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アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」が好きすぎる。

2022年に漫画原作のもとに放送されたアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」
極度のコミュ症で陰気な女子高生「後藤ひとり」(通称ぼっち)が結束バンドに加入し、奮闘する物語。
やっと視聴環境が整ったので見てみれば、面白いし楽しいし尊いしエモエモだしで、2周目に突入する勢いなんです。
こうして感想を書いているこの時期、舞台再演続編発表が出たり、秋葉原にてポップアップストア、水族館やローソンとコラボ、春夏にはアニメ総集編劇場版公開と、お金が湯水の如く流れ出るファンに草でも食べてろと言わんばかりで震えあがってる今日このごろ。

とにかくこの物語への愛を語りたい。
アニメ各回ごとにざっくばらんな感想を書きたいんです。

※以降、ネタバレを含みますので本編未視聴の方はご注意ください。
特にあらすじなどは書いておらず、すべて主観ですので、解釈違いなどあると思います。ご了承ください。

第1話「転がるぼっち」

ひとり、ブランコに座るぼっち。「私の居場所はネットだけ」と自分を無理矢理納得させようとしたその刹那、駆け寄る虹夏。
この2人の出逢いが、全ての始まりであり、今後の2人の名シーンへと繋がっていく。
いつだって、虹夏のピンチを救うのはギターヒーローで、ぼっちの覚醒には、笑顔のバンドリーダーが居た。この文を書くと目頭があつくなる。

べすと・おぶ・ぼっち
『虹夏の髪の香りを、背後から匂うぼっち』

第2話「また明日」

虹夏の誠実さと優しさに心洗われる。
良い接客をするなら、まずそのお店を愛すべきだと学びました。精進します。

べすと・おぶ・ぼっち
『虹夏の足下でへこたれているぼっち』

第3話「馳せサンズ」

きたーん!
喜多ちゃん本格参戦!
喜多ちゃんのヒューマンビートBOXもどきが聴けるぞ!
喜多ちゃんの底なし混ざりっけなしの圧倒的な陽オーラは憂鬱も悪意も浄化する。

べすと・おぶ・ぼっち
『喜多ちゃんに顔をむにーとされるぼっち』

第4話「ジャンピングガール(ズ)」

個人的に、山田リョウとぼっちのカップリングがいちばん好きです。他の2人と違ってぼっちがリードをとらざるをえないので、テンパるぼっちがたくさん見れるからです。
「バラバラの個性が合わさって、音楽がつくられる。個性を失えば、それはシんだも同然」
これらの言葉は、女子高生だからこそ言える理想論なのかどうか。少なくとも、ぼっちの歌詞に対する方向性を定めた山田リョウの貢献はデカい。

ちなみに、原作だとがっつり、ぼっちのパンチラが描かれてた気がする。

べすと・おぶ・ぼっち
『歌詞なんてチョチョイのちょいと調子にのるぼっち』

第5話「飛べない魚」

ぼっちが、虹夏の夢を、この4人で叶えたいと決意する。まだ真意を知らないにもかかわらず。ぼっちがバンドのメンバーとしての覚悟を決めたということは、成長以外の何ものでもないはず。それが演奏に表れた、ということか。

店長の入力していたバンドのうち、「緑黄色野菜」があった。もうそれはただの野菜やん!

べすと・おぶ・ぼっち
『喜多ちゃんの言葉に満面の笑みでうなずくぼっち』異様に可愛かった。

第6話「八景」

みんな大好き、きくりさん初登場。
OPでのラスボス感が凄いきくりさん。
まさに、ぼっちの支えであり、お師匠の貫禄。
それにしても新宿の夜を飲み歩くには危なっかしいぞ!自分をもう少し大切にして!

