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沖縄移住の決意


私の妻は沖縄県出身。私たちは東京で出会い結婚をしたが、妻には沖縄の実家の近くで生活がしたい(沖縄に移住したい)という思いがあった。
私は東京都出身。首都圏以外で生活したことがない私にとって、「移住」というワードはかなり遠い存在に感じていた。そもそも毎週のように会っていた友達にも会えなくなるのも嫌だし、仕事もフル出勤だったため変える必要がある、親にも何と思われるだろうか、趣味でやっていたラグビーもできなくなる。周りの友達は他県から東京にきて、結婚してうまくやっているから私たちもそれで良いのではないか。。。考えれば考えるほど私にとってマイナスなことが思いついてしまい、前向きに考えられない日々が続いていた。

私と妻の共通の夢

私と妻にはある一つの共通の夢があった。
それは

『大きい一軒家のお家を建てること』

私の家族は父の会社の社宅で生活をしていたが、社宅を出ないといけなくなった時、私はこれまでの当たり前の生活が無くなってしまうことに寂しい思いをしたのを今でも鮮明に覚えている。しかも社宅を出たあとは、両親は中国へ(父の転勤による)、長女の姉は結婚して旦那さんと暮らし、私と次女の姉は賃貸で二人暮らしをすることに。本格的に家族がばらばらになり、もう元の生活に戻ることはできないんだなと思うと夜な夜な一人で涙ぐんだりする日もあった。

そんなこともあり、結婚して子どもができたら寂しい思いをさせないために、いつでも帰ってこれるような大きなお家を絶対に建てたいと思うようになった。沖縄の広い土地で育ってきた妻は、一軒家での生活が当たり前であったため、マンションのような隣近所を気にした生活や首都圏の住宅街によくある縦に長い一軒家での生活は妻にとってそもそも考えとしてなかった。
そんなことを考えていると、妻の両親から実家を譲り受けてくれないかとの話があった。妻の実家は将来のもらい手がないため(妻の兄は持ち家があったため)、私たちにもらってほしいとの話だった。

正直、東京で一軒家を建てるにはそれなりの収入がなければならない。実際私たちの収入では東京に大きい一軒家を建てるほどの収入はないと思っていた。首都圏から離れた土地の安いところに建てる選択肢もあったが、将来子どもを育てることを考えると私か妻のどちらかの親が近くにいてほしいという思いもあった。(子育てをしている先輩は親が近くにいるに越したことはないと言っていた)
私の親は長女の姉の家の近くに住んでおり、姉の子どもの面倒に手を取られてしまっているのが現状であった。
こうして整理すると、

妻の親の近く(沖縄)で子育てをするために

沖縄に大きい一軒家を建てる

つまり

沖縄完全移住

という考えにたどり着いたのだった。

次回に続く。


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