#138_教材開発の極意

オンラインセミナーを主催した。
わたしも含めた先生方が、夢中になって聞き入った。

教材開発は、学習指導要領解説をはじめとした、教え事をもとに考える道(上からの道)と、面白い具体を発見したことから学習内容を見出す道(下からの道)がある。

今読んでいるのは「教材づくりの発想」
ここに出てくる具体がもう、本当に面白い。

時計の事例
時計はなぜ、右回りなのか?
なぜ「ジケイ」ではなく「トケイ」と読むのか?

この事例だけでもめっちゃ面白かった。

右回りの理由はすぐに想像がついた。
太陽の動きと同じなのだ。
でも読み進めると、太陽の動きというよりも日時計の動きであることがわかった。
つまり、時計は北半球でつくられたってことだ。

また、時計はもともと「土圭」と書くそうだ。
これは辞書によって解釈が異なるが、古代中国の緯度測定器、太陽を使い時間を測定する器具(日時計)のことらしい。
二つの疑問は繋がるのだ。

「なぜ?」は世界を知るきっかけとなる。
「なぜ?」は世界を広げる原動力となる。
今行っている探究ノート、少し方向性を変えて
「なぜ?」をたくさん見つけるノートにしてもよいように感じた。
「なぜ?」と問うことが教材づくりの第一歩であり(下からの道)、学びのスタートラインであるきがしてならない。

このような思考を育んでくれた、先生方に心より感謝したい。

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