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美しい彼劇場版エターナル、二回目感想、舞台挨拶付きを咀嚼した。(ネタバレあり)

ネタバレあります
ネタバレあります
ネタバレあります。

さて、
何から伝えればいいのか分からないまま時は流れて浮かんでは消えていくありふれた言葉だけ

1度目はまだ咀嚼できてない感が私の中であったものの、二回目&舞台挨拶を見て、2度目で冷静だったからか、はたまた前から二列目というかなり前の席だったおかげか、ものすごく没入して見てしまいかなり咀嚼できたからなのか、1度目見たとき戸惑った部分とかも普通に咀嚼出来て気がついたらラスト辺りからエンディングまで私はずっと号泣していた。

舞台挨拶があって良かった。舞台挨拶なかったら余韻で暫く映画館で泣いていたかもしれない。
正直、映画館であんな泣いたの始めてでエンドクレジット中嗚咽しながら数分間泣き続けたのも始めてだ。

美しい彼、こいつは本当に私をおかしくする。

オープニング、青い布の中、2期1話と同じような構図で始まり、隣に清居が居る。
目が覚めてのろけ話が始まる。
野口さん、本当にいいキャラしてる

二回目見返すと、ちゃんと清居のことを「恋人」って言えるようになってたことがわかる。
ここからすでに平良は成長してた。

離婚コントの後、料理が豪華なことで何かあったと察する清居に平良の操縦法を学びつつある感があり、シーズン1を考えたら信じられないほどの成長を感じる(T_T)一緒に住もうと提案して
「存分に喜べ」
ってドヤるところもなんというか平良の為に平良の望むキング仕草をやってるんだなと、清居が色々と平良と感情をすり合わせようと平良に歩み寄っている気がした。

皿洗う平良にベタベタする清居はかわいい
からの風呂!
男の本能が勝ったりしないのかと聞く清居に無理矢理とかしたら射殺して欲しいと答える平良。成る程。
あと風呂…凄いな…風呂、平良のスイッチってなんなんですかね()手にキスされて顔逸らす清居かわいいです。
からの鏡

あの、私、初見の時は平良って、2期最終話神社でのニタァーとした不気味な笑いからとって喰いそうな目で
「今までと同じならやだ」
で結ばれた日の清居の言葉(※多分行われた行為も込みで)を平良が嬉しかったと伝え、撮りたいものはありますからのチョコレートキッスを期に、今までの許可制でなく、したい時は自分から行くようになったのかなと思ってたのですがあの、もしかして違います?(゜ロ゜;ノ)ノ2期1話はしつこくしすぎたとか言ってたしもしかしてあの頃から夜はいつもこんな感じだったりします?
二回見て解釈に自信なくなってきた()
もっと咀嚼しよう。いや、でも初見の解釈が私の中では正しい気がするんだよな・・・うーー

マンション内見でバスダブは必要と語る清居さあ…!

未来に必要なのは野村委兵賞!
からの知恵袋!石ころ言ってた2期からすごく平良の成長が見える。

なんというか、
映画の平良、
清居への欲というか独占欲のようなものをすごく感じる。
今までドラマでうっすらとしか出てなかったものが全面的に出てきている。
野口さんが撮る安奈さんの写真に自信喪失して打ちのめされて、撮りたいものはありませんになるの、気持ちはわかる。確かに安奈さんの写真は綺麗だった。
私自身も大切な推しの絵などの創作作品を描いたりするが、他の方の素晴らしい作品を見て自分の下手な技術では推しの美しさは描けない。なら下手な私は描かないほうがいい、と考えてしまったりするので。

清居に触れる喜びを知ってしまい欲が出て純粋ではなくなったと苦悩していた平良が、青いシーツの中、清居が野口さんに撮ってもらうことになったと知って、無茶したら撃ち殺していいって言うくらい大事にしてる清居に嫉妬から駄目だって頭では分かってるのに強引に無茶しようとしまうの良いですね…
「痛い」って言わせてしまい、
「俺、病院いったほうがいいかも」
って落ち込むの、なんというか人間らしくて良かったというか、清居をやっとある意味人間扱いしてるようで、ドス黒いけれど良かったと思う。
清居は神じゃないし彼氏なので本来そういうドス黒い嫉妬心や独占欲って付き合ってるならあって当たり前で
大体平良よ、あなた本当は清居と出会ったその時からずっと触りたかったし欲深かったでしょ。
でもちゃんと後日爪を鑢で磨いでるのになんというか平良らしい愛情を感じた。
清居を傷つけないように、怪我させないように、大切にしたいという優しさはわかる。

