見出し画像

SHOTスタッフ報告会 第二弾


対談日9月5日
2回に分けてお届けする、SHOTスタッフ報告会の第二弾!演劇に対する熱い気持ちや葛藤など盛りだくさんの報告会です。ぜひご覧ください。

ごあいさつ

高松憂 (以下、高松):じゃあ、始めます、よろしくお願いします。

全員:お願いします。

高松:では、それぞれの自己紹介をお願いします。

川村有毅 (以下、川村):舞台監督をやっています、川村有毅です。よろしくお願いします。

柳澤祐太 (以下、柳澤):宣伝美術のチーフをやっています、柳澤です。

藤井椿 (以下、藤井):音響ヒラです、藤井です。お願いします。

全員:お願いします。

左から高松(制作、報告会進行者)、藤井(音響)、柳澤(宣伝美術チーフ)、川村(舞台監督)


進捗状況


高松:本番まで残り約1ヶ月となりましたが、今、皆さんが何をされているのかを具体的に教えていただけたらなと思います。じゃあまず舞台監督さんからお願いします。

川村:そうですね、今は結構小屋周りのことをしていますね。図面を描いたりとか、照明さんがどの機材をどう使うかを把握したり、そういう段階ですね。

高松:ありがとうございます。では柳澤さんお願いします。

柳澤:まあ、ずっとなんですけど、製作物がいくつかあって、それをチーフとして下に振って行くのが初めてで、舞台監督もそうだと思うんですけど、そういうチームでやるのが難しいなと感じているところですね。


藤井:音響はME探しがまだ途中で、候補となるMEを演出さんに聞いてもらっているところです。あと、今回、人の声を録音しなければならないので、その日程調整をしています。

高松:なるほど、皆さんが夏公演を良いものにしようとしてくれていることが伝わりました。

苦労していること

高松:まあ皆さんが色々やって行く中で稽古場でも会議でも苦労していることがあると思うんですけど、どうですか?

川村:そうですね、僕は舞台監督が初めてなんですけど、客席を組むのをどうしようかな、と考えています。小屋をお借りする東山青少年活動センター(通称ヒガセイ)は公共施設ということもあり、客席を組むにしても普段とは違ってヒガセイの物を使う必要があるので、ケッペキから物を持ってきて用意するのが難しい中でどうしようかなっていうのとか。そもそも仕込みのスケジュールとかも考えなければいけないんですけど、今回は舞台の物量が多そうなので、どうしていこうかな、という感じですね。

柳澤:今回、宣伝美術は人数が多いので、1人じゃないから、やっぱりみんな人間なのでいろんな意見があって、会議の時にも結構ぶつかることがあると、そういうのが、苦労すると同時に面白いっていうか、そういうこともあるんだって、新鮮でしたね。

藤井:すごく当たり前のことを言うんですけど、イメージの共有が一番大変だなと思っていて。こう言う風に、って言われていても稽古場に行ってそのシーンを見たら、思ってたのとテンポが違うとか、あと、抽象的な表現なので……私、割とヒラ出しゃばってやってるんですけど。

全員:(笑)

藤井:チーフの人と感覚が全然違うと、まず音響班の中でイメージの共有ができないんですよね。で、そこで煮詰まってても仕方ないので、もう一回、(演出に)一緒に聞きに行って、っていうのが苦労しているんですけど、そこ詰めないと多分音響の表現ってできないと思うので、頑張ってます。



高松:ちなみにお二人は稽古場にどれくらい行かれてるんですか?

藤井:私は割と…

川村:ぱるめちゃん(藤井さんのあだ名)はね結構、週に1~2回とか。

藤井:はい、行ってます。

高松:おー!

柳澤:僕は、通しに行ったくらいで。

川村:まあ他の稽古場あるもんね。

柳澤:まあそうですね。
※柳澤は、同じく劇団ケッペキの、巡れや、繋げ連続三公演企画・月華のカルペディエム公演『RENT』に出演しています。

川村:音響はね、まあ難しいよね。言葉とか絵とかじゃ伝わらないから。照明とか舞台は絵とかで伝わるんだけど。音響はマジで難しい。フワーとかドゴーンって感じでみたいな。

藤井:検索ワードを何で入れたら何が出てくるのかが分からないから、知識入れつつアウトプットしつつ、みたいな。

川村:他劇団の人は、とりあえずYouTubeでめちゃくちゃ曲聞いて、なんか、これ使えそうだな、とか雰囲気近いな、とかなったらその曲名とか作曲者とかジャンルを調べて、その背景を掘っていって、そこから広がっている枝を調べるって言ってました。まあ、僕はやったことないんですけど、でもなんかすごいな、と聞いてて思いましたね。

藤井:ありがとうございます。

面白い出来事

高松:逆に部署間の会議であったり稽古場であったりで、なんか面白かったこと、珍事でもハプニングでもいいんですけど。なんかありましたか?

