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どうして英語を話せないんだろう?


はじめに

記憶をたどると中学校1年の頃から英語の授業を受け始めたと思う。それから中学、高校で6年、大学でも最初の2年は授業を受けていたから合計8年。生まれたばかりの赤ん坊が小学生低学年になるくらい長い年数を費やしたのに、満足に話せない。とても悲しい現実。だけど、その現実に向き合おう。

読めるんだけど、話せない

学習科目としての英語はどちらかというと得意で、もう古い話だけどセンター試験でも大学の二次試験でも結構できたと思う。だから、基本文法は分かるし、TIMEのような難しい英文は読めないにしても、TOEICに出題されるような文章なら読める。でも、読めるけど話せない。学校の授業では文法と簡単な英作文とReadingが中心で、英会話した記憶がないから当然と言えば当然なのだけど。たとえば、「お盆休みに実家に帰ります」と言いたくても、実家を何ていうのか分からず固まってしまう。だけど、I'm going back to parents' house in Obon holiday.  こんな風に書かれればお盆に実家に帰ることはすぐわかる。万事がそう。読めるんだけど話せない。

語彙力(日本語→英語)

近頃、オンライン辞書や英語ブログがあるから、Googleでちょっと調べれば言いたいことを英語で何といえば良いかはすぐにわかる。だから、少しの時間さえもらえればだいたいのことは話せる。だけど、会話ではその少しの時間の猶予がない。そう、結局、Googleに頼らなくても瞬時に取り出せる英語の語彙力があるかどうか、それに尽きるんだと、近頃思う。学校の英語教育はInputに特化していて、Outputの機会に乏しい。だから、英語→日本語の語彙力はそこそこ使えるレベルに育つけど、日本語→英語の語彙力は悲しいほどに育まれない。そこはどうしても自助努力が必要になる。

ラジオ英会話

2022年の初め、国際学会で発表することが決まった。不安だから、それからいろいろなアプローチで英語に触れる機会を増やそうと努めた。オンライン英会話、週刊英字新聞、Netflix、YouTube、Cambridge English Readers、ラジオビジネス英語、ラジオ英会話。それぞれ長所短所があるけれど、結果的に一番長続きして、そしてためになると感じるのは「ラジオ英会話」。NHKのラジオ番組なのでアプリ「NHKラジオらじる★らじる」をダウンロードすれば放送から1週間、いつでも聴きたいときに無料で聴ける。1回15分と短時間で、毎回短いダイアログを基に使える会話表現をたくさん紹介してくれる。そして、適度にゆるいから毎日気軽に聴き続けられる。最初はラジオビジネス英語を聴いていたけれど、内容が少し難しく、堅いから半年でドロップアウトして、11月からラジオ英会話に乗り換えてもう9か月。毎週末、新出表現をエクセルにメモしてクラウドに保存し、空き時間にスマホで復習するようにしている。そのエクセル単語帳はいま約600単語。どれだけの英単語が定着したら「英語を話せる!」と思えるのか分からないけれど、今しばらくはこの方法で語彙力を増やしていきたいと思う。


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