ゴールデンカムイ
原作を履修してないわたしが観てきました。
舞台が北海道でアイヌが出てくるということくらいは、タイトルに「カムイ」という言葉が入っているのでわかってはいた。
それでも今までゴールデンカムイに全く触れてこなかったわたしがこの映画を見ようと思ったきっかけは、先日「カラオケ行こ!」を観た際に予告で流れてちょっと興味が湧いたから。
で、感想としては、「ゴールデンカムイ」は原作の知識ないのに想像以上に楽しめた。
戦争のシーンは怖かった。残虐さの集団心理。怖。
熊に勝てる杉本、何者ですか。
アイヌの掘り下げは足りない気がした。
アシリパ、お父さんのことがあるのに和人をそんな簡単にコタンに連れてくの?って思ったし。
でもストーリーが動くのはまだこれからなんだよね、たぶん。じゃあ、その辺もちゃんと描くのかな。
キャラだけど、杉本ともっと野太い人にしなかったのはなぜ?
アシリパ、ぜんぜんアイヌに見えません。
実写化というならもっとこう見た目もなんとかならなかったの?そこはいろいろ難しいの?それこそ…(いろいろ言いたいことはあるが)まぁ映画はエンタメだから仕方がないのか。
なかなか倒れない杉本、やられてもやられても立ち上がるのすごいけど、痛そうで毎回ヒィィィィってなってた。
だから白石だっけ?あの人のおかげで緊張の連続の中で一息つけたのは大きかったかも、ストーリー知らないから尚更。
あとは、ダブルひろしの圧がすごかった。
どうやらまだ原作の5巻か6巻くらいしか映画化してないみたいなので、続編あるんでしょうね。
その時はまた見るかも、と言うくらいには満足しました。
トータルで、⭐️は3.8ってとこかな。
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ここからは余談なんだけど。
小学生の頃、クラスにアイヌの血を引く友だちがいたのよね。女の子でね。
普通に仲良くしてたよ。優しくて可愛い子だった。手先が器用で。
たぶん、土地柄とか学校の雰囲気とかそういうの、いい感じだったからだと思うけど、大人も子供も、少なくともわたしの知る限りでは、差別はなかったと思う。特別視もせず、普通のクラスメイトだった。
どこの学校にも当たり前のようにいたし、珍しくなんかなかった。
でも映画の時代背景になった100年前は違ったと思うよ。
アイヌ語が廃れてしまうくらいには迫害にあったんだから。
札幌市内の小学校だったけど、4年生になると社会科の授業で日本の歴史だけじゃなく「北海道の歴史」を学ぶ。
アイヌのことは避けて通るモノじゃないので教科書とは別のもう1冊「私たちの北海道」っていう参考書みたいなものを元に勉強した記憶がある。
漫画や映画をきっかけに興味を持ったなら、歴史はちゃんと学ぶべきだし、エンタメで触れるならせめて誤解を生まないように作るのが望ましいと思う。「すごい」「おもしろい」だけじゃないから「歴史」は。
なんてことを考えた。
映画を見て思いを巡らせたり普段考えないことを考えたり、そうして脳が刺激されるのは結構好きだ。
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