自分の話を人に聞かれたくない

私は、自分の話を(話に関係ない人に)誰かに聞かれていると(そう思い込むだけでも)自己否定に陥って冷静に話ができない。
そこには、理路整然とまとめて話をするべき・話にはユーモアを混ぜるべきなど、上手く話さなければいけないという「べき思考」にも縛られているが、
全然無関係の人にも自分が否定される気がしてきて、落ち着いて話せば何も難しいことはない話も伝わりにくくなったり支離滅裂になったりしてしまって私は冷静に立ち回れない。
そこでまた自己否定して、話をすることでどんどん自分に自信がなくなってしまうマイナスループを私は繰り返している。


子供の頃家族から、自分の話を肯定してもらった経験が少なく、逆に否定されたり親の言うことが全て正しくて自分の意見は持つべきでないという思考が根付いてしまったことが大きく影響していると思っている。

そう認識して自分の話をしようとしても、無意識に自動的に心が自己否定しながら話をするから、自信持って話せば問題なく上手く進むことでも変な緊張をして無駄なエネルギーを消耗して疲弊してしまう。

インナーチャイルドを癒すと言葉で言うのは簡単だが、
自分の振る舞いが変わるまでにするには相当回復させてあげなければ自己否定を止めてくれない。


私の話を全部肯定してくれる人といることが近道だと思うが、
初対面の人で私のことを全く知らないのに、私に対して微笑んでくれたり話しかけてきてくれたりすると心が安らぎ、安心感を覚えるのは、それだけでも私の自己肯定感を満たしてくれる気がするからだろうか。

私の話に対して、否定したり上下をつけたりされなそうな安心感がある。
そんなに自己否定しなくていいと伝えてくれているのかもしれない。
これまで生きてきて、この安心感が私には足りな過ぎた。

そんな有り様でここまで生きてきただけでもよくやってきたと自分に言ってあげよう。
なんにも凄いことなんてしなくたって、それだけでも凄いことだって言ってあげよう。

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