#155_道徳通信のねらい

勤務校では研修主任と道徳主任を兼任していて、今年度の研修は道徳。
こんなにやりやすい年はないので、今年度は研修通信と称して、道徳通信を発行することにした。

第一号にはこのようなことを書いた。

 「道徳科の授業っておもんないよなー」私が小学生の頃(ん十年前!)から3年目くらい(これも十数年前)までもっていた道徳授業観です。教科教育は学習内容がはっきりしているけれど、道徳科は学習内容が難しくて曖昧。当たり前のことを教えてどうするの?そう思っていました。

 おもしろいと思い始めたのは8年目からです。ある先生の授業に出会って、授業観ががらっと変わりました。そこで確信したのは、発問が変わると子どもたちの反応が変わる!」「子どもたちの反応が変わると授業が面白くなる!」という事実です。

まだジョブの段階なので、自己開示をしつつ、あまり突出したことは書かないように配慮した。
(やんわりと、小中学校当時の先生方の授業を批判しているのはちょっと失敗したかもしれない、、、。)

続きます。

「道徳だから心情を問わなくては…。」そう思われがちですが、気持ちを問うだけでは気持ちは育ちません。その人の行動に共感できない生徒もいるからです。気持ちを問うのであれば、「行為の理由を問う」スタイルが有効です。「なぜ~?」発問ですね。「その人はなぜそのような行動を取ったのだろう?」などその人に共感できなくても考えられる問いなら、様々な立場の人の考えに触れて自分にはない多様な見方を学べます。

「気持ちを問う発問」からの脱却を目指します。
週に一回くらい発行できればいいな、という感覚で書いています。
突っ走ったり熱を上げすぎたりするといいことがないので、あくまでも少しずつ、歩み寄る感じで。

あまり攻撃的にならないように配慮しながら、進めていきたいと思います。

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