「Ditô2o」制作後期+α
こんにちは!ちくわ型AIと申します!
先日開催された『超』音MAD晒しイベント2024 に「Ditô2o」という動画で参加させていただきました。
まだご覧になっていない方はまずご視聴いただけると幸いです(音声映像どちらもイベントに提出したものに微修正を加えたので生放送でご覧になった方もぜひ!)
既に見ていただいた方には心より感謝申し上げます。
一見バカタレ動画かもしれませんが、自分なりのこだわりや思いが細部に詰まった動画だと思ってます。
このnoteではそういった点や裏話について書いていきます。
※目次は作ってありますが、こういうの書き慣れてないし伝えたいことを手当たり次第書いてるので読みにくいかも。大目に見てください。
制作経緯
見る専(れむしりガキ時代)
淫ク⭐︎音MAD作者のremmuh兄貴の動画を素材にしたYTPMVです。
当時はYTPMV^2(YTPMVを素材にしたYTPMV)どころかYTPMVという名称すら認識していませんでしたが、「こういうの面白いな〜」と感じたのをぼんやりと覚えてます。
時は流れて作者となり…
https://www.nicovideo.jp/watch/sm40840555
「マジ―本編改造リンク」タグ(なんでダッシュ?)がついた動画を素材にした音MADを作りました。
この時点でも音MADが素材の音MADを見たがってますね。
すると 後日…
「Ditizo」のYTPMVが日本でちょっと流行ります
自分も作ろうと思ったのですが、なんとなくカービィ以外を使いたくなりました。
前半のリードの終わり「テテテ♪テテテテ♪」が、修造ハンガリー旅行の「ハルク♪ハルク♪」に似てるなぁ(?)など迷走していると
お!これいいじゃんね!
i → ô が無理あるけどoto^2のアナグラムとしては自然だし(今気づいたけど、Di と 2 って意味重複してるな)、原曲が音MADなのもテーマに合ってていいね!
って感じで10月ごろから作り始めました。
ただ制作スピードが終わっているので
ダラダラ作り続けてる間に年が明けるわけですが
超晒しきた!し、お題にもそれとなく合ってる!!
というわけでお題参加は全くの偶然だったんですね。ラッキー!
そんなこんなで超晒し参加に向けて作成を進め、無事締め切り1時間前に提出できました。
長期間作ってるんだからもう少し余裕持てって
結局音声映像どっちもミスあったし
音MAD選び
まずはどの動画を使うか考える必要があるわけですが、選ぶにあたっていくつか基準を設けました。
端的に言えば概要欄に載せてあるマイリストにある「好きな動画の中でも音/映像/素材が特徴的なもの」なんですが、もう少し詳しく説明すると
その動画特有の音が鳴っている(e.g. アイス貼ーグ)
画にインパクトがある(e.g. 龍神様(sm42581219))
その動画独自の素材を使っている/その動画でしか見たことのない素材が使われている(e.g. 女の子がかわいい合作/ふとももnted dance)
こんな感じです。
今回使った動画は大体どれか一つに当てはまっていると思います(大好きでみなさんに知ってもらいたいから、基準に当てはまってないけど使用した動画も一部ありますが)
どうしてこの基準を作ったかというと、こういった動画のほうが視聴者に音MADを素材にしていることが分かりやすく、元素材ではなくあえて音MADを素材にする理由付けがしやすいからです。
後者について例を挙げると、Ditizoにはタイピング音を鳴らす部分があるので、タイピング音をメインに据えた音MADを採用したとします。
個人的にこれはあまり面白くないです。
わざわざ音MAD使うんじゃなくて素直に元素材使えばいいじゃん、という話になるから。
なので今回は上記の基準に当てはまり、かつタイピングが主題になっていない音MADを選びました。
そういえばタイピング音入ってたなぁぐらいのやつ(天才ハッカーはちょっと外れるけど)
この「理由付け」、自分はYTPMV作るときは結構強く意識していて、音の原型を崩れてしまいがちなYTPMVにおいてその素材だからできる映像表現やテーマオールスターをすることで、サンプルじゃ出せないYTPMVの良さが出てくるのかなと思ってます。
シンセはともかくドラムって音作り進めてるとサンプルに近づくみたいなところあるじゃんね
まぁ理由付けが全くないことによる面白さもあるし、人の動画見るときは音の気持ちよさ重視しがちなんですけどね!