撮影に来ない平良、野村委兵賞が撮れそうか聞いて、可能性はあるってことですよね!と前向きな清居のキラキラ感が眩しい。でも今の平良に撮りたいものがないと話していたと知る事故。

スクープされる安奈、
安奈を心配する清居の表情に、わが事のように感情移入しているのがわかる。清居、本当に1期を考えると丸くなったよ。

自分の中に輝く星がひとつあれば生きていける。
俺は死にもの狂いでそれを守る」

「俺の星は清居」
「清居の為なら世界中から石を投げられても平気」

即答出来るのが平良という男、 
いや、本当にすごい彼氏

平良に関しては本当に清居への愛は全面的に信頼出来る。平良は清居の為に死ねる男だよ。

離れて住もうと言って、彼氏だろ?と怒られて、
一緒に居られなくても清居が世界のどこかに生きてればいいと言う平良。

一回目見た時は私も平良の発言に平良がわからなくなり映画館の椅子からずり落ちそうになったが二回目は冷静に見ることが出来た。状況からの客観的な考えとしては確かに間違ってはいない。
間違ってはいないんだよ。
恋人、清居がどう思うかという問題で。
 

「撮りたいものないって野口さんに言ったんだろ?抑えられる程度の気持ちなんだろ?お前変わった」

あ、感情が事故りすれ違った。

でも1期や2期と違うのは清居は感情を爆発させてはいない。清居が声を荒げず静かにショック受けているのが、いろいろすり合わせようとして成長したなと考えたら泣けるのとこんな時だから離れないで一緒に居たかったんだろうなと。それこそ石投げられても。
逆に平良、「清居が」石を投げられるのは絶対避けたいんだろう。平良の根幹はなんも変わってないし寧ろ独占欲的なものを自覚しつつあって、良い意味で悪化してるのではないか?
悪化してるからこその発言でもあるのかなと。

一緒に居られなくても清居が生きてればいいと言うのは平良の本心で確かにこの状況なら今はそうかもしれないし気持ちはわかるけど、安奈と同じ職業な清居としては自分が安奈みたいな目にあったら何があっても石を投げられてもずっと恋人に傍にいてほしいタイプなんだろうし離さないで欲しいんだろう。だからこそ涙目になって感情移入するほど安奈を心配していたんだろうし。


お互いがお互いを想い合うから、苦しい。
いや、本当に肌で実感した。

平良が野口さんに作ったラーメンが美味しそうすぎる。ウインナーが入ってるのかわいい

今度は清居と安奈がスクープされて荒れるネット界隈がリアル。ファンは簡単に態度を変えるけど平良は変わらない。

あと二回目見てすごく思ったのが
平良と清居の二人が他人の恋愛のお膳立てするようになったことに泣けたよ。あんなに結ばれるまで紆余曲折あって、感情が事故りすれ違いまくってて何なら今すらすれ違っていたのに…
それでいて二人はちゃんと話し合おうとしてる。
お互いをすり合わせようとしてる。
いやほんとうに成長してる。

からの平良無双、改めて凄かった。

厄介なヲタは私の今属する界隈に沢山居るので設楽の場面は苦しい。本当に自分の思い通りにしたいと思ったらそれはもうファンじゃないよ。
今トロッキーを消したスターリンみたいなことしてる私の属する界隈ってなんなんだろうね
(*私は当然推しの事は大好きだが最近ヤバヤツの声が大きくなりつつある推しのファン界隈ははっきりいってもう嫌いになりつつある)あの界隈にこの言葉投げつけたい。
推しが誰と話そうが写真撮ろうが推しの勝手なんだよ。

話が逸れた。
設楽を殴るのをやめない平良、清居の声に我に返り声音がいつもの平良に戻るところが怖かった。
あんなに声音コロコロ変わるか普通?平良は本当に清居の為なら死ねる男だ。すべてが清居で動いている。

