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シーズン14ダイヤ1到達ラビュリンス

 初めての方は初めまして。そうでない方はお久しぶりです。
【神碑】を組む次いでにパーツが集まったので一応組んだ所ハマってしまい、ダイヤ1まで到達したので今日は【ラビュリンス】の紹介です。

 ラビュリンスは罠デッキではありますが、【エルドリッチ】や【神碑】とは異なり通常罠とのシナジーが強く設定されています。「自分の通常罠カードの効果でモンスターがフィールドから離れた場合」に発動する効果を共通効果として持つテーマであり、使い減りする汎用罠とリソースを稼ぎやすいメインギミックで戦う動きは【閃刀姫】にかなり近いでしょう。

 デッキパワーはそこまで高くなく、1枚1枚のカードを大事に使う必要がある難しいテーマですが、事故らないことや回ったときの半無限リソースといった中速の強みと、罠カード故カード1枚1枚のパワーが高いこと、永続罠に強いこと、《灰流うらら》以外の手札誘発に強いこと等の罠ビートの強さを併せ持つデッキです。

・デッキレシピ

 ダイヤ1に到達したのは【スプライト】実装すぐであり、【神碑】や【斬機】へのメタを重く見た構築になっています。除去を基本とするラビュリンスの性質上、スプライトは戦いやすい相手で今の環境の方が楽にランクを盛れたと思いますが後の祭り。
 本記事では1枚1枚採用理由を説明します。ラビュリンスの基本的な動きに関しては深く触れませんが、《ウェルカムラビュリンス》から《白銀の城のラビュリンス》をリクルートしてアドバンテージを稼ぎ、《白銀の迷宮城》があればなお良い。これだけわかっていれば十分読めるものだと思います。

「ラビュリンス」カード(13枚)

・《白銀の城のラビュリンス》

以後姫

 このデッキのエースで、【ラビュリンス】はこのカードを盤面に維持してアドバンテージを稼いでいくデッキになります。基本的に《ウェルカム・ラビュリンス》でリクルートし、手札に来ても困るので2枚採用です。

 ①の効果は地味ながら、【斬機】対面の《リングリボー》や【スプライト】対面の《スプライト・キャロット》を無力化します。
 ②の効果は主に盤面除去として使います。ハンデスは有効札が落とせるか分からず、特にこのデッキは刺さらないカード(《原始生命体ニビル》、《屋敷わらし》等の誘発や《冥王結界波》等モンスターメタカード)を割る可能性もあるからです。ただし、《命削りの宝札》をケアできたり、相手の未判明札がドロー1枚のみの時に発動を許さず除去できる等、ハンデスという行為自体が強い場合も稀に有ります。
 ③の効果でリソース回復できます。このデッキは相手のモンスターゾーンが空くことが多いので、γケアのためメイン2で使いましょう。

・《ウェルカム・ラビュリンス》

以後ウェルカム

 基本的に姫をリクルートします。後述の《白銀の迷宮城》があれば対象を取らずに1枚割れますが、無ければ妨害が増えないので他の除去罠と一緒に発動して破壊効果を狙っていきます。ウェルカム発動、処理→除去罠発動としても、除去罠にチェーンしても基本的には同じですが、《輝く炎の神碑》など姫への除去が重くなるのでチェーンが基本です。
 ①②はそれぞれターン1ではなく、あくまで「墓地に送られたターンに発動できない」なので、フィールドに1枚、墓地に1枚置いておくと毎ターン回収できます。
 ②は他のラビュリンスモンスターと異なり、あらゆる誘発を踏まないので誘発ケアに最適。連続でチェーンを組む時は必ず最後にこれを持ってきます。

・《白銀の迷宮城》

以後城

 必須カードですが引きすぎても困り、アクセス手段豊富なので2枚採用です。
 ①でウェルカムからリクルートした姫の効果を発動できます。自分のカードも割れるので、姫が居る状態でシャンドラ等をリクルート、すぐ破壊してギミックを起動させることも。
 ②の効果は悪魔族なんでも出せます。《カオスハンター》や《魔サイの戦士》を出せるなど拡張性が高いです。
 《幽鬼うさぎ》を踏むのでなるべくチェーンの最後に発動しないように。

・《白銀の城の召使い アリアンナ》

以後アンナ

 最強初動です。このカードから入ることでデッキから好きな「ラビュリンス」カードをサーチしつつ1ドローでき、打点が高いので相手の《I:Pマスカレーナ》を除去できます。
 ②の効果で一応、手札に来た姫を出せます。
 効果はいずれかターン1であることに注意。

