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【五等分の花嫁】7巻 感想


始めに

表紙が五つ子のウェディングドレス姿になりましたね。
一花から順番に始まりますね。
この表紙を見ると、漫画も折り返し地点だなと毎回思いますね。

感想

7巻は今度こそ赤点回避!
最後の試験が○○の場合。
ですね。


5人でアパートを借りて住むようになって、1つの部屋で一緒に寝る五つ子。
寝相が面白いですね。
五つ子の性格をモロに表していて可愛い。

三玖は毛布に包まって、三玖らしい。
四葉はやはり活発なのか寝相が悪く動きまくり、三玖にグーパンをかます。
二乃はしっかり者なので、ちゃんと普通に寝ていますが、
五月が二乃の布団の中に入っていく。
二乃と五月は仲が良いですからね。
五月も寝言で「二乃…」と呼ぶぐらいですし。
二乃の布団の中に入っていく五月可愛いです。
一花は…どうしたらもうそんなに汚部屋になるんでしょう!?
もう驚きを隠せませんよ。
と、五つ子ならではの寝相で大好きなシーンの1つです。


五つ子のお父さんマルオもついに登場。
次赤点取ったらもう許さないと。
そんな絶体絶命のピンチ。
それでも五月は風太郎と6人で試験を乗り越えたいと。
皆もそれには納得して一致団結。
次の試験に向けて頑張る。

今までは一致団結が難しく、
四葉→三玖→一花→五月→二乃の順に皆風太郎を信頼して仲を深めてきました。

今までの物語が風太郎と五つ子の関係を築くのに対して、
ここからの物語は風太郎との恋仲を築くのが目的になる、大雑把に言ってそのような感じがしますね。


最後の試験が三玖の場合。
二乃がチョコレート作りを手伝ってくれる。
いつもみたいに少し煽る二乃に今回の三玖は半泣きで「うるさい」
それほどまでにバレンタインに本気なんだと伝わってきますね。

悪態をつきながらも、面倒くさいわと言いながらもしっかり三玖を助けてあげる二乃カッコ良すぎますね。
真剣に頭を下げて手伝ってくれるようお願いして真剣な顔をで作る三玖を、横目で優しく見守ってあげている二乃。
こんなの涙なしには読めれませんよ。
最高の関係性ですね。


最後の試験が四葉の場合。
鎖が出てくる有名なシーン。
五人でいることが重要。それは救いでもあり、大きな枷ともなっている。
五人でいたからこそ辛いことも乗り越えられたし、五人の絆を黒薔薇時代に認識できた。
けど、プラスの面の裏にマイナスな面も…
だから、風太郎と付き合うことに躊躇してしまった。
四葉の抱える悩みは本当に辛いんですよね。
いつもはあんなに笑顔なのに、こんなにも思い悩んでいる…そして、それを悟らせないほどに笑顔。


最後の試験が五月の場合。
下田さんのようにお母さんのようになりたい。
先生になりたいというより、お母さんに成り代わりたい五月。
お母さんが亡くなって、自分がお母さんの代わりになるんだと言い聞かせてきたばかりに、目標がごちゃごちゃになってしまったのでしょうかね。

五月の気持ちも物凄く共感できそうです。
その整理できていない感情…大変ですよね。
でも何も間違っちゃいないのです。
先生になりたい。お母さんになりたい。
そんな健気な想いを持って頑張ってる五月を応援したいですね。

そんな五月ですが全員家庭教師案により、四葉からお礼を言われて嬉しかった。
その気持ちを大切にしたいと。
だから、先生を目指す。
そんな先生になりたいから。
五月、自分の夢見つかって良かった。
風太郎や下田さん、自分の夢を目指すに当たって大切なことを教えてくれた人達に出会えて五月は幸せ者ですね。


最後の試験が一花の場合。
風太郎と一緒に本屋に行く一花。
あれ?こんなに可愛かったっけ?
一花は仕事で女優をしているから、風太郎や姉妹と一緒にいて自然な笑顔が出ている瞬間がグッときますね。
何と言いますか、仕事とプライベートのギャップですかね。
一花とこんな風にデートできたら世の男性は幸せになりますね。

そして、試験結果発表。
なんと…5人の中で1位!

「あ、そうなんだ   やった」

手を抜いてられないと三玖に宣言。
風太郎からは仕事と両立できているほどに一番器用で飲み込みも早いと評価される。

その期待に応えるかの如く見事姉妹で1位を手にする一花。
カッコイイですよ。
三玖には渡したくない。私だって…
そんな気持ちが表情からも感じ取れますね。
というか、表情が怖いですよ。
でも、これが良いんですよね。


最後の試験が二乃の場合。
マルオとの会話で、もう少し新しい家にいると。

「少しだけ前に進めた気がするの」

5人の中で最後まで過去に縛られていた二乃。
髪を切りそのしがらみから抜け出し、住む場所も変わり、自分達自身も変われそうだと。

自分も働き少しずつ前に進もうとしている二乃は立派ですね。
やると決めたら一直線に頑張る姿は憧れますね。
見た目も中身もカッコ良すぎて内面からも惚れてしまっています。


風太郎の試験結果はなんと459点。
満点を逃してしまっています。
五つ子のために全力を出した結果でしょう。
自分を犠牲にしてでも五つ子のために頑張ってくれたのがこの試験結果からも分かります。
なんて良い家庭教師なんでしょう。

そこからの3度目の「摑まってろ」
そんなの嬉しいに決まってますよね。

そして二乃が言った通り、風太郎は用済み。
今までの関係もこれでお終い…

「寂しくなるな」

「ほんと最低  最悪
あとは…そうね   好きよ」

そうですね。
何も言わずとも分かるでしょう、この気持ち。

風太郎の「寂しくなるな」で自分まで悲しくなりました。
二乃がつい「好きよ」とポロッと気持ちを伝えてしまったのも納得ですね。

終わりに

最近だと毎週のごとく新しい五等分の花嫁グッズ情報が出てきますが
どれも最終巻まで終わった後の五つ子という感じのスタイルですね。
二乃ももちろん風太郎のことが好きで可愛らしい二乃が多く最高ですね。

でも今回原作を読み返していると、
風太郎とゼロから関係性を築いていく過程が非常に面白かったです。
何と言いますか、普段のグッズとは違い新鮮さがありましたね。

可愛いだけの二乃ではなく、ツンツンしてる様子だったり
過去の五つ子の巣から巣立ちたい感情も、今のグッズにはない表情が原作にはあり、二乃というキャラクターにより深みが増し、より好きになりました。

それは他の五つ子にも言えますね。

一花も花火大会からキャンプファイヤーも心の動きが変わり、風太郎を好きになっていく様子が涙を誘いますし。

三玖の最初は死んだ魚のような目をしていたけれど、風太郎を好きになって少しずつ自信をつけ表情が明るくなっていく様は読んでいて凄く嬉しいです。

四葉の想いを知った状態で最初から読むと、様々な所で泣きそうになりますね。
全てを知ってるから余計に四葉の笑顔が辛い時がありますね。

五月も物語後半は風太郎のこと信じて当たり前ですが、中間試験までの最初の方は、本当に風太郎のことが嫌いで大変でしたもんね。
その時期があったからこそ、後半の五月が輝くのだと知っていますし。

改めて最初から読み直していて良かったなと心から思いますね。

(。˃ ᵕ ˂ )ノ))ではまた〜

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