すみません話がそれました
さて、基準を決めたのでいよいよ音MADを選ぼう!
と言いたいところですが、実際作ることを考えるともうちょっと条件が求められます。
今回作るのはYTPMV、さらに原曲不使用なので音選びは吟味しなきゃいけません。
パッと聴いた感じ使いやすそうでも、いざReaperに置いてみると他の音がノイズになってる、UVRにかけてもうまく抽出できないなんてことは普段YTPMVを作るときにもよくあることですよね。
映像は上記基準を満たしていれば大体大丈夫ですが、欲を言うとキーイングとかクリッピングで簡単に切り抜けるものが一部あると嬉しい。
そんな都合のいいものが…ある!!
いわゆる「バカタレ」な動画群です
・音数が少ない(→UVRで抜きやすい) or 変な音を鳴らしている
・画が強い
・映像がシンプル(→切り抜きやすい)
完璧すぎ
こういった理由で結果的にバカタレの採用が増え、さらにそれが前半に少々偏っていたのでみなさんにバカタレの印象を強く与えてしまったかもしれませんが、私はいたって真面目です。
音声
ごめん制作経緯でも書いたけど音声作ったの4カ月前だからなんも覚えてない 特に音作り
とりあえず音声作成時に考えてた素材間の組み合わせ書いときます
こう見ると薄いつながりだな
カービィ出てくる作品がいくつかあったのでそこも映像で関連させられればなと考えてたんですけどむずかった
mixはリード、ベース、キック、スネアを大きめに、あとはそれぞれいい感じに聞こえるようにしました。
全部合わせて聴いた時に芯があってそれが太いほど嬉しい、あと周りの層が厚いと良さそう!って感じ
特に前半は「IKKOの子供」のあのボーカルの力強さを強調したかったので、オク下をオートメーションで調整しながらうっすら重ねたり、ベースと合わせたときの芯を意識してみました。
対して後半は、ボーカルが手前に聞こえてれば十分で、ちょっと弱々しい感じも味が出てるかなと思ってたので前半ほどは手間かけてないです。でもオク下重ねるぐらいはやってよかったかも。正直疲れてた。
今回は芯を意識しすぎたせいか、全体的に他の人のmixと比べるとステレオ感が弱いする。
mixわかんねえよな;;
マスタリングは提出した方は締め切り直前に音圧だけ上げて終わらせました
イベント終了後に公開した方はもうちょっとちゃんとやってあります。
キックとスネアのアタックが強すぎると感じたのでそこを削ったのと、音圧上げたら高域がきつかったのでそこ下げました。←これ多分下げすぎた
mixに戻れという話ではありますが、PFが重すぎていじる気にならなかった…
MCenterは各帯域のステレオ感の調節を担ってるんですけど正直蛇足だったかもしれない。
なんかいっぱい挿してるけど主に後半の音声を聞いてマスタリングしてたせいか、前半に関しては提出時の方が良い気がして泣ける;;
映像
前半はテンプレ通りなので特に書くことないです
0:50-1:05
音声作ってた時の脳内イメージをそのまま出力したって感じ
ふーみん(象)から右上に向かって広げて、背景の不破に合わせて赤と緑を基調としてみました。
画面上部のドラム達は前半で既に登場してるので、元の色は残さずグラデーションマップで花名に合わせて赤い色調に、下部のドラムはここが初登場なのでグラデーションマップを適用した後に、元の色をうっすら乗せてます。
真ん中の「ー?」は元の音MAD通りに動かしてるんですけど、アルペジオとして使ってるせいで動きが激しく、必要以上に目についてしまっていたので、流れてくる一代を青っぽい色にしてrikky_blendガチャしていい感じに色を混ぜながら背景に馴染ませてみました。
色合いは大分好みのものになったんですけど、肝心の「ー?」を上手く活かせていないような気がして悲しいですね。俺はあのシンプルながら魅せる映像に惚れたのに。
右上でリアップが1f反転しながらベースとして音合わせの動きしてるんですけど、これはサイズと位置で程よい存在感にできてていいですね。