・《白銀の城の竜飾灯》&《白銀の城の火吹炉》

以後シャンドラ
以後ストービー まとめて家具

 増Gが重くなるのでストービーよりシャンドラの評価が高く、2:1で採用です。手札コストは優先してウェルカムと後述の《絶対王バックジャック》を切ります。ただしウェルカムを捨ててウェルカムを伏せる動きは墓穴で死ぬのでケア出来ないならやらないように。
 またシャンドラはアタッカーとしても活用でき、姫+シャンドラで2回ダイレクトすればキルです。

 アンナ、姫と異なり《幽鬼うさぎ》を踏まず、代わりに《屋敷わらし》を踏みます。ダメージは後者の方が小さいため、同時にチェーンを組むことがあれば必ず家具を後にしましょう。

罠以外のメインデッキのカード(8枚)

・《強欲で金満な壺》

 最強。入れない意味が無い。
《命削りの宝札》や同名被りを嫌って2枚です。

・《命削りの宝札》

 最強その2。《天獄の王》や手札誘発の採用が困難になるものの、天獄の王は環境的に弱く、罠ビ故誘発との相性も良くないので採用しました。
 家具で能動的に手札を切れるため非常に好相性。

・《強欲で謙虚な壺》

 ドロー扱いではないので《強欲で金満な壺》とのかみ合わせも良く、採用しない理由を探す必要があるカードです。
 ただし後手ゼロターン目に家具効果でウェルカムを伏せ、姫特殊召喚から捲りを狙う場合はデメリットが重くなります。

 ラビュリンスはウェルカムへの《灰流うらら》が非常に重く、うららを引き付けるカードとしてドロソを採用する価値は高いです。

・《絶対王 バックジャック》

 家具で切って良し、《命削りの宝札》で引いても良しのカード。
 デッキトップ3枚に通常罠があればそれを構えられ、無かったとしてもラビュリンスモンスターが落ちれば回収を期待できます。トップ確認効果ゆえにデッキシャッフルには気を付けておく必要があり、ウェルカムや家具効果を使うならチェーンして使う必要があります。逆に言えば、もし3枚をめくって通常罠が無かったとしても、ウェルカム等を挟むことで通常罠がトップに来る可能性に賭けられます。
 ②のトップ確認効果はアンナともシナジーがあり、アンナ②→バックジャック②の順で発動することで3枚の中から1枚ドローしつつ、通常罠を構えられます。

 このカードがあるのでラビュリンスは罠ビの割に増G適正が高く、採用も検討しましたが《命削りの宝札》採用で抜けました。

罠カード(19枚)

・《強制脱出装置》

 非常に汎用的なカードで、このデッキでは
・単純な除去。特に《烙印開幕》《神碑の牙ゲーリ》《相剣大公承影》といった破壊耐性持ちモンスターへの回答
・姫、アンナ効果へのうさぎ、泡のエスケープ
・アンナを戻して通常召喚時効果の再利用
・城があるときに姫を戻し、城効果で再度場に出して追撃
と数多の役割が有ります。その全てでラビュリンスの「通常罠によってモンスターがフィールドから離れる」を満たせ、非常に優秀なので3枚です。

・《バージェストマ・ディノミスクス》

かわいい

 《神碑の泉》や《ブロックドラゴン》に特に強いカードです。
 手札コストはシャンドラやアンナから調達でき、さほど気になることはありませんが、《命削りの宝札》とはアンチシナジーなので神碑が減れば抜きます。

・《無限泡影》

 《命削りの宝札》と唯一共存できる手札誘発です。斬機は《斬機サーキュラー》1枚初動ならこのカードで止められるほか、3ドローを稼ぐ《デコード・トーカー・ヒートソウル》や、対象耐性《トランスコード・トーカー》+《デコード・トーカー・ヒートソウル》の成立を防げるカードであるため3枚採用です。
 このデッキは破壊除去を基本とするため、ふわんだりぃずに性質上非常不利ですが、このカードは採用した通常罠で唯一無効系効果を持つので各種効果を止められます。

・《トラップトリック》

 初動にも妨害にもなれる最強カードです。名称ターン1なので被りを嫌い2枚採用。

・《ドラグマ・パニッシュメント》

以後パニッシュ

 《旧神ヌトス》を落とすことで2面除去できるカードです。
 効果処理時に攻撃力を参照しないとEXモンスターを墓地に送れませんが、破壊耐性持ちを対象にすることは可能で、EXモンスターを墓地に送れます。
 フリチェで逃げるモンスターが居る場合は先に姫を立ててから使いましょう。

