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気象予報士試験対策 学科 一般知識

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#前線

気象予報士試験対策 学科 一般知識 温帯低気圧

気象予報士試験対策 学科 一般知識 温帯低気圧

中緯度地方に現れて低緯度の熱を高緯度に運ぶ役割を担っています。統計的に処理された熱の運搬であるフェレル循環の役割です。

温帯低気圧の学習で重要なことは地上付近の低気圧と上空の気圧の谷との関係です。
500hPa面での気圧の谷をトラフと呼んでいます。地上低気圧の中心と500hPaのトラフを結んだ線(渦管と言います)が上空に向って西方向に傾いていると低気圧は発達します。地上低気圧の西にトラフがあれば

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気象予報士試験対策 学科 一般知識 前線の話

気象予報士試験対策 学科 一般知識 前線の話

天気予報でよく聞く言葉ですね。「前線」
前線は性質の異なる空気が接したところと説明しました。
日本付近には、4つの大きな性質の異なる空気のグループがあります。

🔵オホーツク海気団
 オホーツク海にいます。海洋性の気団なので空気は湿っています。背の高い高気圧なので上空は相対的に暖かくなっていますが、下層は冷たい海で冷やされて寒冷になっています。梅雨期と秋霖期に影響を及ぼします。

🟡小笠原気団

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