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他人よりも自分で

  「答えを急がず、対話を続けていくことが大切。この人はこうと決めつけるのではなく、あなたはあなたでいいし、私は私でいい。」(『これからの僕らの働き方』 横石崇編File4 P95)これは、まちの保育園の経営者である松本理寿輝さんの言葉である。私は、ゼミに入る前、グループディスカッションなど、意見を言う場が設けられたとき、他人と似たような意見を発言することで、意見を否定される怖さから逃げていた。ゼミの活動の最中でも、未だに即興で発言することに苦手意識を感じるのは、どこかで「この発言をしたらおかしいのではないか」と、周りを気にしているからだと思う。しかし、この松本理寿輝さんの言葉に出会ったとき、自分は他人と違うのだから、自分の意見を発言することを抵抗してはいけないと感じた。自分の意見が、何かのアイディアを出すきっかけになる可能性がある。議論やディスカッションの場で、黙っているだけではその場にいる意味さえなくなってしまう。自分の発言が、私がその場に参加する理由になると改めて気づくことができた。すぐに、苦手意識がなくなるわけではないけれど、自分の発言から議論の場に少しずつ貢献したい。そして、議論以外でも、私は私だから、他人と違うことを気にせず、自分のやりたいという気持ちに正直に動いていきたいと思う。

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