「清居に何かしたら俺がお前を殺す」が本気すぎた。本当に平良はやるんだろうなという説得力しかない。

それでいて「うるさい早く行け!」と声を荒げてまで清居を逃がす平良は
「こいつのほうが狂ってる」という言葉が本当に似合う。
清居の名を呼びながら恍惚と戦いきった平良は本当に狂っていて素晴らしすぎた。
素晴らしかった。平良というか俳優、萩原 利久さんに拍手を送りたい。

いや、本気で言ってますが萩原 利久さん、日本アカデミー賞新人排優賞あるのでは?
もっと売れてくれ。

清居がぐちゃぐちゃになって取り乱すの、本当に良かった。
こんなことで愛する人を失いたくないもんな。

平良にとっては夢という名の多分現実、ぐちゃぐちゃの清居はそれでも綺麗だった。
2期4話、智也に「友達よりも大切な人」と答えていた清居に泣ける。

そして撮影、
結局はすべての原点、清居だけを美しく撮りたい。
平良にとってはやはり清居がすべてだった。清居がすべての答えを与えてくれる。答えはここにあった。

最後には全てが清居だったという結論に辿り着くの、凄く良かったです。
「綺麗に撮れ、美しく撮れ」という、平良を鼓舞する清居、それに応える平良、

あと、あの平良が清居に「何考えてるの?」って聞いてる事にすごく感動した。今まで聞いてるの清居のほうだったじゃないですか。
ちゃんと清居の想いを、考えを聞くようになってる。

成長が、成長がすごい。

卒業式、平良が清居に対して行きたいところがあると走って行けるようになっている事に感動した。いつも逆だったじゃないですか。
清居が先を歩いたり走ったりして、それを平良が追いかけて。

「老けた気がする。写真のように時間は止められない」

「時間が経ってもどんな姿になっても清居は永遠に美しいまま※うろ覚え」

個人的に清居は
「平良はもしかして自分の美しさのみに惹かれたのかもしれない。ならそれがなくなればどうなるのか」
と気にしているかもしれないなと思っていたので、このやりとりは本当に良かった。

でも平良にとっては清居が全てだった。どんな姿になろうと、清居は全てが美しいから。

「側にいさせて下さい」

俺は清居に相応しくないとか友達すらおこがましいとか言ってた2期から考えたらすごい成長だよ。
嗚呼、本当に成長した。
成長させたのは清居か。もう平良は多分大丈夫だ。

「許す」

一回目から言ってますが、私はこの清居の返事が大好きです。

感極まったような、嬉しくて仕方がない、でも

「許す」

というある意味清居らしい返事。
平良が好きになった出会った頃のような清意の言葉。

キスをしようとして先生に見つかって花びらの中を駆け出す二人が本当に美しかった。 

平良については
先生が書類を撒き散らす中走ってるのは高校時代と同じなのに、あの時はジンジャエール買う為に走っていたのが今回は清居と一緒なんだよ。

しかも平良が、平良が清居の手を引いてるんだよ。
なんだよこれ泣けてくる。
今まで散々すれ違いそうになったらリポビタンdのcmのごとく崖っぷちから手を伸ばして掴みあって来たけれど、大概掴もうと動く決定打は清居だったじゃないですか。

それが笑顔で幸せそうに手を引いて、手を繋ぎあって駆け回るんですよ。もう崖じゃない場所を、二人で(T_T)
正直、一回目見たときより感動してしまってこの辺りから泣いてた。

あと、トマトジュース事件があった階段走る時は赤っぽい紙吹雪舞ってませんでした?

笑顔の二人が眩しい。
卒業式の黒の衣装と、清居の白の衣装が祝福された結婚式のようで、水浴びも、途中で学生服の二人に戻って走るところもすべてが素晴らしく、
契約書はないけれど、何があってもずっと一緒に居るというモノローグが素晴らしい。
ああ、このまま年を重ねても二人は永遠になるんだなと感じさせてくれた。

ラスト、薄いオーガンジー
オーガンジーの布が1枚被ってるあれ、
ウエディングドレスのベールとか
海外の中世の王族の人とかのお墓に薄い布が掛かってるやつ※語彙力なくてわかりにくいですがロミオとジュリエットで仮死状態なったジュリエットに賭けられてるやつ
みたいだなと思って…それを平良が取って愛し合うの、凄くよかったです。神聖な感じがして。