川村:まあ、舞台監督は基本1人なので、なんだろうな、外向きにはないかな、と。企画運営だと結構あるんですけど、まあその話してもしょうがないかなと。舞台監督の仕事はこれからなので、今のところはないですかね。なんとかやってるかな、と言う感じですね、はい。

柳澤:さっきも言ったんですけど会議が楽しくて、そのイメージを擦り合わせるのが。まあ自分で作るんで、正直に話していかないとイメージが伝わらないと思っているんですけど、逆に正直すぎて伝わらないことがあって、そういうのをどうやって伝えていくか、言葉じゃない物で伝えていきたい、みたいなコミュニケーションのやり方が面白いなと思いました。

藤井:この前、マクドで5時間半くらい音探しの会をしたのが面白かったですね。音響班って一応4人いるんですけど実働が2人で、まあ、仲良くやれたらいいなと思ってます。あ、でも今度SEを録音したいって話になってて、割とそれはワクワクしてます。

公演での目標

高松:じゃあここまでで苦労した話とか楽しい話とか色々喋ってもらってるんですけど、この公演における自分の最終目標、自分でもいいですし部署でもいいですし、なんか最終的にこういうことをしたいです、みたいな、でもなんでもいいのであれば教えていただきたいなと思います。

川村:まあ外向きには多くのお客さんを呼ぶ、多くのお客さんに満足してもらうことですかね、はい。そのために真摯に作品作りに向き合ってますね。僕は直接作品を表現するっていう感じではないんですけど、表現する人たちが気兼ねなくできるように、サポートができたらいいなと思っています。


柳澤:宣伝美術って公演の顔になるっていうか、ビラとかも公演のイメージを司ると思うので、やっぱり公演のテンションを上げていくっていうのはありますし、内側では、宣伝美術班っていうチームをもう少し仲良くコミュニケーションを円滑にできるようになればと思いますね。


藤井:部署としては、「舞台を見てる最中は、流れている音楽が記憶に残らないけど後でサウンドトラックを聞いたら、あーあの時になってた音楽かってわかる音響」が一番いいのかなと言う話になってて。実際にサウンドトラックを上げるわけではないんですけど、そう言う音響を目指すのが部署としての目標ですね。個人としては、舞台を一番作るのは何より役者だとは思うんですけど、でも音響として自分も参加して、私もこの作品を作ったんだってちゃんと思えるくらいに関わったりこだわったりすることが目標です。

川村:いや、そう、みんなで作るものなんでね。ヒラとかチーフとかっていろんな考え方があると思うんですけど、別に偉いとか偉くないとかそういうのではなく、役割の問題だと思うので、みんながみんな同じように公演に関わってるし、その責任を持ってやってほしいなと思います。だから、ぱるめちゃんにはすごく感謝しています。

藤井:ありがとうございます、がんばります。

意気込み

高松:じゃあ、残り1ヶ月になりましたけれども、意気込みの方をそれぞれお伺いしたいなと思っています。

川村:意気込み…表現する人たちが余計なことを考えず、表現することに没頭できるように手配して行きたいなと思っています。

高松:じゃあ柳澤さんお願いします。

柳澤:みんなが見てやる気になったり、お客さんが見て、行きたいと思ってくれるような宣伝ができたらいいですね。

藤井:そうですね、音響はもう詰めるぞって気持ちでいい物を音響班で作れるように頑張ります。SEも探していかないといけないですし、頑張ります。ドキドキしてます。

高松:ではこの辺りでお開きにしましょうか。瞼を跳ねる羊の晩夏公演『SHOT』成功させましょう!

全員:おー!ありがとうございました。『SHOT』お楽しみに〜!

『SHOT』ご予約はこちらから⇩

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?