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JK1のために簿記3級を解説してみる③


簿記の必要性

簿記は、会社や法人、個人の利益(もうけ)を計算するために、必要な記録をする行為です。
日々の取引がなければ大したことはないのですが、沢山の取引になると、どうしても記録しておかないといけません。
そこで、複式簿記が出来上がりました。いろいろな過程を経て今の簿記のスタイルに落ち着いています。
簿記を知らない人にはわからないですが、世の中は簿記で溢れかえっています。それこそ、SNSなんかよりはるかに身近です。
コンビニ行ったとき、バスに乗った時、ごはんを食べた時、ゲームをダウンロードした時、投げ銭した時、もう簿記だらけです。
目の前に見えるすべての物の裏に簿記が隠れています。
それほど誰にとっても必須の知識だと思います。

仕訳のルール

売上仕訳

簿記は上の図ような形で記録されます。
これを仕訳といいます。
この仕訳のルールとして、借方と貸方に勘定科目を書いて、金額を書くことで仕訳が成立します。英語だと借方をデビット、貸方をクレジットて言ったりします。英語の方が分かりやすいと思う笑

勘定科目は、簿記上のルールで分類する名前です。ほとんど実態と変わらなのでわかりやすい名前が多いです。
この1つの取引を2つに分けて記入するルールでこれを複式簿記といいます。
複式簿記最大のメリットは1つの取引が2つの性質の側面から発生していることを記録できることです。上の画像がと100円売り上げたけど、貰ったお金は現金なんだとよくわかります。これを取引二面性の法則といったりします。
そしてもう一つ簿記のルールでは、借方と貸方の金額の合計が一致します。
うえの画像だと売上も現金も100円です。これを貸借平均の原理といったりします。現代の会計システムでは、借方と貸方、つまり貸借の金額が一致していないと入力できずにエラーになります。

勘定科目の5つの要素


勘定科目の5つの要素

仕訳のルールでは、借方と貸方で仕訳起こすことが理解できたと思います。
つぎに、仕訳の中で選ぶ勘定科目の5つの要素について書いていきます。
こちらも簿記のルールでして、勘定科目は最終的に利益を計算していくために、企業がどのようにして、活動をして、また財産があるのかを記録してくためのルールです。

下記に勘定科目の分類勘定科目の主なポジションについてタイトルをつけてました。

資産(借方)

資産は現金や、預金、土地、建物、有価証券といった、目に見えるものが多いのでイメージがつきやすいと思います。難しい言葉でいうと権利があるものと思ってもらったいいと思います。
資産が増えたら借方に、減ったら貸方に金額を記入して増減させたりします。

負債(貸方)

負債はその名とおり、借金みたいなものです。今は払わなくてもいいけど、将来払わなくてはいけないものです。クレジット支払だったり、住宅ローンの返済みないことをイメージしていただけるとわかりやすいと思います。
難しいことをいうと、支払う義務をおっているものといいます。

純資産(資本)

純資産は会社を作るにあたっての出資金と思っていただけるといいと思います。また、企業活動が継続すると、利益が増えてきて純資産が大きくなったります。

収益(貸方)

収益は基本的にお金が増えることです。
売上だったり、銀行の利息だったりします。
最初の図の売上100円の図をイメージしていただけるといいかと思います。

費用(借方)

費用は、電気代とか交通費とか、企業の活動で必要な経費をイメージしていただけるとわかりやすいかと思います。
ちなみに従業員のアルバイト代も費用だったりします。

勘定科目のまとめ

勘定科目を5つの要素にまとめました。
各勘定科目にはホームポジションがあります。
資産だったら借方
負債だったら貸方
純資産だったら貸方
収益なら貸方
費用なら借方
バレーボールとかだとポジションがあるけど、状況によってやり方が変わるみたいなイメージで、勘定科目も普段はホームポジションにいるけど、とあるタイミングで反対側にでてくることも結構あります。

まとめ

仕訳のルールと勘定科目の名前と分類は最初はなれないので難しいと思います。また慣れたとしても実務でもよく間違えます。
だから、勉強される方は、間違っていいんだという気楽な感じで勉強していると、だんだんと簿記のルールが自分の体に出来上がってきます。
勉強といってますが、どちらかといえば簿記はスポーツに近いです。
簿記は実務から発達した学問なので、学んでいて損はないと思います。

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