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ヤモリの侵入で知った、トカゲとカナヘビの違い

台風10号の備えを着々と進めている中、本日午後の台風の状況は愛媛県の松山市の西にあって、中心気圧は1000hpa弱、最大風速も20m/s弱と随分と勢力が衰えている。

さらに、その時点での我が家の周辺の状況はというと、空には晴れ間すら見えるという穏やかなものだった。

これなら避難だの、暴風雨対策だのは不要なんとちゃうん?

と思いつつ、しかし、報道関係の天気予報では、今晩から明日の午前中にかけて、我が家がある兵庫県の南部で線状降水帯が発生する可能性が高いとのこと。風だって弱まってはいるものの、油断はできない。というわけで、当初の予定通り全ての窓の雨戸をしめることにした。

洋間の雨戸を閉めていると、黒いものがポトリと足元に落ちた。びっくりして、思わず「お〜っ!!」と声を上げてしまったが、落ち着いてよくみると、そこにいたのはヤモリだった。

私の声を聞きつけて、モーニャン(妻)が「どうした!どうした!」と走ってきた。(ナビは呆れたような顔で、ソファーに寝たままでこちらを見ている。)

「ヤモリ、ヤモリ」と彼女に伝えると、即座にとって返して2階からほうきと虫取り網を持ってきた。

ちなみになぜ我が家に虫取り網があるかというと、それは息子が幼い頃に使っていたもの、というわけではなく、一時頻繁に屋内に飛び込んできたコウモリを捕獲するためのものなのだ。

さて、彼女から虫取り網を受け取って、10分ほど追っかけ回したすえに、なんとかヤモリを捕獲して、外に出て行ってもらうことができた。以心伝心とも言える夫婦の連携プレーで無事にヤモリを排除することに成功したのであった。

めでたし、めでたし。

ここで、(ヤモリとは関係ないのだが、)ふと思った。

トカゲとカナヘビはどう違うのだろう。そもそも、トカゲとカナヘビは同じではないのか、と。

そもそも私は、29歳で西宮市に引っ越してくるまで、カナヘビという動物を知らなかった。息子がトカゲを捕まえてきて、「カナヘビ、捕まえた」というのを聞いて、初めて「カナヘビ」という動物名を知った。

ところがそのもの自体を見るまでは、それは「ヘビ」の一種だと思っていた。そして、息子が見せてくれた「カナヘビ」は「トカゲ」だった。

しかしお恥ずかしながら、その後も今日の今日まで、「関西では、トカゲのことをカナヘビと言うのだ」と思っていた。

そして、台風10号の災害対策の最中にヤモリと直面した記念すべき今日、私の無知が暴露されたのだった。いや、ほんまにお恥ずかし限りだ。

トカゲとカナヘビは異なる動物であり、その違いをご存知ない方が、もしおられるのであれば、こちらのサイトでご確認いただきたい。

それにしても、自慢ではないが私は田舎育ちで、いやというほどトカゲは見てきた。しかし、だれからもカナヘビという名前を聞かされることはなく、結果としてカナヘビという動物の存在を知らなかった。

私が生まれ育った田舎には、カナヘビがいなかったのか、あるいは誰もその存在を知らなかったのか。謎はさらに深まるのであった。

ちなみに、先日こちらで投稿した記事に写っていたのは「カナヘビ」のようだ。

注)カナヘビはトカゲ亜目に属し、トカゲの一種ではある。
  ここで言う「トカゲ」とは「ニホントカゲ」のことを指す。

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