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その場に出てきた言葉を大切に

 9月17日から19日までの3日間、静岡県の焼津市でゼミ合宿を行った。合宿では、焼津駅前商店街のフィールドワークを通して感じたことや、焼津市の方にインタビューをして感じたことを、素直に残す15分間のラジオを制作した。

 今回私は、パーソナリティやアシスタントではなく、機械を担当した。私のチームは、22時ごろにラジオの収録をしていた。はじめは、ライブではなく“収録”であったため、15分の一発撮りではなく、録音をしたまま何度も撮り直しをしてしまった。言い間違いのない、きれいなものを出そうとしてしまっていたと思う。しかし、音声を聞いてみると、何度も撮り直したせいか、聞いた後のワクワク感はや面白さはあまり感じられなかった。先生に「最後に撮り直すなら、一発撮りで取り直してもいいよ」と言ってもらい、撮り直すことにした。少し緊張感がある中、3人で盛り上げながら一発撮りがスタートした。メインとアシスタントの2人がフィールドワークの話をしていた時、最初の収録の時には出てこなかった話が出てきて、共感する部分や「私はこう感じた!」と思う部分があり、思わず話に入りたくなった。(今回は我慢したが、、、!)
インタビューのパートでは、高ぶった気持ちを上手く言語化できない部分を、言葉になり切らない言葉で伝えようとしている声が、すごく私はいいなと思った。聞いていて話に入りたくなる面白さや、言葉になり切らない言葉は、きれいなものを出そうとせず、感じたことをその場で出てきた言葉で伝える一発撮りだったからこそ、生まれたものであると思う。本当に撮り直してよかった。

 これからもっとラジオは進化していくと思うし、秋学期は私がディレクターとメインパーソナリティーを担ってラジオを制作することもある。生の声で伝えることができるのはラジオの良さ。私は、きれいに作られたものではなく、自分の言葉で素直に伝えることを絶対に忘れず、楽しみながらラジオを作っていきたい。

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