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ヘルメスとかグノーシスとか...その前に「オデュッセイア」をのぞき見してみた

「ヘルメス」「グノーシス」に関心を持ったキッカケ


2024年はギリシャ神話でも勉強しよっかな。。。
と、マイペースな研鑽からスタートしたのですが
これがまた、いろんな発見があって けっこう面白いのです

でも、
ローマ神話とギリシャ神話の神々の名前

どっかで聞いたことあるな。。。みたいのがたくさんあって
登場人物(神々の名前)を覚えるだけで一苦労なのです

また、
わたしの研鑽法って少々面倒くさいんです

読みやすい日本語訳された文献だと頭に入ってこないというか
納得いかない性分なのです

なので、
世界的にも最も広く行き渡っているであろう英文テキストを見つけて、翻訳ツールと電子辞書をググりながら1つ1つの単語の意味を丁寧に見ていく…

そんな至極根気のいるスタイルを信条としているのです


オデュッセイア(=ユリシーズ)

ホメロスの「オデュッセイア」を例にすると
こんな感じで始まります

 ミューズ(Muse)よ、トロイの有名な町を略奪した後、遠く(あまねく広範囲)まで旅をしたあの[巧妙, 賢い, 多才で]独創的(ingenious)な英雄(hero)のことを教えてくれ。

 彼は多くの都市
(cities)を訪れ、その風俗(manners)や習慣(customs)を知る(acquainted)(nations)も多かった。

 さらに彼は、自分の命
(own life)を守り、部下(his men)を無事に帰そうとする間、海(sea)で多くの苦しみを味わった。

 彼らは太陽神ヒュペリオン
(Sun-god Hyperion)の家畜(the cattle)を食べるという、まったくもって愚か(sheer folly)な行為によって滅んだ[死んだ](perished)からだ。

 そのため、神
(god)は彼らが家[故国](home)にたどり着くのを妨げた(prevented)

 これらのことについても教えてください、ヨーヴェ[ジョーブ](ゼウスJove)の娘よ、あなたが知りえたその情報源
(source)が何であれ、あなたはそのことを知っているからだ。

 こうして、戦死や難破を免れた者は、ユリシーズ(Ulysses 英雄オデュッセウス)を除いて、全員無事に帰路についた。

 そして彼は、妻と国に帰ることを切望していたにもかかわらず、女神カリプソは彼を大きな洞窟に閉じ込め、結婚させようとしたが、年月が経過したある時、神々が彼をイサカに帰すよう定めた時が来た。

 しかし、同胞の中にいたときでさえ、彼の悩みはまだ終わっていなかったにもかかわらず、ネプチューン
(Neptune ローマ神話における海神=ポセイドン)を除くすべての神々は彼を憐れみ始めたが、ネプチューンはなおも絶え間なく彼を迫害し、家[祖国]に帰そうとしなかった。

 今、ネプチューンはエチオピアに向かった。「世界の果てにいる人たち ~ 一方は西を、もう一方は東を向いており]世界の果てにあるエチオピアでも、西と東に分かれていた。

 [ネプチューンはエチオピアで]羊と牛のヘカトゥーム
(hecatomb 雄牛100頭の生け贄|何らかの原因による広範囲にわたる大規模な人命の損失による報酬[戦利品]を受け取りに行き、祭りを楽しんでいたのだ。

 しかし、他の神々はオリンポスのヨーヴェの家に集まり、神々と人間の主であるヨーヴェが最初に話をした。そのとき彼は、アガメムノンの息子オレステスに殺されたアイギストスのことを考えていた。そこで彼は他の神々に言った。

ネプチューン=ポセイドン

ワンピースでお馴染みのネプチューンはポセイドンのことだったんですね

ネプチューンはローマ神話における海神であり、ギリシャ神話のポセイドンに相当します。
海の支配者であり、地震や津波を引き起こす力を持つとされています。

地震や津波を引き起こす力って😱

WHOとヘルメス

で、
そのネプチューンがエチオピアに行き。。。
エチオピアってWHOのテドロスさんの故郷でしたよね

あひ?