真面目なYTPMVに1f反転がいるの面白いに決まってるから採用できてよかった。
あとはそれぞれの動画の再現
作業としては大分地味ですが、1fずつ見比べて座標、RGB値、ブラー量などを合わせるのはなかなか苦しかったです。ドット絵アニメーションやってなかったら耐えられなかった…
まぁこんなもんかな
1:05-1:11
金剛夜シャミょう王クラゲ.パートです。
ここら辺から少しずつ素材の登場を工夫したり、変形したりしてます。
1:11-の解説でもう少し詳しく書きますが、テーマは「制作」「世界観を一つに、ごちゃ混ぜに」です。
作りながらテーマ固めていったのでここらへんの表現は適当かも。
アナログデジタル関係なく、思いついた表現をどんどん入れちゃおって感じで「制作」っぽさはあまりない
金剛夜シャミょう王クラゲ.以外の素材は前のパートと同じなのでそろそろ弄っていいだろう、ってことで素材の変形・装飾やクロスオーバーを増やし始めてます。
今回に限らず、YTPMVの映像を作る時は視聴者に素材を認識してもらうために、最初はシンプルな編集を心掛けてます。
マイナー素材いっぱい使ってるなら逆に気にしなくていいかもしれないけど、やっぱどの素材がどの音を担当してるかなるべく分かってほしいよね。
1:11-1:21
ここからのテーマは前パートで挙げたものに加えて
「音MADにされてる音MAD感」です。
前パートの画面からカメラを引いて、市松模様に乗せ、Youtube,ニコニコといった動画サービスや編集ソフトであるReaperをモチーフにした表現を取り入れてみました。
ところで音MAD制作をテーマにしてる割に動画編集ソフト(AviUtl,Ae)を意識した表現を使っていません。
これは不純で完全に作者特有の思考だと思いますが、使ってるソフト透けるのが嫌だ!!し、逆に視聴者の頭にそんなノイズがよぎってほしくない!! 今回の動画はそのテーマ性から、特に界隈に向けたものだったのでなおさら気にしてしまいました。
じゃあ商業映像はどうしてるのかとリファレンスを漁ってみたところ、特定のソフトを想起させないようなデザインを作りがち な気がする(単に自分が他のソフトを知らないから?また先に述べた理由からそうしている訳ではないと思いますが)
でもそんなことしたら「音MAD制作感」が減ってしまう!あとめんどくさい!
そんなこんなで妥協案として、ReaperのUIを使いました。映像表現に音楽編集ソフトを持ち出す例は多くはないはず!またAviUtl/Aeを使ってる作者の割合と比べれば、Reaperを使う作者の割合は大きく、違和感なく見やすいのでは?(他のDAW使ってる人ごめん)
まぁ色々書きましたが自己満です。そんな気にしなくてよかったかも。
一方で音MAD制作にあまり関係のないアナログ表現(特に手)を多用していましたが、以下の理由からです。
・「音MAD作者」の存在を動画内で具現化、明示しておきたかった
・物理的に素材に関与することでやりたい放題されてる感→音MADにされてる感 を強調したかった・ちょっと楽しくなっていっぱい使いたくなっちゃった
また「世界観〜」に関しては、いくつかの動画をキーイング・クリッピングで切り抜いて、元動画と同じ位置に配置したり、rikky_blendでいい感じに混ぜました。
あと前パートと重なっている素材(ふーみん(象)、セキ)には同じ色調補正をかけて別の動画の世界に入り込んでる感じを意識しました。(実は前パートでシーンを使い果たしたため、中間出力してPFを移行したからこそできた表現でした)
色調は全体を青寄りにして、シャープ(opencv ラプラシアン)、内側シャドー、発光、走査線などモニターっぽくしてます。モアレも足してみたかったですが、とても作れそうになかったので、適当な映像素材にコロラマかけて合成&ディスプレイスメントマップでちょっと歪めて誤魔化してます。(Aeならプラグインあるらしい…ずるい!)
