富山市立堀川小学校訪問

むちゃくちゃ面白かった。

堀川小学校、前任校の附属小のときから、ずっと行きたいと思ってた。
10年越しに願いが叶った今日。
というか、腰が重かったんだな。
ほんと、行って良かった。

朝は自ら発見し自己決定して身辺を整える時間。
そのあとは、振り返りも含めて、くらしを見つめる時間がある。
この「くらし」を見つめる時間をたっぷり20分取っているのがとても秀逸だと思った。
これを学校ぐるみでやっているから、子どもたちはぐんぐん伸びる。
学年を追って、発達段階を経てどんどん成長する。
もう、一個人で学級を育てよう、子どもを育てようとする時代ではないのだろうと感じた。

くらしの時間に一人が語り、他者が呼応するこの時間が、自己を見つめて耕す時間になっていることを確信した。

そのあとは授業参観。
一人学習と集団過程の時間を確保するカリキュラム。
子どもたちは、互いの意見に呼応しながら対話していた。
子ども自身が相手の内面を知るほど、対話が深まる。
この、内面を知る時間が「くらし」を見つめる時間そのもの。

6年生になると、深く相手のことをわかっている上で、互いに突っ込んだり、〇〇くんだからという見方ができたり、問い合ったり、みんながそう感じるわけじゃないと思うけど、と前提を入れたりしながら、語り合う姿が強烈に印象に残った。

そして、それと同じくらい強烈だったのが、教務の先生の子どもを見る目の深さ。
持っている、子どもたちの情報量の多さ。
度肝を抜かれた。
常に子ども一人一人を見つめ励ましている証であり、常に子どもから出発している学びの姿を体現している大人がそこにいた。

今回感じたのは、学校として子どもたちを育てること。
先生方自身の観を知る時間をつくり、どんな子どもを育てたいかを共有すること。
堀川に脈々と受け継がれている、重松鷹泰の教育思想を力強く感じた。
そんな教育を自分も体現したい。そう思った。

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