しかも「ヘカトゥーム」って、
もろ、ワクマンがらみのジェノサイドみたいな話しですよね😱

▶ヘカトゥーム(hecatomb)
多数の犠牲、大虐殺、大殺戮
100頭規模の大量の生け贄
an extensive loss of life for some cause
(何らかの原因による広範囲にわたる大規模な人命の損失)

※「ワクマン」は下ネタな😂
「チン」の代わりでござんす

アイギストスになるな!

でもって。。。

 「結局のところ自分たちの愚かさ(folly)にほかならないことで、人々がいかに私たち神々(Gods)に罪をなすりつけ(lay blame)神々を責め立てる(blame)のかを見てください。

 アイギストス
(Aegisthus)を見よ。

 彼はアガメムノン
(Agamemnon)の妻と不当に愛し合い、アガメムノンを殺さなければならなかった。

 それが自分の命取りになることはわかっていたにもかかわらずにだ。

 私はマーキュリー[水星|ヘルメス]
(Mercury)を遣わして、これらのことをしないように警告した。というのも、オレステス(Orestes)が成長して故郷に戻りたくなったとき、必ず復讐を果たすからである。

 マーキュリーは善意で彼にそう言ったのだが、彼は聞く耳を持たなかった。そして今、彼は全ての罪の代償を支払うはめになったのだ[全額を支払うはめになったのだ]。


ギリシャ神:ヘルメス(Hermes)=マーキュリー(英:Mercury)

やっと出てきました
ヘルメスってマーキュリーのことだったんですね

しかも太陽神(最高権力者)から最も近い位置にいる腹心の部下?
「水星」なのだそうです

▶ギリシャ神:ヘルメス(Hermes)=マーキュリー(英:Mercury)
〔ローマ神話〕メルクリウス
・商売の神、雄弁家、職人、商人
・盗賊の守護神、神々への使者、神々の使いの神
・雄弁・科学の神
・情事の取り持ち役、提灯持ち
・案内人、報道者、仲介者、橋渡し役
・水星(太陽に最も近い惑星)
・水銀計(晴雨計、温度計)
・水銀剤(皮膚感染や梅毒などの治療用)
・陽気
・活気、快活、気まぐれ、移り気
・錬金術師の命名

水銀剤といえば美白?

「おしろいに使われている鉛白や水銀化合物は毒なんだよ」

これは
アニメ「薬屋のひとりごと」や「異世界薬局」なんかでも取り上げられてましたよね

美白化粧品に水銀を、使用することは禁止されていますが、ごく少量の水銀を防腐剤として使用することを許可しているのだそうです😱(参照HP

こうしてみると、
「美白」がらみのこともヘルメスから来てる!?

盗賊の守護神とか、情事の取り持ち役とか
ネットカフェの名前まであるでしょ(笑)

情事の取り持ち役って、
いわゆる売春あっせんとか、ガーシーとか、
松本人志のアレみたいな話しじゃないですか

これで、
ちょっと「ヘルメス」なるキーワードが、とても気になってしまったのです


「ヘルメス憲章」


すると、
「ヘルメス憲章」みたいな話しが出てきたのです
ヘルメス憲章の英訳タイトルは「The Corpus Hermeticum」

ムムムム

でもって、さっそく
この英語タイトルの「解題」に取り掛かったのです


憲章(コープス)の解題

Corpus
 14c; ラテン語 corpus(体, かたまり=body)より
 ・⦅文書・法典・特定の資料・作家の文書などの⦆集大成, 全文献, 大全, 全集
 ・⦅知識・証拠の⦆集積
 ・コーパス - 記録された発話・テキストの集積, ある言語または方言の分析・研究の基となる発話;言語資料
 ・体, 身体(body=生死を問わない肉体, 組織…)
 ・(特に人間・動物の)死体(corpse 人間の死体)
 ・⦅解剖学⦆死体, (身体・内臓・器官・組織の)主要部分,
 ・(特別な性質・機能を持つ)体, 肉体
 ・何かの[物の]本体, 中身, 主要部
 ・利子・収入などに対する元金(parincipal)
 ・(信託・基金などの)主体財産(body)
 ・基本金, 資本金, 元本
 ・⦅音楽⦆バイオリンの全長
 ・清算会社
 ・破産企業体

