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今日の作業

今朝は冷え込んで布団の隙間から冷気が入り、眠たくても寝られなくなって起きました。
外は霜で田んぼは真っ白になっていて、山が陰を作り晴天の朝が寒さを増強させます。
平地と違って、山に囲まれた谷や盆地の朝の寒さには空気の重さを感じます。

今日はもみ殻くん炭を出すために、焼いたくん炭を袋に詰めていました。
私はくん炭を燻燃器という装置を使って焼きますが、この装置で焼くと容器の縁のもみ殻は温度が低いため、焼いた時に発生する水蒸気が結露し、これと煙が混じって木酢液のような液になり、この液体を縁にあるもみが吸収して焼けずに残ってしまいます。
できあがったくん炭を回収する際、このもみ殻が混ざらないように気をつけるのですが、境界になる部分はどうしても混ざってしまい、もみ殻混じりのくん炭になります。
以前は商品にならないと考え、溜まってきたもみ殻混じりのくん炭は田んぼに撒いていました。
しかし、混ざっている籾殻は木酢液を吸収しているので単なるもみ殻とは違い、畑や田んぼに撒けば作物の成長に良い影響が出ます。
ですので、今はもみ殻混じりのくん炭として商品にしているのですが、このくん炭を求める方が最近増えているようです。
今まで焼け損ないのくん炭として捨てていたものが、少しずつ人気が出てきていることを考えると、何でも制作過程でできたものは何かしら人によっては価値のあるものになるのだと思います。

今日も右腕を結構使ったことで、右肩に筋肉痛が起きています。
少しずつ稼働領域も広がり、筋力も少しずつ回復しているように感じるので、無理せず作業をしていきたいところです。

もみ殻混じりのくん炭

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