あと書くことといえば、最後のシーンチェンジ部分なのですが、正直この表現自分で納得いってない!!
実写を使ったこと自体には理由があるのですが(後述)、「トンネルの音MAD」を表示させたスマホに弾かれた画面がぶつかるという表現がテーマに合致していたかというと…うーん…
「世界観の拡張」とそれらしい理由を与えることはできるのですが、
世界観のごちゃ混ぜ→動画間の境界を取り除く→(実写をもっと使いたくなり)編集画面と現実の境界を取り除く?
という流れだったんじゃないかと今振り返って思いました…
また撮影はiPadで行ったのですが、自分の機種だと60fpsで撮れないことに撮影時まで気づかず、「トンネルの音MAD」の背景の線がうまく見せられませんでした。元の音MADの良さを損なってしまったのも辛かったです。
ただこれを撮ったのが締切4時間前だったため、自分の表現を咀嚼しきれないまま採用。
提出後映像を考え直して「トンネルの音MAD」は画面内でスマホに表示し、動画がsm番号に切り替わってシーンチェンジ、としたのですがバシッと決まった感じがせず、結局放送で流したバージョンをニコニコに、このバージョンをYouTubeに投稿しました。
発想に乏しくて悔しいなぁ;;
ちなみに動画内でスマホを使用してないYouTube版は60fpsで撮影できたわけですが、実際撮ってみたところ、映像が綺麗すぎたので没に
画面の発光にノイズ乗るのが雰囲気出てて良かった。
❓
1:21-
概ねテンプレ通りなので大して書くことはないです。
ここを実写にしたかった理由は、
・「視聴者」の存在を動画内で具現化、明示しておきたかった
・最後の「天才ハッカー」をリアルタイムで流してる感を出したかった
ここまでの表現はかなり作者寄りのものでしたが、作者は熱心な視聴者でもあるわけで。
この動画は、見る専の頃からいくつか音MADを見てきて、好きになった作者・動画に対する一視聴者からのファンアートでもあるということをアピールしたかった。
あと視聴者にメタ認知させて動画に巻き込みたかった。こういう大きなイベントで流れるならなおさら。
タイピング素材に「天才ハッカー」を選べたのは我ながらよくやったと思います。
かんたんコメントがいっぱい流れてるよく見る光景ですが、最後に「ここすき」が流れて終わるのこの動画にピッタリすぎる
「これでチェックメイトだ!」も締めの言葉として完璧
最後まで流してこれで締めるのもめっちゃ面白いけど元動画のオチそのまま使うのはダメだろうということで没
放送当日
放送日は確認したので提出ミスの心配もなく、初日も他人事として楽しむことができました!(特にボッチノよかった!)
2日目。アイキャッチが流れる度ドキドキしながら見るわけですが一向に流れず、Bブロック終了
このイベントでは優しかったですが、個人的に生放送でYTPMVが流れるときはコメントが冷めがちなイメージがあったので、変なテーマのYTPMVなんて流れれば「?」「?」「?」と大量に流れてきてもおかしくない、と思っていました。
そんなことになったら普通に泣いてしまうので、目立たないところでひっそり流してくれればと思ったのですが、流れたのはラス9
心臓バックバクでしたが、結果的にはかくにがコメントを盛り上げてくれてその後のコメントも好評でした。まじでよかった。
かくにをはじめとしたみなさん、ご視聴いただき、そしてたくさん盛り上げてくださり、本当にありがとうございました。
別にかくには見てないか
Twitterでも色んな方からコメントをいただけましたし、投稿した動画もいいね・マイリスがいっぱいついて嬉しいです。
皆さんのコメントはもう何回も見返してますし、動画のいいね数一つ増える度に覗きに行くぐらいには細かくチェックしてますよ!
