冥王星水瓶座時代はフィリップ・マーロウのような生き方がいいのかもしれない
パルです。
先月から文庫本を2冊同時進行で読んでいたのですが、結局1冊を集中的に読み、ついでにうちにあるシリーズ作品を全部読み、夢中になりすぎて眼精疲労になってしまいました。
レイモンド・チャンドラー
清水俊二訳 早川文庫
『高い窓』
『湖中の女』
『長いお別れ』
ちなみにマーロウシリーズはその他に『さらば愛しき女よ』、『プレイバック』があります。『プレイバック』うちにあるはずなのにみつけられない!くやしい!
推理小説なので、詳しいことは書きませんが
とにかくこの中年の海千山千の探偵、マーロウがいいんです!
この人どんな人間かというと『ロンググッバイ』のあとがきで向井敏さんが的確に表現されています。
自分でやりたいようにやるタフで意地っ張りの探偵でありつつ、同時に「暗い夜に泣いている声を聞くと、なんだろうと見に行かずにはいられない」男。
意気に感じ、心ばえに惹かれて、いくたびも死地におもむいて悔いず、甘美な情感をあとに残して遠くへ去っていく男。
ズッキューンときますね。どちらかというと不器用であえてうまく生きていかない人で、そこもいいんです!
いつも楽しくnoteを読ませて頂いている
ウィリアム・D・上原さんによると、20年にわたる冥王星水瓶座が本格的にはじまるのは今年の11月20日からということです。そしてこの本格的な冥王星水瓶座はどんな時代になるか、いくつか書いていらっしゃいます。
☆ 既得権益集団が崩壊していく
☆政財官癒着の私物国家が終わっていく
☆自由にやっていく時代、それゆえ責任をともなう時代
☆自立の時代、そしてネットワークの時代なので自分の依存先をたくさん持つことが大切
☆自由・平等・博愛
などなど
この冥王星水瓶座時代になぜマーロウ的に生きるのがいいと思ったのか、それはマーロウが
自分を大事にできる人だからです。
マーロウは仕事柄、捜査中によく死体を見つけ、そのため警察にあらぬ嫌疑をかけられて散々な目にあいがちです。
前日どんな酷い目にあっても、朝になるとキチンと起きて手間をかけてコーヒーを入れ、トーストを焼きます。コーヒーも、時間のかかるサイフォン式のコーヒーメーカーを使って丁寧に入れます。
朝早く、友人が拳銃を持ってふるえながら立っていても、慌てず騒がず、時間をかけてコーヒーを入れます。
ちなみにマーロウはブラックではなく角砂糖とクリームも入れます。
どんな一日でも夜静かなし時間があれば、一人でチェスをします。余分なことを考えてしまわないようにチェスに集中し、頭をあえて疲れさせゆっくり眠れるように気を配ります。
マーロウは仕事に対してベストを尽くせるよう、判断を間違えないよう、自分のメンテナンスをおこたりません。マーロウは
自分を大事にし、自分の体調や精神をしっかりコントロールすることで自立した活動ができることを知っています。
依頼人の秘匿義務を守るために、警察に厳しい尋問を受けてもチェスをするように、巧みな駆け引きで相手と交渉しようと努力します。依頼人の要求に対してはベストを尽くしますが、例え法外なお金を出されても自分の意に沿わない仕事は断ります。
お金は、自分の自由な行動や発言を制限する場合があると知っているからです。
警察にも依頼人にもおもねらないマーロウですが、決して一人ぼっちではありません。緊急のときにすぐ自宅に来てくれる医者のカール・モスや極秘情報を扱う知人のジョージ・ピーターズ、毎日事務所に悩み事を相談にくる人々、たまに行き場のない酔っ払いに出くわすと介抱し、自分のベッドに寝かせるほどお人よしな一面をもっています。
困っている人に親切にすることをわすれません。
どうやら冥王星水瓶座時代の20年間は、自分がもっともっとちゃんと生きていこうと思ったほうがいいようです。私も肝に命じて、この20年を過ごしたいと思います!
ちなみに、村上春樹さんもチャンドラーの作品を訳されているようで、春樹版マーロウはもっとおしゃれな感じかもしれません。村上春樹さんもきっとマーロウが好きなんでしょうね。
よく考えたら共通するところもありそうです。
冥王星水瓶座時代に村上春樹さんがノーベル賞を受賞することもあり得ますね!
楽しみです😆
ここまでお読みくださり
ありがとうございました🍑
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