ヘルメティックの解題

▶Hermetic
 ・錬金術の, 神秘的な, 神秘学の, 古代科学の
 ・《正式》密閉[密封]した(airtight), 機密の, (社会・世界が)閉ざされた
 ・難解な, 理解しがたい(obscure)
 ・秘密の, 不思議な
 ・秘術[オカルト]の,  密教的なもの
 ・空気が入らない, 気密の
 ・外部と接触しない, 外部からの影響を受けない、外部からの影響[力]に左右されない
 ・社会から隔たった, 閉じこもった, 閉鎖的な
 ・秘儀的な, 秘伝の(esoteric)、
 ・隠遁の, 独居の
 ・グノーシス主義
 ・《生命》気密~
 ・《機械・化学・工科学・生命・医学・薬学》気密の~
 ・《物理・原子力・環境》密封した
(参)airtight
 ・気密の; 攻撃の乗じる隙のない, 水も漏らさぬ議論・防備
 ・(理論・議論・論理などが)すきのない, 付け入るスキのない, 完全無欠な
 ・相手に乗じる隙を与えない, 完璧な
 ・食品缶詰
 ・《ホモ俗語》受身役の男性が体の3つの開口部を同時に他の3人の男性にふさがれた状態
(参)obscure
 ~に対して[~に反対して|完全に](ob)覆う(scure)
 ・はっきりしない, 不明瞭な, 解しがたい, あいまいな
 ・よく知られていない, 忘れられた, 隠れた, 人目につかない
 ・へんぴな, 世に知られない, 無名の, 身分の低い, 微賤の(humble)
 ・暗い, うす暗い, 暗がりの, 闇に包まれた
 ・どんより曇った, もうろうとした
 ・色が黒ずんだ, 鈍い, 光沢のない
 ・暗黒, 夜陰, 闇
 ・おおい隠す, 曇らせる
 ・(名声などを)おおう
 ・人の光輝を奪う
 ・わかりにくくする, 混乱させる, 意味を不明確にする
 ・〈判断力などを〉弱める, 損なう
 ・〈陳述・詩などの意味を〉分かりにくくする, あいまいにする, 覆い隠す
 ・よく聞き取れない, (母音を)あいまいな音にする
 ・(音・形など)ハッキリ感知できない, かすかな, ほんやりとした, 不鮮明な
 ・五官(五感)でとらえられない
 ・注意をひかない, 目立たない, 人里離れた
 ・《米ハッカー俗語》説明書[資料]に書かれていない
 ・《米俗》変な、奇妙な
(参)esoteric
 ・難解・深遠な, 秘儀・奥義の, 内輪の, 密教の
 ・選ばれた少数者だけの
 ・普通の人には理解できない
 ・(哲学的・宗教的教義などが)少数の弟子[高弟]だけに伝えられる
 ・秘伝の, 内密の(secret 分け離された → 隔離された → 秘密の → 他の人から分離させたこと|分離された)

ちょっと、これ
すごすぎでしょ

で、
今度は

「グノーシス」の解題

です

▶Gnosis
グノーシスは「知識」または「意識」を意味する女性ギリシャ語の名詞
1703. 近代ラテン語〈近代ラテン語<ギリシャ語 gnōsis 知ろうと努めること〉知識、認識の意。
特に古代ギリシャの末期では、神秘的、直感的にとらえられた神の霊性の認識をいう。
①ローマ帝国周辺に興った諸宗教思想における救済をもたらす神の認識。
②キリスト教の異端思想。
人間が肉体・物質世界から浄化され自分が神であることを認識することで救われると説く。
③知的、理論的なものではなくて、神秘的、直感的な神の啓示の体験における英知(霊知)をいう。
霊的認知、霊的認識、霊知、神秘的直観、霊的直観的認識
覚知(古代キリスト教グノーシス派の根本主張で秘儀的な精神知をいう)
-gnosis
(特に病的の)認識
知識、認識、認知
knowledge of spiritual mysteries
late 16th cent, : from Greek gnosis 'knowledgr' (related to gignoskein 'know' )
スピリチュアルな神秘の知識
16世紀後半:ギリシャ語のgnosis「knowledgr 知識・学識・学問《研究・観察・経験などから得たかなりまとまった情報」(gignoskein「知る」に関連)から。

※ギグノスケイン(gignoskein)は、古代ギリシャ語で「知る」「認識する」「理解する」という意味の動詞です。英語の「know」や「understand」に相当します。
日本語では、「知識を得る」「真理を理解する」「物事を深く認識する」といった意味合いとして使われます。

これって全部じゃん!
と、直感したのです

グノーシスとサンスクリット語~ヴェーダの関連は?

