私が好きすぎるWeb漫画
当方一般女性、日本人の誇りにかけて漫画大好きである。
中でも、インターネット上のウェブ漫画プラットホームに掲載されており、各話のコメントを読むことのできるWeb漫画を愛読している。
毎話みんなの感想を読んで考察を深めることで面白さが倍になると思っている。
昔ながらの漫画雑誌に掲載される漫画もいいが、私の好きなWeb漫画はコメント欄を含めて面白いものばかりだ。
ということで、今回は私の好きなWeb漫画をふわっと紹介する。
※己の解釈を多分に含むため、正しい情報は各作品を参照してください。
殿堂入り:ちいかわ
付き合えなくていいのに
※ちなみに現在(2024/07/15閲覧)1巻無料らしいので全人類読んだほうがいい。
私が今年1番推している漫画。ジャンルはラブコメディー。
まず絵が良い。このゆるい絵柄が大好きである。
登場人物もとても魅力的。
ストーリー面では、脱力系の絵柄でバチボコのリアリティをもった何かが展開されていく様に情緒がめちゃくちゃになる。リアリティと予測不可能な展開の共存、これぞエンターテイメント。天才すぎて理解が追いつかない。
読者は考察の勢い・鋭さ含め精鋭揃いである。当たり前のようにコメント欄に学者がいる。
作者が天才なら読者も天才なのだろうか。情緒をめちゃくちゃにされすぎて若干感情的になってしまう読者も散見されるが、そこも含めて旨みがある。
「どうやったらこんな面白い単行本宣伝話を書けるか分からない」と評判の単行本宣伝用の番外編も必読である。
上記のポッドキャストでは作者のイララモモイ先生の創作についての対談が聞ける。100年後くらいに教科書に載ると思うので心して聴こう。
アイツのBLマンガ
韓国のWeb漫画、全話日本語翻訳有で完結済作品。ジャンルはBL(男性同士のラブストーリー)
絵が良い。なんとも言えない色遣いが良い。
普遍性すら感じる導入に反し、秀逸な叙述トリック・伏線とともに予想外の方向で物語が展開していく。原文で読めないことが悔やまれるほど「セリフ」が良く、作品全体の空気感を作っている。
なんと既にnoteで「アイツのBLマンガ」についての記事を書いておられる方を見つけた。(※リンク失礼いたします)
間違いなく素晴らしい記事なので、これを読んで「アイツのBLマンガ」の概要を掴むといい。
ウェブ漫画はファンアートが少なく、ファンダムも流動的な傾向があると推察されるが、「アイツのBLマンガ」は面白すぎるのでファンダムの熱意が半端なく、日本語の情報も充実している。すごい。
No home
日本語版
原題版
韓国のWeb漫画、韓国語版は全話無料。日本語訳版もある。邦題は「家がない!」とド直球。ジャンルはヒューマンドラマ。
これは社会的不安の悲しみ(共感ポイント)と成長の物語である。
社会科学の観点では悲劇だが、主人公たちは聞いたことがないくらい(日本語じゃ正確に訳せないんじゃないかってくらい)言葉遣いが乱暴で、喧嘩漫画かと思うほど暴力的でコメディのようなテンポも持ち合わせた不思議な作品である。
怒り、悲しみ、後悔、恐怖、トラウマ、、、強力な負のエナジーと心温まるシーン、コメディチックな演出の温冷交代浴できっと自律神経が整う。
Web漫画のトレーラー(宣伝用の予告映像)もあるらしい。アニメ番組の予告編みたいでクオリティがすごい。作品の最大の特徴である「どこか悲しい雰囲気」もしっかりと再現されている。
カカオ79%
日本の創作漫画のスタイルと韓国Web漫画の技法を両立することに成功した唯一無二の作品であり、Web漫画黎明期の傑作。(超適当)ジャンルは長編青春物語。
未完結が悔まれ、今なお多くのファンが続きを待ち望んでいるが、約5年経過した現在も更新は止まったままである。タイトルの「79%」ってそういう(物語の進度の)ことだったりする?
しかし結末がないからこそ想像の余地があり、「未来は私たちの心の中にある」ということを教えてくれる、そんな作品でもある。
今なお忘れられないような甘くてほろ苦い味を読者の心に残し続けている。
作者である蒼井海先生のpixivには「カカオ79%」の登場人物の素晴らしい絵が掲載されている。
特に翼と勇(登場人物)が雪の中マフラーに包まっている様は・・・うっ・・・(流涙)(悲嘆)
まとめ
全部面白すぎるし、作者は間違いなく天才なので全人類読んだほうがいい。
みんなのおすすめも知りたい・・・。