見出し画像

美味しいお米を求める

台風が近づいている影響で、九州の太平洋側では昨日から雨模様です。
ここのところ、まとまった雨があまり降っていなかったので、少し干からびていた野山が潤ってきました。
今は少し潤いすぎて川の水が増え、濁っています。
この様子だと台風の影響はしばらく続きそうです。

トンボになったばかり

ところで、今日は注文していた資材が届き、受け取りに行きました。
この資材は肥料のようなものです。
今まで無肥料でやってきましたが、除草について調べていくうちに、ピロール農法というものにぶつかり、この資材を取り寄せる事にしました。
初めは名前に怪しさを感じていましたが、よくよく調べていくとピロールとは植物や動物にとって重要な化学物質であり、その物質の循環の仕組みを利用したものがこの農法である、ということで興味を持つようになりました。
まずは農法を知るために本を探しましたが、この農法に関する書籍はすでになく、ネットでは元の値段の6倍ほどで古書が出ていました。
他に詳しい情報が得られる書籍は見当たらず、結局詳しく知りたいがために高値でしたが無理をして取り寄せました。
他に資材を販売している企業さんから資料を送っていただき、詳しく知ることができました。
簡単に言えば、資材を投入することでその土地の土壌にいるラン藻類を増やし、ラン藻類の働きでピロールから植物が土中のミネラルを取り込み易くする物質を合成し、植物がそれをミネラルとともに吸収することで、ミネラルを多く含む作物ができるということのようです。
事の始まりは、福井のお殿様への献上米が作られていた田んぼがラン藻類の豊富な田んぼで、美味しいお米が取れていたということから農法の開発研究が進められたとのことです。
そして、そんな美味しいお米ができるなら、一度取り寄せてやってみようということになりました。
資材投入にはその土地に合った資材でないと効果が出にくいようで、土壌検査を依頼したのですが、4カ所調べたうちの1カ所しか2週間ほどでは反応が出ず、投入する時期も迫っていたので見切り発注となりました。
反応が出ない田んぼでは効果も期待できないのですが、投入を繰り返すことで効果が出てくると思うので、気長にやっていくしかありません。
丈夫で美味しいお米ができるなら、何でもやってみたいこの頃です。

ピロール資材


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?