が集まる会議があり、私は会議の中で実施するワークの担当者になっていました。
ワークのテーマは、「コミュニケーション」であり、コミュニケーションに関する課題を解決できるようなワークになるように準備をし、進行しました。
ワークの設計や進行は経験が少なく、担当として指名された当初は「嫌だなぁ」という気持ちを正直持っていました。
ただ、結果的に学びも多く、やってよかったと思えたので、今回はどのようにワークを設計したかを共有したいと思います。

1.課題から考える

ワークに対する経験は少ないのですが、普段の業務とやるべきことは変わらなかったので何とかなりました。
POの業務として、普段から
①問いを立てる
②課題を明確にする
➂どんな手段で課題を解決するかを決める
ということをやろうとしており、ワークについても基本的には同じであったと思います。
どの部分をワークにするかは自由であり、課題を特定するところをワークにしてもいいし、課題を特定した後の解決手段を考える部分をワークにしてもいいと思います。
ただし、どの部分をワークにするとしても、参加者が「何が目的のワークなの?」「私たちは何をすればいいの?」と、迷わないようすることが重要です。今回は、課題は私が特定しておき解決手段をワークのテーマにした方が、目的やワークの内容自体が明確になると感じたため、解決手段にフォーカスすることにしました。

ワークを設計するにあたり、まずは会社の課題を考えました。
普段はペルソナの課題が何かを問いを立てながら考えますが、ペルソナが会社に置き換わっただけなので考えやすかったです。
課題を特定した後は、解決手段の検討になりますが、解決手段の検討をワークのテーマとし、どんな方法で解決するかをワークで話し合うことにしました。
ただ、ある程度内容を絞らないと参加者が「何をすればいいの?」「どうやって考えればいいの?」となりそうだったので、解決手段の方向性を具体的に決めておき、細かい内容をワークの中で決めるという内容でワークの設計を行いました。

2.シミュレーションをしてみる

ワークの詳細を詰めていくにあたり、シミュレーションは重要だと感じました。
ワークの内容を作った後に改めて自分自身を参加者と見立てて実際の流れを想像してみると「これはどういう意味だろう?」「この説明の流れだと理解しにくいな」など、疑問や至らない点が多く出てきました。
また、1度シミュレーションをした後に修正して完了ではなく、修正とシミュレーションを何度も繰り返してワークの精度が高まったと感じます。

3.ストーリーを作る

ワークには、ストーリーも重要だと感じました。
「なぜそのワークをするのか?」について、参加者が納得していないと、ワークが盛り上がらないと思います。
最初から細かいワークの説明をするのではなく、ワークの最初にストーリーを混ぜながら「なぜこのワークをするのか?重要なのか?」を説明できるようにした方がいいと感じました。
最初にストーリーを作って、ストーリーにワークの内容を当てはめる場合もあると思いますが、私はワークの内容を作ってから後でストーリーを付け加えました。
ストーリーを通してワークの重要性が参加者に伝わったとは感じているので、後からストーリーを付ける方法でも問題はないと思います。

まとめ

ワークに関する内容も基本的には普段の業務でやっていることと変わらなかったため、POの業務は仕事をする上での基本的な要素が詰め込まれているのだなと感じました。
POの業務を通じて、その他の業務と共通する部分の思考法やスキルも身に付くと改めて思いました。
PO業務を経験する前であったら、今回のワークの設計にもっと苦労していたと思うので、PO業務を経験していて良かったと思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?