・《悪魔の技》

 条件付きで強力な除去が出来るカードで、名称ターン1は無いものの使えない場面がままあるので2枚採用です。

 バックジャックを落とすことで2枚除去できる他、ラビュリンスモンスターを落とせば回収も狙えます。
 自分のカードも割れるので展開札でもあり、《拮抗勝負》を貰った時にバックジャックを落として1妨害構えたり、ウェルカムやラビュリンスモンスターを割ってリソースを維持したり姫のハンデスを起動できます。

・《現世離れ》

なぜかUR

 墓地メタと非破壊除去が出来る罠です。
 墓地に送れなければセットする必要もないため、Pモンスターや「フィールドを離れると除外されるカード(例:自身の効果でSSした《斬機シグマ》)」を対象とすると単純な除去になります。

 テキストからは分かりにくいですが、増G適用下でモンスターをセットした場合は1ドローされます。

 また、墓地にセットできるカードが無いと当然発動できず、さらに
・メインモンスターゾーン5枚が埋まり、墓地にモンスターしか無い場合EXゾーンモンスターを対象に取れない
・魔法罠ゾーン5枚を使用しており、墓地にフィールド魔法が無い場合フィールド魔法を対象に取れない
と微妙に不自由なカードでもあります。前者は斬機対面で、後者は神碑対面で稀に起こります。

・《神の宣告》

 先手最強カードです。
 ラビュリンスでは特に《ハーピィの羽根箒》、《レッド・リブート》《拮抗勝負》といった致命傷と成りうるカードへのケアであり、特に斬機が《レッド・リブート》を採用するため抜けません。

EXデッキのカード

 ラビュリンスはEXデッキはあまり使いません。以下の内《旧神ヌトス》3枚と《サクリファイスアニマ》《閉ザサレシ世界ノ冥神》各1枚あれば十分です。

・《旧神ヌトス》

場に出したことは未だ無い

 パニッシュで墓地に送るカードで、9割9分これを落とします。強欲で金満な壺で飛ぶ可能性を極力減らすため必ず3枚入れましょう。

・《中生代化石騎士 スカルナイト》&《中生代化石 マシンスカルワゴン》

 パニッシュで落とすカードその2です。相手の場にカードが1枚しか無い時はこちらを落とします。なお落としたことはそれぞれ1度しか無く、優先度はかなり低いです。

・《F・G・D》

 パニッシュで落とすカードその3です。高打点モンスターを処理するために必要で、《ガーディアンキマイラ》や自身の効果でパンプした《ギガンテック・スプライト》はこのカードが無いと処理できません。

・《ウィンドペガサス@イグニスター 》

 パニッシュで落とすカードその4です。他のカードでは難しいデッキバウンスが可能で、特に【神碑】対面では《破壊の神碑》や《輝く炎の神碑》にチェーンして(相手の《天岩戸》などを対象に)打つことで《神碑の泉》をデッキバウンスできます。とはいえ使用頻度は高くないのでわざわざ生成する必要はありません。

・《PHYフレームロード・Ω》

 パニッシュで落とすカードその5です。起動効果ではあるものの墓地のカードをデッキバウンスでき、《D-HERO デストロイフェニックスガイ》や《ブロックドラゴン》など墓地効果持ちのカードを除去できます。
《現世離れ》実装のため、ほぼ使うことは無くなりました。

・《リンクリボー》&《サクリファイス・アニマ》

 バックジャックを墓地に送るためのカードです。後手で妨害を踏める可能性がある分アニマの方が優秀ですが、1枚しか持っていないので《リンクリボー》で代用しました。この枠は《転生炎獣アルミラージ》でも可能で、激流葬を採用しているとより強く使えます。

・《閉ザサレシ世界ノ冥神》

 《炎斬機ファイナルシグマ》や《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》など完全耐性を突破するカードであり、悪魔族のため《ウェルカム・ラビュリンス》の制約もすり抜けます。
 また打点が高いため、ATK2500超過3000以下のモンスターに対するパニッシュの弾としても運用できます。

・《双穹の騎士 アストラム》

 《閉ザサレシ世界ノ冥神》を1枚しか持っていなかったので《強欲で金満な壺》で飛んだ時に備えて入れました。

・《トロイメア・フェニックス》&《トロイメア・ユニコーン》

イラスト違い実装おめでとう

 現代遊戯王を代表する汎用除去リンクであり、《ウェルカム・ラビュリンス》の制約にかからないEXモンスターです、
 しかしアンナ、姫を維持しながら戦うこのデッキとは相性が悪く、ストービーとシャンドラがダブついた時にフェニックスを1度使っただけでした。
【エルドリッチ】対面では破壊耐性のついたエルドリッチを処理する手段であり、活躍しないこともありません。

最後に

 とりあえず文字に起こしたい最低限は書けました。今後不採用となったカードや小技、立ち回りなど追記したいと思います。

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