メダカの妹

4月から働き始めたばかりの25歳の研修医。いま考えていることや思い出をまとめていけたら。

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人生で一番泣いた日

8月22日は父の命日だ。 私の父は、朝突然体調不良を訴えて倒れ、意識不明のまま手術を受けたが、その後も目を覚ますことなく、亡くなった。 病室で姉と母と、声が枯れるまで叫び泣き続けたことを今も鮮明に覚えている。 夏休みが始まってまもないある日の朝、わたしは母からのLINE電話で目を覚ました。 「いい?しっかり聞いて。お父さんが、くも膜下出血で倒れて病院に運ばれたの。今病院で手術をしているところ。とりあえず、それだけ伝えるから。」 電話口の母の声は不自然なほどに落ち着いていた。

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