掬い上げる砂と泥 濾していくうちに 煌めく光 魑魅魍魎の澱みの中に 燦く意志が 隕石の神話を物語る 白く燃えて闇を貫き 大地に突き刺さる 頁に書き込まれた記述が 新たな…
夕暮れの古代からの 宝石が沈む 人には聞こえない 樹木の囁きが満ちて 切り札にもナイフにもなるカード 未分化の数字のゆらぎ 味方も敵もいない 宝石も石も同じ心の眼差…
使わなくなった 便箋が埃に塗れ 重なっている 手紙を最後に書いた 記憶も曖昧で 葉書も賀状も 書かなくなった 昔の毛筆の句読点の 無い書状 日記に書かれた 昔の歌 夜…
濃い紫の波がゆれ ニュートリノと ダークマターが 手のひらと ティーカップを すり抜けてゆく 無数の時計の 一つの鼓動が 時を刻み 知られざる瞳が 閉じられ 湯浴みする …
一筋の光に照らされ 毒に満たされた グラスが傾く 何も変わらない 風の悪戯が古風な手紙の 文字を綴っている 未来から過去へと 白い鳥はそれを運び 夢のお告げを少年は 日…
うとうとしながら本を 読んでて書かれていることと 別なストーリーに紛れ込む それが自分の記憶だったり 昔見た夢の中だったり たとえ幻の船でも漕いでいれば 何処かにでる…
死と生の隣り合わせ 光と闇の中に種子が落ちる 発芽した芽が 陰に満ちた世界の 内側と外側の扉を開く 夢の幕引きを告げる 朝の光が部屋に満ちて 前衛詩のストロークを 蹌踉…
彗星が身を焦がして 闇を走る 夜の洞あなを照らす 松明 供物が捧げられ とばりが開く 吐き出される言葉は沈黙 それが描く抽象画 百万の瞳が見つめる 見えない光芒 真実の…
夜の鉄路を とぼとぼ歩く 昔は身近にあると 思えた永遠 鉄路の彼方は 遙か向こうに続いて 記憶の中に失われた 宝石が煌めく 言葉だけが伝える 感触を探して本の山に 埋も…
暗い硝子の洋燈に 灯が燈る 夜の波間が星の光に揺れる 迷路のような街並みに 消えてゆく車の明かり 父に最後に会った病室 その表情はもう会えない事を 知っていた 夢の中の…
二十歳前後の頃 薄暗い部屋で カセットで買った アダモを聴いていた フルニエのグランモーヌを 読みながら日中寝て 夜起きながら 単位を落とす夢に うなされた 卒業して何…
薄いヴェールを透して 目覚める光 透けている葉脈 喧騒が近づき 取り巻く世界 スプーンでかき混ぜる ミルクティー 一つの扉を開ければ もう一つの扉が閉じる ダーヴィッシ…
小さな青い星の 夢の雫が落ちる 真空の闇が包む 斑らな喜怒哀楽 冷たく熱い石の夢が 揺籠を覆っている 遠目で見ればそれが全て 足跡は残るのか? ミトコンドリアイヴのよう…
土屋信
2024年5月24日 11:20
掬い上げる砂と泥濾していくうちに煌めく光魑魅魍魎の澱みの中に燦く意志が隕石の神話を物語る白く燃えて闇を貫き大地に突き刺さる頁に書き込まれた記述が新たな発見を呼び起こし本歌取りの作歌が新たな頁を追加する
2024年5月24日 00:11
最近、添加物恐怖症気味。コンビニでは大抵裏面の成分表示をチェックする。Lover's coffeeで買った豆を挽いてコーヒー。煎りたて挽きたてのコーヒーなら砂糖ミルクは要らない。アンティークな雰囲気で気に入っているプジョーのミルとカリタのポット。
2024年5月22日 19:38
夕暮れの古代からの宝石が沈む人には聞こえない樹木の囁きが満ちて切り札にもナイフにもなるカード 未分化の数字のゆらぎ味方も敵もいない宝石も石も同じ心の眼差し善も悪もない素粒子が結びつきやがて悪夢にもない世界を描く
2024年5月22日 07:27
