#67_3送会を経て思ふ

今日は勤務校の3送会だった。

学級の子どもたちと相談して、スケッチブックリレーをつくった。
5~6人でチームをつくり、3年生に送る動画を作成する、という内容。
リーダーを決め、子どもたちと相談してグループ編成をし、ストーリーを考えてスケッチブックにメッセージをかき、動画を作成した。

子どもたちはめっちゃ盛り上がって、動画をつくってくれた。
マスクを外しての撮影には抵抗があったようだが、アイディアはとってもよかった。
動画の質は・・・正直、もう少し時間があればもっとクオリティ高くできたのに、と思えるような内容だったけど、必ず一人一言話して、最後はクラス全員が登場して、内容のある動画がつくれたと思っている。

この動画を、生徒会のICTに長けた子が上手に編集してくれて、
今日、20日ぶりに動画を観て、
素直に、純粋に、わたしは感動した。
ああ、2組でよかった、このクラスでよかったと思えるクオリティに仕上がっていた。(生徒会のAくんにも感謝!!)

もちろん、どのクラスも子ども一人一人の個性が輝いてたけど、
やっぱり、一年間苦楽を共にした子どもたちとの時間は、かけがえのないものだったのだと実感できた。

そのあとの、3年生の3年間の写真と動画がまた、、、感動ものだった。
1年生の初々しい姿。
2年生になり、少し逞しくなった姿。
そして3年生の今。一年間の思い出。
わたしはこの子たち(3年生)とどっぷり一緒にはいられなかったけど、それでも感動して
少し、泣いた。

帰りの会では、子どもたちにこんな話をした。

3年生を送る会、感動しましたか。
なぜ、感動したと思いますか。
それはきっと、今まで見えなかった3年生の過去の姿が見えたからです。
今の3年生、すごいって思ってる人もたくさんいると思うけど、今の3年生の姿は急に現れたわけではありません。

1年生のときの努力があり
2年生のときの様々な経験があり
今の3年生の姿がある。
それを胸に刻んでおきなさい。

君たちは、まだ、3年生の3分の1しか中学校生活を歩んでいません。
まだまだ伸びる。絶対変わる。
今の3年生が、今の姿になったように。
いきなり大人になれる人はいません。
少しずつ、一歩ずつ歩んで大きくなって
振り返ったら、今まで歩いた跡が道になる。
それが、人生です。

一歩ずつ歩みましょう。
今日100歩進んで99日休むのではなく、毎日一歩ずつ歩むことを100日続けましょう。
その方がずっと、君たちの人生を支える経験、土の部分が豊かになります。
豊かな人生とは、毎日一歩ずつ積み重ねることで生まれるのです。

ちょっと脚色しているけれど、こんなこと。
子どもたちの空気が変わったことがわかった。

わたしはいまいち話が苦手で、しまらないことが多いけど
少しでも子どもたちの成長に資する話ができたらと願う。

教室では、壁に掲示してある写真を、多くの子どもたちが取り囲んでいた。
わたしが教室に入ると、「先生、僕たちの送る会では、この写真使ってください!」と何人もの子どもたちから声をかけられた。
自分たちにいずれ、送られる側になる。
そんなことを思ってくれたことが、そんな日を想像してくれたことが
とても嬉しかった。

修了式まで、あと10日。
予言する。
わたし、絶対、泣くわ。

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