福井県敦賀市 爽やかな風を感じられる中池見湿地 国道、高速、新幹線が至近距離で市街地近くにありながら自然豊かな湿地
北陸新幹線延伸で注目度アップの敦賀で湿地ウオーキングに行ってきました
ここは北陸新幹線の計画時、湿地をつぶして線路というとんでもない話があったそうです
それでも地元の方々が湿地を守るんだ、という強い意志で計画は変更されてトンネルで敦賀駅へ向かうルートになったそうです
こんなすてきなところをなくしたらえらいことです 自然は破壊すると二度と戻りません
植物も動物も皆、大切にしなければなりませんね
広大な面積を誇る中池見湿地 2012年にラムサール条約湿地に登録された中池見湿地は、市街地のほど近く、周りを山に囲まれた25ヘクタールほどの小さな湿地です
たくさんの生き物の気配であふれ、田んぼをのぞくとタニシやメダカが、畦道や草原の中を流れる水路の小道を歩くとバッタやカエルが跳び出てきます
3つの低山に囲まれた盆地状の湿地で、袋状埋積谷(ふくろじょうまいせきこく)（元の谷地形が厚い堆積物によって埋められたもの）という特異な地形の典型的なものとされています
地下には、約10万年の気候変動を記録した、世界屈指の厚さ40メートルにも及ぶ泥炭層が形成・堆積していることが確認されています
広さ約25ヘクタールという狭さの中に、多様な環境に適応した動植物が、60種以上の絶滅危惧種を含む約3，000種確認されています
トンボについては70種以上が確認される日本屈指の生息地です。日本でしか繁殖が確認されていない希少な渡り鳥ノジコの渡りの中継地として重要な場所でもあります
天筒山の展望台が見えます
水が豊かすぎて途中、ルートが水没していてう回路を通りました
夏に向かう今の時期だからこそ見れる花がいくつもあります
やはり湿地には池が似合いますね
岩籠山の遠景がとてもステキでした
でも近くに国道８号線が通っていて、車が通る音がひっきりなしに聞こえます
市街地が近くにありながらこんなにステキな自然が残っているのは素晴らしいことです
平成２４年７月３日に、「三方五湖」に続く県内２か所目のラムサール条約湿地として、敦賀市樫曲の「中池見湿地」が登録されました
ここは天筒山が至近距離にあり、国道を挟んで湿地と山が対座しています
天筒山から湿地へこの稜線を下ってきたことがあります この時期は草が生い茂っていて大変なようです
ビジターセンターから一番遠いところに着きました すぐ近くに国道８号線が通っています
敦賀市の市街地から北東わずか２キロメートルに位置する中池見湿地は、広さ約２５ヘクタールほどの湿地にデンジソウやミズノトラノオ、ホトケドジョウをはじめとした約３,０００種もの貴重な動植物が生息しています
地形は「袋状埋積谷（ふくろじょうまいせきこく）」という特異な地形であり、約４０メートルを越える泥炭層も確認されています。これら多様な動植物の生息や貴重な地形が評価され、登録が認められたそうです
青空も広がってきてとてもステキな景色を満喫できました
これは野坂山かな？ と、思ったのですが‥‥
右手に見えるのが野坂山のようです 広い湿地なのでいろいろな景色を楽しめました
緑いっぱいのすてきな場所です
帰路、駐車場に向かっています 駐車場のすぐ上には北陸自動車道、北陸新幹線の高架がありますこの記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？