#154_道徳科を学ぶきっかけエピソード

「道徳科の授業っておもんないよなー。」これはわたしが小学校の頃から教師3年目くらいまでもっていた道徳授業観です。
教科教育は学習内容がはっきりしているけれど、道徳科は学習内容が難しくて曖昧。当たり前のこと教えてどうするの?なんて思っていました。

初任の頃(小学校)は「思いやりの授業」と称して、当時流行っていたプロジェクトアドベンチャーのアクティビティやエンカウンターばかりやり、それが管理職にばれて(当時は週案簿の提出があり、バカ正直に全部「2-(2) 思いやり」って書いていたんですね。うちの初任の先生、ちゃんと授業やっててえらい!)、校長室に呼び出されて説教されました。

面白い授業がしたくて書籍を漁り、「とっておきの道徳授業」に出会いました。
身近な素材を教材にする。
何より観をひっくり返す。
これだ!!と思いましたね。
これが授業だろうと。
納得と発見があること。
4年目に中学校に異動してからは、ずっとこれに力を注いでいて、教師7年目までは道徳でも専門の理科でも、子どもたちの観をいかにひっくり返せるかに人生賭けていました。

転機が訪れたのは8年目。
研究校に異動になり、道徳研究部に配属になったのです。
しかも読み物教材を使わなければいけないという縛り付き。
今までほとんどやったことがない授業スタイルにかなり焦りました。
そこで出会ったのが、筑波大附属小の加藤先生の道徳授業でした。
ここから、わたしの第二の教員人生がスタートしました。

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