使わなくなった便箋が埃に塗れ重なっている手紙を最後に書いた記憶も曖昧で 葉書も賀状も書かなくなった昔の毛筆の句読点の無い書状 日記に書かれた昔の歌 夜を逍遥し月に照らされひのいにしかたを望む
2024年5月20日 08:04
濃い紫の波がゆれニュートリノとダークマターが手のひらとティーカップをすり抜けてゆく無数の時計の一つの鼓動が時を刻み知られざる瞳が閉じられ 湯浴みする紅茶の香りがただよい夢見られた世界で
2024年5月19日 07:52
最近、我那覇真子さんの読書ライブに参加してたが結構効果的で読書が進んでる。図書館とか昔のホームルームの読書時間みたいな感じ。最近読んでない本を読み進める為に意識的に映画やドラマは見てない。今日もやるみたい。自分が今読んでるのは森茉莉の『父の帽子』。
2024年5月17日 07:18
一筋の光に照らされ毒に満たされたグラスが傾く何も変わらない風の悪戯が古風な手紙の文字を綴っている未来から過去へと白い鳥はそれを運び夢のお告げを少年は日記にしるすエントロピーの増大に抗い毒の包囲網を掻い潜る頌歌を
2024年5月16日 21:33
うとうとしながら本を読んでて書かれていることと別なストーリーに紛れ込むそれが自分の記憶だったり昔見た夢の中だったりたとえ幻の船でも漕いでいれば何処かにでる 幻の地球の反対側でも そこには幻の人が居て幻の自分に巡り会う 書かれなかった詩を夢の中で送った相手の
2024年5月16日 02:30
死と生の隣り合わせ光と闇の中に種子が落ちる発芽した芽が陰に満ちた世界の内側と外側の扉を開く夢の幕引きを告げる朝の光が部屋に満ちて前衛詩のストロークを蹌踉めいてゆくまなざし始まりと終わりの言葉を探して終わりも始まりもないポーズを捨てる
2024年5月14日 13:18
彗星が身を焦がして闇を走る夜の洞あなを照らす松明 供物が捧げられとばりが開く吐き出される言葉は沈黙それが描く抽象画百万の瞳が見つめる見えない光芒真実の様々な影を身に纏う者たち
2024年5月13日 12:32
夜の鉄路をとぼとぼ歩く昔は身近にあると思えた永遠鉄路の彼方は遙か向こうに続いて記憶の中に失われた宝石が煌めく言葉だけが伝える感触を探して本の山に埋もれても其処にはない我楽多を後にして見知らぬ階段を降り懐かしい旋律に触れる
2024年5月12日 10:01
暗い硝子の洋燈に灯が燈る夜の波間が星の光に揺れる迷路のような街並みに消えてゆく車の明かり父に最後に会った病室その表情はもう会えない事を知っていた夢の中の譫言のような自室で寝ている母との会話にならない会話その話の内容を時々考える闇夜に浮かぶ星の名を探しながら
2024年5月12日 06:46
二十歳前後の頃薄暗い部屋でカセットで買ったアダモを聴いていたフルニエのグランモーヌを読みながら日中寝て夜起きながら単位を落とす夢にうなされた卒業して何年か経ってもたまに見ていて今でも焦燥感に疼く図書館では当時あった「白い本」にメモに走り書きした詩を清書した
2024年5月11日 06:42
薄いヴェールを透して目覚める光透けている葉脈喧騒が近づき取り巻く世界スプーンでかき混ぜるミルクティー一つの扉を開ければもう一つの扉が閉じるダーヴィッシュをイヤフォンで聴きながら死んで生きて 生きて死んでを繰り返す
2024年5月10日 13:17
小さな青い星の夢の雫が落ちる真空の闇が包む斑らな喜怒哀楽冷たく熱い石の夢が揺籠を覆っている遠目で見ればそれが全て足跡は残るのか?ミトコンドリアイヴのように宇宙の海図を広げて夢の雫の探索に乗り出す※見出し画像はネットからペイル・ブルー・ドット
2024年5月8日 13:56
LEICA ⅢFSummitar 50mmかすみ草 2004年頃