「俺すげえお前のこと好きみたい」

(T_T)
好きだと言ったことがない、言うのに時間がかかっていた高校時代からのあれこれや台本を殴っていたあの頃を思い出してもうだめでした

何度だって俺は清居を探して、何度だって恋をする
それが俺の、永遠だ。

俺の俺だけの、美しい彼

いや、本当に平良の成長がすごいのと
こんなに愛し手放したくない相手と人生で、たった17才で巡り会い、しかも互いに同じ熱量で愛し愛されるのは本当に幸せでしかない。心底羨ましい。
すれ違い離れ拗れそうになりながら互いの価値観をすり合わせて成長している。清居の手を引いて走っていけるようになった平良に涙が止まらなかった。

二人が辿り着いた永遠が眩しい

最後にキンモクセイが流れて、ああ、清居は平良から永遠を貰えたんだな。平良は清居に永遠をあげられたんだな。清居の願いは叶ったんだなと思うともうだめで号泣してしまいました。
ずっと永遠に愛の中、二人は暮らしていくんでしょうね。
つくづくいい曲ですね。キンモクセイ。

これほど人は人を愛せるのかと、互いに一緒に居るために価値観をすり合わせる努力が出来るのかと、
好きになって、愛して、これほど人生が輝く相手に出会えるのかとエンドクレジットの間色々考えて嗚咽していました。


そもそも美しい彼の宣伝、常々思ってたのですが
ぼっち底辺がクラスのキングに恋をした!」
的な煽りがされてるし平良自身も底辺と自称してますが平良、決してドラマの中では真の意味では底辺でもないんですよ。
だって正確には美しい清居が教室に入ってきたあの時から、平良の人生は輝き始めたんですよ。
パシられてる時すら、清居がいるから幸せだったんだから。幸せなんですよ。輝いてるんです。
底辺ではない。

話が逸れました
若いということ、輝いているもの、すべてが眩しかった。
改めて「美しい彼」はすべてが美しく、
劇薬のような、美しいだけでなく私の心をナイフで突き刺してくる「美しい作品」でした。

劇薬のような恋の素晴らしさ、
輝き続ける永遠を見せていただきました。
こんなにも心震える作品に出会えたことを、嬉しく思い、私自身のもう過ぎ去ってしまった懐かしい、戻ることのない学生時代を思い出させてくれたことを感謝します。


中学時代のかっこいい、今は大成した先輩に憧れていたこと、高校時代、入部してきた二つ年下のものすごく綺麗な同性の後輩に憧れて、綺麗で華やかな彼女を見ているだけで嫌なことをすべて忘れられたこと。
空いていたらいつも彼女の隣を選んで席に座ったこと
彼女に
「先輩、私のこと見てますけど私の顔に何かついてます?」と首を傾げられて
「ごめん、○○さんが綺麗で」
と答えると
「嬉しいですぅ、どんどん見て下さい!」
と髪を掻き上げてニッコリ笑ってくれたこと、 
彼女が私に、彼女の優しく性格のいい同級生のことを
「あの子生意気ですよね?ブスのくせに。」
と同意を求めてきて、えっ?と思うも
「確かに彼女に比べたらみんなブスだ。と妙に納得して、それどこころか他者をブスだと言い切るほどの自信と強さ、それでいて本当に芸能人になれそうなほど綺麗なことを考えたらもう性格なんてどうでもよくなり益々憧れたこと。
部活の皆と外出した日に彼女の写真を撮ったけれど写真より実物のほうが綺麗だったこと
なにもかもすべて懐かしい

因みに本日選挙があり、投票所が私の卒業した中学校だったので久々に行きましたが平良と清居とは違い
「私はこういう理由で卒業した学校へいくのか」
と我が身が哀しくなりました(苦笑)

話が逸れました。
美しい人間に憧れた人ならすべてが刺さる劇薬のような素晴らしい作品を、ありがとうございます。
舞台挨拶の監督さんがお綺麗で、
萩原利久さんの明るさ、八木勇征さんの美しさが最高で、すべてに感謝しかないです。

すれ違い離れそうになりながら互いをすり合わせようと努力し続ける平良と清居が本当に愛おしく、幸せでした。

原作本を買ってきたので読みたいと思います。


エターナル!


あ、もしも続編があるなら、こんなに嬉しい事はないです。二人の永遠をこれからも見続けたいです。





 




























 



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