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silentの世界 #3


❁回想体育館
壇上で作文を読む想
見つめる紬
それを見つめる湊斗
❁回想高校
想の後ろ姿を見つけて声をかけようと近付いたけど、二人の姿を見て声をかけるのをやめた湊斗。
"すごく仲の良い友達と、すごく好きな人だったから、嬉しかった すごく切なくて、ちょっとだけ嬉しかった"
湊斗の気持ちわかりすぎる。

❁回想湊斗のアパート
二人が映画を観ているシーン
紬の頭が自分の肩から落ちないように、机の上のポテチの袋取る時の湊斗の左手が好き。
紬が可愛いくて湊斗が優しくて。
穏やかな時間が流れてて。
なんかいいなぁ。

❁回想ファミレス
時給やまかないだけでバイトを選んでいた紬に何が好きかと聞いた湊斗。
手話教室もそうだし湊斗が導いてる感がある。
紬「…音楽」
 "誰かを思い出したみたいな顔でそう言って…"
"その誰かが、店に来たらどうしよう。そんなことばかり考えていた…"
アドバイスはしてみたものの、来るわけないのにもしかしてという思いは何処かにあり続けたと思う。
こちらももう苦しくて苦しくて、湊斗に感情移入してずっと涙が止まらない回だった。

❁踏切
湊斗歩きながら紬に電話をかける。
会話の途中で紬と想を見つけ言葉に詰まる。
その後かけ寄って想の背中に「想!」と叫ぶ湊斗。
目が合ったのにそのまま行ってしまった想のことをどう思っただろう。
想が振り返ることはない。
❁回想高校
湊斗、想を見かけて名前を呼ぶ。
追いかけてもう一度。
湊斗だと気づいてちょっと笑みが漏れるその時の想の横顔が好き。紬のあの時と同じ。
湊斗「ちょっと。無視すんなよ。想!」
想、笑いながら振り返って、笑い合いながら歩いて行く二人。
現在と回想。この違いが本当に切ない。

❁タワレコ前
ゴミを捨てに外へ出た紬は想と偶然出会う。

❁カフェ
想「湊斗に悪いから、もう二人で会うのはやめよ」
紬「…え?」
湊斗のこと大好きで、そんなことで喧嘩になったりしない別れたりしないと言う紬。
紬「今はもう佐倉くんのこと、高校の同級生としか思ってない。今好きなのは湊斗。佐倉くんは違う。好きじゃない」
想「…湊斗」
紬「…ん?」
想「湊斗って呼んでるんだね」
想が去った途端、紬の目から涙が溢れる。
紬の言葉は半分ホントで、半分は揺らがないように自分に言い聞かせてるみたいだ。
お互いの複雑な心情が読み取れる。

❁紬のアパート
紬の留守中に湊斗が想と出くわしてしまう場面。
湊斗の想いが伝播して号泣の連続。
話しかけても気づかない想。
湊斗「想、無視すんなよ!」
あ、高校生の時と同じ言葉…
その後、湊斗の感情が堰を切ったようにように溢れ出す。
湊斗「想らしいよね。隠すとか、別れるとか、そういうふうに決めちゃう感じ。紬に迷惑かけたくないとか、わかるけど、わかるけどさ…」
「なんで俺に言ってくれなかったの? なんか力に…なれないけど、なれないのわかってるけど、でも、言ってくれないのはさ…」

❁紬のアパート近くの坂道
紬が湊斗を追いかける。
今度は紬に感情をぶつける。
紬「なんかあったの?」
湊斗「なんかあるよ。いろいろある。簡単に受け入れらんないこと、いっぱい」
「すんなり受け入れて、手話まで覚えて、普通に顔見て話して…すごいよね。すごいよ」
きっと自己嫌悪とか受け入れられない思いとか
他にもたくさんの感情が湊斗にもあって。
ほんと辛すぎる。
最後はこの言葉
「…名前呼んで振り返ってほしかっただけなのに…」
。。泣く