引退

夏の大会に負け、部活を引退しました。
色んな人が応援してくれて、本当に勇気が出たし、めちゃくちゃ楽しかった。一生の思い出。

でも、悔しさが頭から離れない。

もっと良いプレーができたはず。あんなので出し切ったとは言えない。
しかし、負けは事実だし、ここでグチグチ言うのは人として情けない。それ以上にチームのみんなに失礼極まりない。ただ、それなら、そもそもこうして記事に書かなければ良い話なので、この時点で俺は相当に未熟なのだろう。

敗戦から何日か経ち、とりあえず遊ぶことにした。
カラオケとか、買い物とか。
飯も3回行った。
春の大会以降、今までそういった類のものは禁じてきた。外食もずっと行ってなかった。
だから久々の外食はとびきり美味いのだろうと期待していた。

実際美味しかった。
いっぱい金を使って遊んで、確かに楽しかった。
でも、満たされない。  
どこか充実しない。
高校野球に取って代わる存在などない。

ブスブスとそこらへんにある不完全燃焼ではなく、眩しいほど真っ赤に燃え上がるような、そんな青春を望んでいた。

引退後の日々はそうはいかないだろう。
くすぶり続けるだろう。

なら続けるしかない。
父が言っていた。野球の悔しさは野球でしか晴らせない。
次のステージに行かなきゃなんないのかな。
大学野球やります。

高校野球は楽しかった。人生で一番の日々だった。本当にありがとう。

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