#74_当事者の醍醐味・当事者の苦悩

バスケ部の子と話をした。
わたしは副顧問。
顧問の練習スタイルが合わないらしい。

バスケットボールはど素人で、ルールもある程度しかわからない。
練習メニューも全然。
顧問は10年バスケをしていた初任の子。
ルールはもちろん、練習メニューも試合中のアドバイスも的確で、ずっと吹奏楽部だったにも関わらず運動部の顧問をせざるを得なかったわたしにとっては、心から羨ましい存在。

それでも、部の運営は難しい。

そこにいるのは「人」だから、当事者同士だとどうしてもうまくいかないことがある。
逆に、外から見てるからこそ見える世界があって、話せることがあるんだって改めて感じた。

「うまくなりたい」気持ちは同じなのに
課題意識のずれ、厳しさと優しさのバランス、メニューの選び方
選択肢は無限にあり、捉えの違いによる歪みはどうしても生じてしまう。

勝利への方程式はない。
人が育つための最適解もない。
でも、近道と遠回りはあって、これは監督を何年も経験しないとわからない。

でも、子どもたちにとっては「最初で最後の大会」なんだよね。
そのジレンマ。

顧問は当事者だから、愛されもするし矢面にも立つ。
わたしは当事者とはちょっと遠い位置にいるから、こういう場で動かないと。
担任と副担任の関係も、きっと一緒だな。
子どもたちも顧問も「精一杯やった!」って思いで終われる。
そんな大会が迎えられるように
自分にできること、精一杯やっていく。


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