で、
「覚知」とか「霊的直観力~認知」という話しが出てきましたので

これはヴェーダを抜きには語れない。。。
そう感じたのです

Gnosisの英訳は「knowledge」
ギリシャ語では「νώση」
これをサンスクリット語では「jñānam」という(中性名詞)

▶jñānam(中性名詞)
・知識(knowledge)
・学問・学識(learning)
・[観察による]知覚・認識(cognizance)
・意識・自覚・正気でいること(consciousness)
・理解(understanding )
・秘密を知っていそうな(knowing)
・聖なる知識(sacred knowledge)
・知性の器官(the organ of intelligence)
   organ 政府などの組織・機関, (男性の)性器(penis)…
・苦労して進む ⇨ 知覚する・感じる・[五感の]感覚(sense)
・意志・感情に対する知性・思考[理解]力・知力(intellect)

もうこれ。。。
「グノーシス」は「ヴェーダ」からなる古代インド思想を抜きには見えてこないと思います

グノーシスは、相当にヴェーダの影響を受けていると!



「グノーシス」ほか、「神学文献」研鑽で大事なこと!

わたしは、
基本、お偉い先生が書かれた解説本は見ません

なぜ?

頭が弱いから。。。
キホン。。。何を言っているのかがサッパリわからないんです🤣

わたしのスタイルはあくまでも原文テキスト重視派なのです

1,時系列重視
2,その初めの一歩となるテキストを見つけること!
3,知識の寄せ集めによる「フィクション脳」になるな!

などなど。。。です

つまり、
エレーヌ ペイゲルスさんの「ナグ・ハマディ文書」や
ハンス・ヨナス氏の『グノーシスの宗教(増補版)』
は、後回しです(笑)

おそらく
前者は「偽書」の類い!?と見てます

後者も?

では
「グノーシス」を理解するには何から始めるべきか?

WHOの語源!


それは、
先ほどの解題でも登場した
「ヘルメス憲章」(The Corpus Hermeticum)が全てです

それと不思議なことに
こんな重要な文献。。。
いまだに日本語訳が出版されていないようなのです

英語圏やギリシャ語では普通に
フリーでネットで公開されてるのに。。。です

これ。。。
ちょっとマズすぎるというか、
何かしらの圧力がかかっている!?
としか考えられないのです

ちなみに
「ヘルメス憲章」の第2章「アスクレピオスに捧ぐ」は
WHO(おそらく「日本医師会」も?)の語源でもあるのです



今回の結論


セロフィト~生命の樹のシンボリズム

この画像は「ヘルメス」「グノーシス」というキーワードでAIに作製してもらったのですが、明らかにユダヤ教の「カバラの秘儀体系」でお馴染みの
「生命の樹」というやつですよね

この辺の謎解きもしていく予定です

「グノーシス」と「グノーシス主義」は全くの別物である!

これ議論する意味。。。ないです
全くの別もであるのは間違いないことですから!

つまり
「グノーシス」とは

まさに今はやりの「異世界転生」の原理を「覚知」することから
全てが始まる!

ということです

「覚知体験」がないままだと学ぶ意味がない!

ということなのです

1,知識の寄せ集めの「フィクション体質」にはまるか
2,「覚知」して、次なる21世紀の課題に取り組むことが出来るか

この2択なのです


「グノーシス」を異端扱いした本音とは?

また
「グノーシス」は異端ではなく
支配階層が隠したかった!

が、真相だと思います

支配層の人たちは。。。
これを「覚知」したいのですが
自分たちには「無理だ!」ということを本能で知っているんです

でも、
彼らは、これを「切望」しているのです

具体的にどういうことか?

「生と死を超越」(transcendence of life and death)したがっているのです

日本のアニメによる「異世界転生」ブームによって
ステキに「転生」(Reincarnation)したがっているのです

この話しは
また おいおい することにします


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