残り1年


第7回目。



小学校から大学まで、それなりに楽しく過ごしてきたと思う。

中学生の時には、部活動のリーダーや体育祭の実行委員を務めて男女仲良くワイワイ過ごした。
高校生の時には、地元から離れたところに進学し不安もあったが、人に恵まれて一生ものの友人に出会うことができた。
大学生では、大学生ノリについていけなかったが、今までの友人とより深い関係を築けたと思う。

自分なりには学生生活を楽しめたと思うが、いわゆる青春らしい青春はしてこなかった。

部活動で対立しながらも最後にはいい仲間になる経験やサークルの飲み会で記憶無くすくらい飲むこと、彼氏と制服ディズニー♡なんてことはなく、平凡な毎日だったと思う。

だから、「学生が終わるの嫌だなー」とは1度も思ったことがなかった。むしろ、早く働きたい、大人になりたいと思っていた。


だけど、ふと「あと1年で学生が終わること」に寂しさを感じた。

社会人になったら、目的がないと友人と会えないのかな。思いつきで行動しづらくなるのかな。「ちゃんとする」ことがより求められるのかな。年収や結婚など肩書きによって人からの見られ方が変わるのかな。

就活をしている今、社会人になることの難しさと学生の良さを実感している。やっぱり、人は後になってから大切なものに気づくということを感じた。

ありきたりだが、あと1年「学生」を存分に味わおうと思う。
そして、社会人にも希望があると信じて。


寝れない夜の小言でした。

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