農地を得ること

今日は朝のうちは雨で、昼前から晴れてきました。
雨の後では今のところ畑も田んぼも作業ができないので、役場などの用事を済ませる事にしました。

私は現在、田んぼや畑は借地で行っていて、自分の田畑は持っていません。
いずれは自分の田畑を持ちたいと考えていますが、一般的な土地の売買と同じようにはいきません。
農業を行うためには田んぼや畑という土地が必要ですが、農地法という法律があって、農家でない者が住宅のように簡単に田畑を買うことができません。
農地を買うためには農業従事者になる必要があり、その条件として1年間のうちの農業に従事している日数や、耕作している田畑が一定以上の広さを持つことが必要になってきます。
最近、耕作地の広さについて、かなりハードルが下がっているらしいですが、やはり農家でない者が農地を取得することは大変です。
農業従事者として認めてもらうために、農業委員会という組織に書類を提出し、委員会の議会にかけなければいけません。
この農業従事者認定の書類提出するには農業をしている必要があり、そのために最初は親類や知人から土地を借り、農業を始めていく事になります。
しかし、土地を借りて農業を始めるにも、貸借に関する書類を農業委員会に届出する必要があります。
実際に農業を始めたとしてもすぐに土地を購入することはできず、農業従事者であることを認めてもらうまでの期間が必要であり、それをクリアしてやっと土地購入の手続きができます。

農家出身でない者が農業に従事するには何かとハードルがあり、農地が簡単に購入できないのは辛いものです。
私は両親の故郷ということで親類も多く、田畑を借りることは移住者としては比較的楽だったと思います。
縁もゆかりもない知らない土地へ移住すれば、農地を借してくれる人を探すだけでも大変だと思います。
農業は無からモノを生み出して育てていく作業であり、色々な可能性を持っている仕事だと私は思っています。
そんな魅力ある仕事なので、自分の考えで運営できる農地を取得したいところです。

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