見出し画像

壱岐 iki に魅せられた私の物語 第3話

壱岐に魅せられて5年。
今、私は壱岐の「関係人口」として生きています。

「関係人口」という言葉も知らなかった私が、5年前に愛知から東京に転勤してきて、どうして壱岐の関係人口になったのか。
壱岐をきっかけに多様な人々との関係が繋がり、どのように自分の人生が変わっていったのか。
副業も始め、壱岐で家を借りて、別荘兼一棟貸しを準備するまでに至った私の物語を、少しずつ整理しながら記していきたいと思います。

いざ、壱岐に上陸 2019.9.27-29

はじめに、玄界灘に浮かぶ島、壱岐へのアクセスを少しご紹介します。

壱岐へのアクセス(壱岐市資料より)

壱岐の島は、隠岐の島と勘違いされる方がいるのですが、対馬と福岡の間に位置しています。
出発地は福岡、佐賀、長崎のいずれかです。

福岡からは高速船ジェットフォイルで、博多港と壱岐の西南に位置する郷ノ浦港、東の芦辺港を結んでいます(約1時間)。
佐賀からは、フェリーを利用し、唐津東港と壱岐の東南の石田町印通寺港を結びます(約1時間40分)。
長崎からは空路で、長崎空港から30分ほどで壱岐空港に到着します。

今回の逆参勤交代コースのフィールドワークでは、便数が多く、東京からアクセスしやすい福岡からの航路を選びました。ジェットフォイルの発着港の博多港ベイサイドプレイス博多での集合時間は午前9時45分です。

初めての博多港目指して、早朝の羽田発の飛行機で福岡に到着し、
福岡空港からは、地下鉄とバスで港へと向かいました。
天神でのバスへの乗り換えに戸惑いながら、なんとか集合時間ぎりぎりでベイサイドプレイス博多に到着。
ワクワクとドキドキが入り混ざる中、修学旅行のような気分で、九州郵船のジェットフォイル「ヴィーナス号」に乗り込みます。

博多港 ジェットフォイル乗り場

ジェットフォイルは、思いのほか快適です。
運航率は98-99%と非常に高く、年に数回しか運休しないとのこと。
海の上を疾走する感覚で、あっという間の1時間。
すると壱岐、芦辺港が見えてきました。
芦辺港に到着するジェットフォイルは、壱岐の北に位置する対馬まで向かう便で、対馬行きの乗客の脇を抜けて上陸を急ぎました。

港では、壱岐市役所の方々が手を振って待っていてくれていました。
先日の丸の内プラチナ大学の講座で壱岐の紹介をしていただいた職員の方も見えます。
いよいよ上陸です。
観光とは違い、少しの緊張を感じながら桟橋を渡ります。

すると目の前には、実りの島 壱岐のラッピングバスが!
その派手なラッピングにびっくりしていると、
バスには乗らず、港の目の前にある焼肉店の「うめしま」へ、市役所の方々に導かれるまま進みます。
通されたお座敷のテーブルには、鮮やかな輝きの「壱岐牛」が並んでいるではありませんか。

「美味い」
この牛肉のおいしさは一体なんなのでしょう?
旨みがあるのに、軽やかな油分。
こんなに口の中がさっぱりとする焼肉、初めてです。
早速、壱岐牛の虜になりました。

こうして、私の初めての壱岐、逆参勤交代の旅は始まりました。
そして、どんどん壱岐を好きになっていくのでした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?