#58_心の処方箋

過去一、苦手な人が職場にいる。

わたしは基本、人のことを嫌いにならない。
出会った多くの人たちは、みんなあったかいから。

わたしが苦手な人、嫌いな人は、
理不尽に攻撃してくる人。
批判ではなく否定してくる人。

そんな人が職場にいても、今までは割とうまくやってこられた。
この人に会うまでは。

最初から攻撃的だった。
わたしが意見を言うと真っ向から否定してくる。
または無視。
それが、その人だけじゃなくて学年会全体の空気感だった、2023年4月。

初日で耐えられなくて、学年主任と他学年の先生に相談した。
「これが(その人のニュートラルだから)当たり前」だそうだ。
学年会で意見を述べても返事がないのがニュートラルなのだろうか。
何を言っても否定しか返ってこないのが当たり前?
意見を言うとこそこそ話をされて笑われるのが当たり前?
決定権は一人が握っているのが当たり前?

感覚がおかしくなっていくのを感じた。
自分の判断はすべて、間違っているように思えてきた。
2月、今までで初めて、どうしても足が学校に向かなかった。
職員室にいると、それだけで涙が出てくる。
これはおかしいと思って、精神科に行った。

適応障害。
薬を処方された。
薬を飲むようになって、何とかまた普通に勤務できるようになった。

今日は彼女が一日不在だった。
薬を飲まずに、学校に行った。
一日心が本当に軽くて、自分が一番びっくりした。
授業もめっちゃ楽しくて、子どもたちも結構ノリがよくて
学校って、こんなに楽しいところなんだって思えた。

彼女がすべて悪いとは思わないけど
人の不幸の上に自分の幸せをつくろうとする人は、受け容れるのが難しいと悟った。
心の論理がわからない。
みんなで幸せになればいいのに。
泣いてる人を尻目に、自分のほうが優れてるとか、素晴らしいとか
優越感に浸って笑うことなんて、わたしにはできない。

人との出会いは、自分の生き方と向かい合う行為そのものだ。
「他者の顔」
自分とかけ離れている人と出会うことが一番の学びになると改めて感じた。

自分の軸と生き方を改めて考える機会となったこの1年。
もちろん3月まで突っ走るけど、彼女との距離感はきちんと保ちたい。
わたしはまだ、ここで倒れるわけにはいかないんだ。

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