反応してくださった方の中には、使用させていただいた動画の作者さんも何人かいらっしゃって喜びと申し訳なさが…
勝手に動画を使用して本当に申し訳ございませんでした。
最後に
ずいぶん長くなってしまいましたが、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
文章を書き慣れてなく、全体的に冗長だった気がします。読みづらくて申し訳ないです。
動画公開してまもなく、作者が表現の意図など事細かく伝えるのは、視聴者の解釈の幅を狭めるという点で好ましいことではないのかもしれませんが、今回の動画はどうしてもみなさんにそういったことを伝えたかった…
使用させていただいた動画は概要欄のマイリストにまとめてあり、非公開・削除の動画含めほぼニコニコやYouTubeで視聴できるので、ぜひご覧ください!
ただ私の動画作成が遅かったためにみなさんが「特性:ひでり」を見られないことが本当に残念でならない。あの動画は前述した基準に一切当てはまらない、つまりどうしてもみなさんに知って欲しかった動画の一つでした。
投稿頻度はずいぶん低いですが、今の所は動画投稿をしていく予定なので、よければこれからも応援してくださると幸いです。
改めて、「Ditô2o」をご視聴いただきありがとうございました!!
おまけ1 YTPMV^2とかのお話
⚠️書き終わって思ったけどここ考えがまとまってなさすぎる!!! 途中で自分の考え変わってるし
Twitterとかでちょっとした話のタネにでもしていただけると嬉しいです。
・これYTPMV^2なの??
投稿時に一応タグをつけておきましたが、私は違うと思うのでタグロックはしませんでした。
おそらくタグの有無に関心を持たれていないのでしょうが、現時点ではまだタグは外れてないです。
Ditô2oを作るにあたり、YTPMV^2を探したのですが、Youtubeだと検索性皆無。ニコニコでもタグが使われはじめたのはおそらくここ半年で5件しかない。Twitterで検索してちらほら情報が出てくるくらい。
とりあえず視聴履歴にあったものでリストを作ったので、よければやたぷ人の方々はどんどん知ってる動画を追加していただけるとありがたいです。
上記の動画群から
①YTPMV(一般に音MADは含まない?)を素材としている
②元動画を大きく改変することはなく、基本的にクリッピング・マスクで周りの窓や背景を残したまま用いる。
がYTPMV^2の大きな特徴であることが分かるかと思います。(もしこの特徴、特に②から外れているYTPMV^2があったら教えてください!)
特に映像において「いかに元動画の動きや画面構成を活かせるか」という点に重きが置かれているように感じました。
そのため②から外れた編集でも、この意図に沿うことと元動画を使うことには変わりないと思います。
対して「Ditô2o」は、①は置いといて②からも結構外れていると思います。例えば「関数」の映像は自分で一から作ってるし、音声側で再生速度をいじってる関係で完璧な再現にはなっていないです。
意図してる方向は同じですが
またYTPMV^2では、特定の作者の動画だけ用いる、とかはあるかもしれませんが動画間のシナジーが意識されることはあまりないように思われます。(自分の動画でどれだけ表現できたかは分からないけど意識はしてました)
以上の理由から「Ditô2o」(特に後半)はYTPMV^2ではないと思っています。
みんなはどう思う?
・「Ditô2o」の類似動画
じゃあこの動画のジャンルはなんなの
答えとしては、
「音MADが素材シリーズ」という大きな括りにまとめられたまま細分化されてない
ってところじゃないかなと思ってます。
知名度の高い似たジャンルはあります。
いわゆる「合作のまとめパート」
↑実際これにかなり影響を受けている
↑こっちは各パートから表現を細かく抽出して混ぜてる感じ
元動画を自分で選んでいること以外大きな違いはないのでは?
ただ単品で投稿されることは少ないのでタグは作られてない(ないよね?)
あと「音MADが素材シリーズ」に似た構成?の動画がいくつかありました
↑こんなんもう同じじゃん
〇〇シンセサイザーシリーズって初めて見た
UVRが出たのも最近だしこういう動画使わないと厳しそう
↑こっちは元動画を広く解釈して再現してる感じ
↑ちょっと遠い?音MADじゃない動画も使ってるし
ただ同ジャンルとして扱いたい気持ちがある
↑Haunted Danceパート 自分の動画を素材として使ってる
こういう動画を一つのジャンルとして括りたい!
なんか共通した特徴がある気がするんだけど…
映像を含めた音MADのサンプリング?
