【全部妄想】定住民である私が遊牧国家のあるあるを妄想してみました

・定住党と遊牧党の二大政党制である

・現在は定住党が政権の座についている

・定住党にも穏健派がいて、彼らは自身の選挙区で支援者とともに汗血馬に跨り、馬乳酒を嗜む

・遊牧党のドンが億ションを購入したことが露見したのをきっかけに政権交代が発生した

・定住党の議員が開催するパーティーに、毎度不動産会社の社長とか農協のお偉方が顔を出している

・「遊牧党の議員は選挙期間中だけ馬に乗っていて、当選すると途端に車で移動するようになる」という定番の風刺があり、新聞のコラムや落語の枕などで多用される 

・風刺画において、定住党の議員は辮髪姿で描かれることが多い

・定住党のドンが離反して遊牧党の穏健派と連立を組んで政権をとった事例がある

・その際、新党の名前が「定住遊牧党」になって、どっちだよという話になり政権は短期間で崩壊した

・遊牧党の総裁は海外の大学院を出ているエリートだが、幹事長は秘書上がりの叩き上げである

・定住党の議員はしばしば街頭演説などで「私は今でこそ定住しているが、実は根っからの遊牧民で…」といった口上を述べ、岩盤遊牧層への配慮をする

・選挙期間中、遊牧党の幹事長は党の候補者の応援演説をするために馬に乗って全国を駆け回る。その際、馬の鞍の下に馬肉を仕込んでおき、自分の体重と馬の運動で肉を潰してタルタルステーキを製造することが伝統となっている。開票後の選挙特番では、日焼けして真っ黒になった幹事長が、事務所の支援者たちと共にタルタルステーキを食べながら当選祝いをする光景がたびたび報道される

・かつて定住党には、遊牧党出身の父を持つカリスマ政治家が存在した。遊牧党員の息子が定住党員になることは当時異例であった。彼は遊牧党員が多く住む草原のど真ん中まで道路を建設し、馬から車への乗り換えを推奨してまで、定住の素晴らしさを説こうとした。彼の原動力は、故郷の否定であったとされる。現在の遊牧党員でも彼を慕っている者は多い

・遊牧党が最多議席を獲得して政権の座についたこともある。しかし、結局は定住民に配慮しながらの政権運営を強いられ、過激派の遊牧民から「今の遊牧党は馬じゃない。定住民に手綱を握られたロバだ」と揶揄される。結局、遊牧党員の離党が相次ぎ、遊牧党総裁は内閣総辞職を余儀なくされた




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