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Midjourney:AI模写1000本ノック

千里の道も一歩から。絵描きの修行に欠かせないのが、今も昔も名画の模写。名画ではありませんが、SKRYUくんの新曲?「Screw Driver」が出たので、そのジャケットのイメージをお手本に、Midjourney(以下MJ)で、模写してみたいと思います。

(画像はリンクになっています、曲も聞きながら読んでいただけると幸いです)

Screw Driver / SKRYU

「てか、誰?」という人も多いかと思いますので、1行紹介。SKRYUさんは、元銀行員、愛媛県松山市のラッパーです。数々のMCバトルで名を上げました。

さて、AIでイメージ通りピッタリの絵を描くことはなかなかできるものではありません。60%くらいをゴールにします。多少、脇道に外れて、予想外の画像ができることも許容しましょう。それがAI画像生成の醍醐味でもあります。今回は文字も無視。では、さっそくプロンプトを書いていきましょう。

白いスウェットを着た青年が体育座りをして、空を見上げている。写真スタジオで、黄色いバック紙の前で撮影している。影がない。

そのまま、と言えばそのままですが、これが意外に難しいところです。そもそもイメージを完全に言葉に変換することはできません。

無理を承知で、言葉に変換していきます。

DeepL(翻訳アプリ)に放り込んで、書き出してみます。

A young man in a white sweatshirt is sitting in a gymnasium, looking up at the sky. He is in a photo studio, in front of a yellow backed paper. There are no shadows. --style raw

こういうテーマですと、--style rawがいいでしょう。※下記参考

おっと、全身が入っていないですね。「Full body shot」を追記したくなるところですが、経験上、靴に関するワードを入れる方が全身が入る可能性が高いです。ま、両方入れておきましょう。「体育座り」は、そもそも英語にない表現らしいので、削除。

「白いスウェットを着た青年が床に座って、空を見上げている。彼は白いスニーカーを履いている。写真スタジオで、黄色いバック紙の前で撮影している。影がない。全身のショット。」

A young man in a white sweatshirt is sitting on the floor, looking up at the sky. He is wearing white sneakers. He is in a photo studio, in front of a yellow backed paper. There are no shadows. Full body shot. --style raw --v 6.0

バッチリ全身が入りました。いい感じじゃないでしょうか。左下の3を大きく描き出して、バリエーションを作っていきます。2発目ここまで来るのは、珍しいです。

バリエーション作成時に、プロンプトを少しだけ編集します。左上の影を消すために、「plain background(無地の背景)」を追記します。

A young man in a white sweatshirt is sitting on the floor, looking up at the sky. He is wearing white sneakers. He is in a photo studio, in front of a yellow backed paper. There are no shadows. Full body shot. plain background --style raw --v 6.0

左上の影は消えませんでしたね…
こういうことは、よくあります。気にしない。
スニーカーが破綻していない左上(1)を拡大して、
フォトショップで、強引に影を消去して、

AI模写、おしまい!


教科書的にお伝えすることがあるとすれば、
・AI模写は60%くらいを完成度の目標に
・全身ショットは、靴に関するワードを入れよう
・AIは、プロンプトを100%表現してくれるわけではない。

です。

(おまけ:失敗作)

手でも靴を履く

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