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飲食店に勤めていた僕ですが、実は去年より教育現場に戻りました。
飲食店の前は塾業界にいましたが、今回は学校教育の現場にいます。

着任と同時に高校2年生の担任を持ち、今年はそのまま持ち上がり高校3年生の担任を持っています。

正直、大変なことの方が多いです。
ただ、飲食業界に勤め、一度教育業界を離れた僕にとっては、やはり自分のやりたい、楽しいと思える仕事は教育なんだなと感じています。

さて、去年のクラスは僕にとっては初担任ということもあり、非常に思い入れも深く、生徒も盛り上げてくれ楽しく、修了式の日には「寂しい」と思えるような忘れることのないクラスになりました。

楽しく過ごせた1年であった反面、自分の力不足を感じる1年でもありました。
学校教育は初めてで、その学校の特色、1年間の流れなど知らないことが多過ぎたまま走り抜けるようなものでした。
できないことや知らないことが多く、周りの方々に支えられ続けました。

できないことが多いと分かっていた僕は、「これだけは絶対に守ろう!」と心に決めていたものがあります。

それが「誰に何と言われようと、誰に何と思われようと自分のクラスに誰よりも熱を持つ。」ということです。

こんなこと言うと、「ただの熱血かよ。」と思われるかもしれませんが、去年の僕には、他の先生方と渡り合えるものはこれしかありませんでした。

行事も生徒と一緒になってはしゃいだり、放課後に一緒になって遊んだり色々としました。(笑)

それが保護者にも伝わったのか、お世辞なのか分かりませんが(お世辞説が9割です)、最後の保護者面談では「このクラスが一番楽しそうで盛り上がってるって、他のクラスの保護者の間で話になってますよ。」や「来年もウチの子の担任持ってください。」と言っていただけることが多かったです。

また、進級してから初の保護者会があった際には去年のクラスの保護者から「なんで先生が担任じゃないんですかぁ!」って冗談ではありますが、言っていただけました。
そのような冗談が飛ばせるような関係性を築くことができたことが、僕としてはやることは間違ってなかったのかなと思えました。

今年も僕の中でやることは変わりません。
去年と違うのは、今年は分かることが増え、多少心の余裕ができたということです。

教員の心が緩んだときに生徒の生活も崩れると感じています。
今年は先述の通り、心の余裕ができました。ですが、自分自身が去年の自分の想いを忘れないことが、今の僕には必要だと感じています。
そのために今この文を書いています。

自分が自分の芯を、想いを、熱を忘れないように、立ち戻れるように。

今年も去年と変わらず頑張ります。
彼らがどんな姿で旅立っていくのか、次のステップに向けてどんな背中を押してあげられるのか。
主役は生徒ということを忘れずに、時に手伝い、時に引っ張れる存在になれるように頑張ってまいります。


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