マスカレード・ホテル 感想

ネタバレ満載です

メインテーマがめっちゃよい!

ということを制作陣もわかっているのか、ここぞとばかりに曲をかけまくる

1日が終わる!って瞬間にホテルを正面からズームアウト
明るさが夜から朝に切り替わる…
これ作中3,4回はあって全部メインテーマかかるからちょっともう面白くなっちゃう

いい曲なんだけどね!

ストーリーの方ですが、これ原作ありきのやつなんだよね?
小説は読んでないんですけど、素直に面白いと思いました
意味がなさそうなメインの事件前のこまごまとしたちょっとしたトラブルやヒューマンドラマ…すべての要素が最後の事件につながるという構成がうまいな~~と思いました

出だしクレーマー、ねちねちしてて嫌~~~~な感じ!
正当クレーマー(正当クレーマー!?)

山岸さんの「ホテルのルールはお客様が決める」っていうセリフ、この仕事に真っ直ぐすぎる人じゃないと出てこないな~って思う
普通嫌になるよ…山岸さんすごすぎ メンタルが

スーツをびしっと着こなし、毅然とした態度でクレーマーにも怯まず
テキパキとお客様に対応する山岸さん

一方の新田さんは初登場からなんかもう「だらしない」
会議に遅刻するわスーツはよれよれ、髪の毛はボサボサでひげもじゃ

こんな正反対二人が捜査のために組んで犯人のてがかりを探す(山岸さんはあくまでもホテルマンとして新田さんを指導する立場で探すのは基本新田さんだけど)…なんて

絶対面白いやつじゃ~~~ん

次々とホテルにやってくる、いかにも怪しい人達…
ムスっとしてたり挙動不審だったり
どの人もみんな怪しく見えてきます

ちなみにメインテーマもこのへんガンガンかかってます
いい曲だけども!

この映画、連続殺人事件を取り扱ってて、その事件の次の現場がホテル・コルテシア東京というのが予告状でわかってるんですよね
だから上記の潜入捜査をすることになって…
殺人事件、とあるので人が死んでそこから誰がやったんだ!ってなるタイプなのかな~って思ってたんですけど、映画の大半はその大きな事件とは関係なく思える小さないざこざです

・バスローブを盗んだと思わせてふっかけて、ホテル側からの謝礼目的でやってくる男女のカップル(なのか?)話
↑この真意を見抜いたのは新田さん
・盲目のおばあ様の話
↑実は見えてるんじゃないかと、真意を疑う新田さんと、見えていたとしても盲目の人として丁寧に接する山岸さん
(実際には見えていたけど、理由があって盲目のフリをしていた けど山岸さんの丁寧な対応に感謝をして、ホテルを去る)

・ストーカー被害に遭っている女性がホテルに逃げてくる話
↑この話で一番「やられた…」ってなった話 2度騙された(単純脳)
・新田にやたらとつっかかる超面倒くさいクレーマー
↑クレーマーの人の演技がとにかく怖い すぐ怒鳴るし

……とまあ、本当にいろいろある
んで、ここに出てきた話は大体最後の大きな事件の解決につながってたりします お話的に

山岸さんは、毎回部屋を出るときにとある行動をするんですが意味ありげに毎回そこだけアップで見せる
やはり意味があった…
テンポが非常によいし、そういう一瞬の要素が今後に絡んでくることもあっていい意味で目が離せませんでした よかった

気になったところ…

ただ少し気になったのが、屋上で世間話をする新田さんと山岸さんのシーン

作中何回か出てくるんですけど、毎回このシーンは仲がギスるきっかけだったりする

新田さんが従業員を疑うそぶりをみせたら激おこでその場を去る山岸さん
お客様に危険があるが、犯人逮捕につながるきっかけにもなるから事件の概要を公表しないでほしいと新田さんに言われ激おこ山岸さん

後者はまあ、ホテルマンとしての山岸さんを思うとわからなくもないんですけど 今まで築き上げてきた新田さんへの信頼とは裏腹に感情が高ぶりすぎてる気がしてちょっとうわ~~~ってなっちゃった

そんなに突き放さなくても…

まあ、そのへんが山岸さんのホテルマンとしてのプライドとか信念なんだろうなとも思うけど

最後…

デンッデデデデ デンッデン♪

いつものメインテーマきた~~~~~!
このままエンディングへGOGOGOGO!

最後の最後まで出し惜しみしないメインテーマ使い
ん?もしかして作中この曲しか使われてない?そんなことないよね?

そしてこれは映画と全然関係ないんですが、アマプラの音ズレがひどい~~~
これは早急に直していただきたい
よろしくお願いします

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