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「カバン、開いてますよ」

道を歩いていると、前を歩いている人のバックパックやリュックが開いているのを見つけることが、よくある。 よくある。

2回、書きましたけど、ほんとよくあるんですよ。
週一までは行かないですけど、2、3週に1回くらいはザラです。
なんなら、今日も2人、見ました。
本当に多いんですよ、閉め忘れ?なのかな。
開きっぱなしのバッグから財布が見えてたりすることもあるんですよ。
無防備すぎる。

で、2、3回に1回は「カバン、開いてますよ」って教えます。
ヘッドホンやイヤホンしてる人には聞こえないから言いませんけど。
そういう人に教えたことありますけど、めっちゃ睨まれたことあるんで、めんどくさいから言いませんけど。
一応、その人の様子を見つつ声をかけるタイミングも考えます。
急に声をかけたら驚かせてしまいますしね。
大丈夫そうな人なら、教えます。

わたし自身が、昔ニューヨークに住んでいた時に、リュックから財布を盗まれそうになったことあるんです。
地下鉄を降りて地上に出ようと階段を登ってて、なんか背中を軽く引っ張られているような違和感を感じて振り向いたら、うしろにいた白人男性2人組がまさに犯行の真っ最中で。
二人はわたしの2段下にいるのに背の低いわたしの背負っていたリュックを開けられるくらいガタイがデカかったです。
しかもリュックは開いてないのにそーっと開けられて盗られそうになったんですよ。
思わず日本語で「なにしてんだこら!」って叫びました。
とっさに英語なんか出てこないよ、そんな緊急な状況で。
二人ともパッと離した手を上げたままフリーズしました。
日本語で「バカにすんな!」って怒鳴って、早足で逃げました。
気をつけてたんですけどね、背中に背負っちゃダメだって言われてたから。
なぜその日に限って背負っちゃったのかわからないです。
バッグが開いていなくても盗ろうとする人間はいるんだ、と知りました。
とにかくそれ以来、どんなカバンもなるべく体の前に持つようになりました。

その時の経験があるからだと思いますが、日本に帰ってきてからも気をつけてます。
だから背負ったバックパックが無防備に開いちゃってることに気づかない人を見るとハラハラするんですよね。
親切心で教えるというよりも、わたしの警戒心が言わずにはいられない気持ちにさせてる気がします。

ただ、お礼を言ってくれない人も多いです。
「ちっ」って舌打ちされることもあります。
お礼が言って欲しいわけじゃないですが、
おせっかいでしたか、そうですか、言わなきゃよかった、
となることもたまにあります。
危ないとか盗まれるかも、という意識がないんでしょうね。
まぁ、別にわたしのじゃないからいいんですけど。

それだけ日本が安全なんだろうと思います。
でも最近はそんな安全も少しずつ脅かされてきてるので、
皆さんも、どうか気をつけてください。


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