なんか書いてて思ったけど、「Ditô2o」を新ジャンルに仕立て上げたかっただけで、別にYTPMV^2として考えちゃってもいいのかもしれない。
でもやっぱ「音MADが素材シリーズ」は広すぎる!
需要ないのかもしれないけどもうちょっと細分化したいよ!
書き忘れたけど音MAD-mixもかなり近いところに位置してると思う!
話まとまんなかったけど次いくよ
・この形式面白くないですか!?
ここまでの制作後記でいっぱい伝えてきたつもりなんですけど、一個書けてないことがある!
ここ!
音声だけだと、右上の動画が声からワープスターのSE作ってるぐらいで、他の動画は原曲流してるだけで音MAD要素がまるでない!
映像がつくとちゃんと音MADを素材にしてる感が出てくる!KINTAMAとかこの感覚特にわかりやすいんじゃない??(そういえば中央と下の動画音MADタグついてなかったわ)これうまく言語化できないんだけどすごい面白くない!?面白くなかったらごめん
あとこの形式色んな方向に広げられると思うんです!
使う動画の素材揃えたり、テーマオールスターやったり、もっと動画間のシナジーを重視して文脈を意識してみたり。
YTPMV^2について語ってきたけど、別にYTPMVじゃなくて普通にセリフ合わせとかやるのも同じくくりでいいと思う!
キメラセリフ作ったり、引っ張ってきたり、特定の動画で生まれてるセリフの文脈を拾ってきたり。
自分より音MAD見てて、そういうことが得意な作者さんはきっといっぱいいるはず!
動画のお礼メッセージにも書いたけど
こういう音MAD/YTPMVもっと見たいからみんなも作って!!!!!
おまけ2
こんな長く拙い文を読んでくださった方々のために!備忘録も兼ねて本動画で使用した技術とかtipsを置いときます!
ここだけ読んだら怒るよ💢💢
普段音MAD作者と全然交流できていないので、何が常識で何を皆さんが知らないのかよく分からない… とりあえず良さそうな情報を手あたり次第書いときます
音声
VST
音作り全然覚えてないしとりあえずvst貼っとけばいいよね
いつの間にか無償配布でもらった有料vstがだいぶ増えてきた…
知識ついてくればどれがいらないか分かってくるので、それまでは手当たり次第貰っとくのが無難
例えばちょい前にizotopeが新しいTrash出してて、フリー版もあるから貰っとくといいですよ(自分はまだ使ってないけど)
Chillout with Beatsトップ - Chillout with Beat
ここマイナーな無料vstとかお得情報をほぼ毎日紹介してるからちょこちょこ覗いてる
※ここから先の項目やたぷとか原曲不使用作らない限り飛ばしていいかも
オーバーサンプリング
Reaperにはどんなプラグインでもオーバーサンプリングできる機能があります!
オーバーサンプリングについての詳しい解説は省きますが、簡単に言うと「重くなるけど性能が良くなる」
主にサチュレーション、コンプレッサー、マスタリングで効果的です。
ただ細かいことを言うと、Reaperでオーバーサンプリングが可能なことと、高いサンプリングレートで動かすことがプラグイン側で考慮されているか、という話は別。バグで音が出なかったり、挙動がおかしかったりすることがたまーにあります。そのため
最高でも4倍で使うのが無難かな〜と思ってます。
ベース・キックの処理
基本キックは触らずにベースだけ削ってます。
ダイナミックEQ(サイドチェイン)で低域の被りを削る→普通のダッキングをちょっとかけて「ダッキングしてる感」を出す→位相を合わせる→RMサイドチェイン
って感じです。流石に訳わからないと思うので解説します。
①ダイナミックEQ(サイドチェイン)
ダイナミックEQを一言で言うと「コンプレッサー機能を持つEQ」です。指定した帯域の音に対して、コンプレッサーのようにスレッショルドやアタック・リリースなどを設定し、それに沿ってEQのゲインが動く。
これをサイドチェインで使用するとトリガーを変えることができます。今回の例ではキックの低域が鳴った時にベースの低域が下がります。
使うバンドは大体2,3個で、キックが下で鳴るイメージを目指します。
私はMDynamicEQを使用していますが、フリーのものだと「TDR Nova」でも同じことができます。
Tips:mix中にキックの音量を変えようとするとサイドチェインのかかり方も変わってしまいます。なので適当なトラックを作成しておき、キックのトラックから「フェーダーの前(エフェクトの後)」の設定でセンドしておくと、サイドチェインのトリガー用として使いやすく便利です。
②ダッキング
こっちは帯域関係なく、キックに合わせてベースの音量を下げます。
コンプレッサー(サイドチェイン)や音量のテイクエンベロープなどいくつか方法はあると思いますが、私はこちらのプラグインを使用しています。
パラメータが2つ!楽!
