ちゃっかり

うちの母は花を育てるのがとても好き。
たいして広くもない庭に、これでもかと植木鉢が並べられている。😅

植物に興味のない私には、母の言う”花の可愛さ”というものが、本当にはわからない。
いつも鉢と花を買ってきては、そこに自分の好きな組み合わせで花を植えていく。

まぁ、あれだね。
一種の生け花みたいに、花が咲いた時の色や高さなどを想像して、組み合わせを決めて買ってきて作るらしい。

先日も、また鉢と花を買ってきて、植えていた。
自分でも、「もうどこに置こうかなぁ、一種の中毒よ。花を見たら買いたくなるんよ。(^^;)」と言っていた。

その日の夕飯時に、
「あの鉢、いくらしたと思う？」
と聞くので、興味のない私には、相場がわからず、
「2000円くらい？」
「そんなもんじゃ、買えんよ！あれは5000円もするとよ！」
と、やや自慢げに言ってきた。

「私達人間は粗品を食べているのに？」笑
私が言うと、
「うん、だからね。ちょっとカンパを…」
（はぁ！？(# ﾟДﾟ)）内心のびっくり＆ちょっとの怒りを隠して
「来週、ボーナスもらったらお小遣いあげるから、それまで待ってな？」
「ん－、だめだったか。（しょぼん）」

いつも、しょうがないな～と言うそばからお金を渡しているのだけれど、
今回はちょっとじらしてみた。🤭
私は一緒に住んでいるので、少しだけど家に数万入れているのとは別に、母に好きなものを買ってねと、お小遣いを１万円だけど払っているので、そこからそういうのを買って欲しいのだけど…。😅

初めて拒否られたので、多分内心ショックだったのだと思う。
見た目平気そうにしてたけれど、当てが外れてびっくりしてたかな。

昨日の夜、ちょっと部屋を片付けていて、とある引き出しの中にあった封筒に、3000円入っているのを見つけた。

夏に妹や姪っ子甥っ子と、本気カラオケ大会をして、見事私が優勝したのだけど、その時の優勝賞金がそのまま入っていた。

今日、夕飯を食べる時に２階から降りてきて、その封筒を出しながら、
「昨日掃除してたら、これが出てきてさぁ…」
そこまでしか言ってないのに、
「お金が入ってたと！？かちゃんにくれると！？」
と、目をキラキラさせて、平気で手が頂戴のポーズになっていた。笑

「まだお金とも、あげるとも言ってないのに…」😂

こうして、人の好い長女は母にあげてしまう。
まぁ、心身共に元気で好きなことをやっていてくれれば、それでいいんだけど。

あの時すぐに渡してたら良かったのかな。
ちょっと可哀そうなことをしちゃったなと、心が痛んだ。