山や田んぼの生き物

生き物を見ていると、無駄のない整われた姿に感心します。
特に昆虫は、翅の閉じ方、脚の収め方など、生活環境に応じた体のデザインは、どのようにして生まれてきたのか、不思議になります。
こうした田んぼや山で見られる生き物を、時々紹介していきたいと思います。
ただ、生き物の名前や説明は図鑑に任せますので、私のそれぞれの生き物についての思い出などを交えて書いていけたらと思います。

今日は木の枝に似せようとする昆虫です。
この昆虫は、小学生の頃はとても欲しかった虫で、なかなか見つける事ができませんでしたが、今ではそれほど苦労せずに見つけられるようになりました。
この昆虫はとにかく木の枝になりきろうとします。
おかげで前脚の付け根は口が収まるように湾曲し、前脚を伸ばすと顔がすっぽり入り、二本の前脚をピッタリくっつける事ができます。
動きはそれほど素早くないので、こんな形で敵を誤魔化そうとするのでしょう。
噛み付くなど敵には向かうような武器を持っておらず、口から出す液体とすぐに切れてしまう脚とで敵から逃れようとします。
中には独特な臭いを出すものもおり、この写真のものはてんとう虫のような匂いを出します。
細い体と細い脚が魅力な昆虫です。

どこにいるかな?

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