調節の目安としては「なんかうねってる」ぐらい
ここは好みだと思うので好きにしたらいいと思います。
ちなみにこのプラグイン導入がよくわからず苦戦した記憶があります。がんば!
③位相を合わせる
「位相」にはいくつか意味があるのですが、ここではReaperでめっちゃ拡大して見たときの音声波形の関係性を指しています。
下の画像の赤い曲線をキックの波形、青をベースの波形、緑を二つ合わせたときの波形と考えてください。(横軸が時間軸、縦軸が音量)
こういった波形の時間軸上のズレを直していい感じにすることを「位相を合わせる」と言っています。(とても雑な説明してます!音楽ちゃんとやってる人許して!)
波形がこんな単純なら人力でやってもいいのですが、もちろんそんなことないです。一回やったことあるけど人間がやる作業じゃないです。まじで。
なのでプラグインにやってもらいます。MAutoAlignはワンクリックでいい感じにしてくれます!(微妙でガチャやる羽目になることもあるけど)
セール時に約3000円で買えました!
フリーでこんなことできるプラグインは流石にない…と思ったのですがJSFXで近いことやれるかも!
ざっと見ただけでどう使うかいまいち把握してないから誰か使って教えて! (ほんとReaperすごいな…)
④RMサイドチェイン
細かい原理は正直理解してない!
「ベースの波形を無理矢理キックにハマるように変形する」イメージを持っています。
これ使うとベースキックそれぞれソロで聴いた時と同じように聞こえるので本当にすごい。
ただこれだけ使うとそれぞれが独立している感じがして少し違和感がある… そこで②の処理で「ダッキングしてる感」を足しています。
自分でルーティン組んでもいいんですけどめんどくさいのでプラグイン使いましょう
今回は後者を使いましたが、今見たら前者は機能が増えて調整がしやすくなってそうです。
これでベースの処理は終わりです。
ただちょっと悩んでるのが③,④の処理とドラムバスに対する処理の両立がかなり面倒なこと。多分次回以降は処理変えます。
ドラム ピーク 一工夫
疲れたから音声編終わり
みんなももっと技術共有して!
最近音声の自信なくなってきて迷走してるしリバーブとかまじで分かんないから誰かに聞きにいくかも
映像
グラデーション
・これとグラデーションエディタ(R)を使うときれいなグラデーションが作れる。
・グラデーションの幅を大きくしたときに出てくる溝みたいなやつ(トーンジャンプ)、Type4のノイズをちょっと(強さ2.0ぐらい)かけるとごまかせる。
ディスプレイスメントマップ(β)
標準のものと違い、マップにレイヤーを指定できる。
使うシーンを減らせるし、マップを変えるのにいちいちシーンを行き来する必要もない。
モザイクをかけたaqu子をマップとして細かくディスプレイスメントマップを重ね掛けしてます。
危険な山田葵+aqu子のところ
以前エロう丸さんが共有されてた極座標変換の間にエフェクトを挟んでみるやつ どこで見たのか覚えてない…
カクカク移動
最後の「スーパーノノムラブラザーズ」のところとか
リファレンス
というか今振り返ると影響受けてそうだなーってやつ
もうちょいあったと思うんだけど忘れちゃった
以上!!!
バカ長くなったけど読んでくれた方本当にありがとうございます!!!
質問等何か気になることあればお気軽にどうぞ!!
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