#132_伝統文化を考える

今日の午前中は、オンラインセミナーを実施した。
わたしの担当は、内容項目の深め方。
内容項目と道徳的価値の違いって何よ?から話を始めた。

アンケート結果では、得意とする内容項目と苦手とする内容項目は、その差が非常に顕著だった。

授業をつくりやすい内容項目

「よりよく生きる喜び」に8票入ったのは意外だったが、およそ想定内。

授業をつくりにくい内容項目

「伝統と文化の尊重」「国や郷土を愛する態度」「感動、畏敬の念」「自然愛護」「真理の探究」このあたりの内容項目は敬遠されているようだ。
一年に一度扱う程度、日常からは遠い教材が、一般的に難しいとされているらしい。
Cの後半とDの内容項目。

思考を深める発問をつくるためには、段階を追った研究が必要だ。
わたしが自分の授業をもとにまとめたステップは以下の4つ。

1.本質を見抜く(子どもの実態、指導要領解説、教材から価値理解を深める)
2.問題を明らかにする(子どもの実態を見つめて問題にしたい場面や事象を見つける)
3.道徳的問題を含む問いを考える(教材の世界と子どもの世界とのずれを見つける)
4.考えやすくする「問い方」を見つける(4W1H型、複文型、具体化)

内容項目理解は、この「1」に当たる。
形を作る前に、土壌を耕すのだ。

「そもそもを問う」
「道徳的知識を身につける」
この二つは必須だと考えている。

続きはまた後日、まとめたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?