あと、ファン1号と2号もこの回から。
2号と大人ぼっちが同棲する2次創作を読んだことがある。凄い良かった。

べすと・おぶ・きくりさん
『敵を見誤るなよ』
やっぱギャップにやられちゃうよね。

第7話「君の家まで」

友達と自分の親が一緒に楽しそうにしてるの、なんだか恥ずかしいよね。

ぼっちの性格が、他者への強い気遣いからくるモノだとわかる気がする。優しい子なんだよ。

というか、ツイスターやったの?喜多ちゃんそこそこタイトなスカートだったぞ?

べすと・おぶ・ぼっち
『自信満々のデザイン案をゆらゆらしながら見せるぼっち』

第8話「ぼっち・ざ・ろっく」

古今東西全ての創作物のタイトル回は神回である。

ぼっちの覚醒。虹夏の夢。
泣かずにいれるかよ。
EDの「なにが悪い」まで含めて最高。
演奏中、バンドの状態を俯瞰して見れたぼっち、凄い。

べすと・おぶ・ぼっち
『劇中曲「あのバンド」演奏時のぼっち』
喜多ちゃんの歌う「〜鼓動」に合わせてアップになったぼっちの顔にゾクッとする。

べすと・おぶ・きたーん
「ペペロプリプリパピプペポー、ペロぺパチーナ
のショートで」

第9話「江ノ島エスカー」

中盤、主人公の意識がほとんどないだなんて。
セミのお墓に卒塔婆まで、なんて優しい子なの、ぼっち。
浮き足立ちすぎて、珍しくアウェイ気味の喜多ちゃん。陽の光ときた〜んリミッター解除により、珍しくテンション高めの山田リョウが見れる。

この結束バンド4人が、いつまでも仲良く、健やかに音楽活動してくれますように。俺はそうお参りしたぞ。

普通の子じゃあ、ぼっちの奇行に嫌気がさしてもおかしくないのに…
ホントにみんな良い子すぎる。

江ノ島に行きたくなりました。

べすと・おぶ・ぼっち
『オヨゲナイノニ、ウミイクイミナイデスヨネェェ』

第10話「アフターダーク」

喜多ちゃんのぼっちへの強い思いがやがて、伝説といえる文化祭ライブへと繋がっていく。
「シックハック」のモデルはやはり「八十八ケ所巡礼」なのかな。

べすと・おぶ・ぼっち
『ナチュラルにゴミ箱に入りこむぼっち』

べすと・おぶ・店長
『クズども、返すの遅れてすみませんでしたと言え』店長のツンからでしか得られない栄養がある。

第11話「十二進法の夕景」

あの世紀末2人組のくだりはなんなんだ。

べすと・おぶ・ぼっち
『お化けの前でボーっとするぼっち』

べすと・おぶ・山田リョウ
『ぼっち!もてなせ!』

第12話「君に朝が降る」

「星座になれたら」
パフォーマンスを崩すことなく、異変を察知してアドリブをする喜多ちゃん。
喜多ちゃんの意思をくみ取り、ぼっちへのギターソロへと繋いだリズム隊の2人。
そして、ぼっちのギターソロ。
ぼっちの喜多ちゃんへの憧れを表現したであろうこの曲を、まさに星座のようにメンバーが繋げた名演。

ぼっちの異変にいち早く気づく、きくりさんもかっこいい。
OPも兼ねた「忘れてやらない」にあわせて映る学校の風景。ちゃんと、ぼっちの居場所だった。
お父さん、涙枯れ果てるんじゃないか。

そして、ぼっちの客席ダイブと新たなギター。
ワンピースでいうと、「伝説は始まった」

べすと・おぶ・ぼっち
『腹話術人形ぼっち』

ぼっちの最後のセリフ。
「今日もバイトかぁ」
第1話では考えられないこの言葉。
一歩ずつでも千歩ずつでも。
ぼっちは確実に成長をしている。

こんな頃が自分にもあったのかなぁ?
今夜はヤケ酒だぁぁ。

本当にバンドって良いなぁと、しみじみ思いました。





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